自転車のヘッドパーツの交換方法!取り外し方・取り付け方!

自転車のヘッドパーツの交換方法!取り外し方・取り付け方!

ヘッドパーツの交換方法はどのようにするのでしょうか。ヘッドパーツの種類や交換することによる効果、交換に必要な専用工具などをご紹介します。また、ヘッドパーツの取り外し方や取り付け方、交換時に注意する点についても解説していきます。

記事の目次

  1. 1.ヘッドパーツ交換のための基礎知識
  2. 2.ヘッドパーツの種類
  3. 3.ヘッドパーツの交換①必要な工具
  4. 4.ヘッドパーツの交換②準備作業
  5. 5.ヘッドパーツの交換③取り外し方
  6. 6.ヘッドパーツの交換④取り付け方
  7. 7.まとめ

ヘッドパーツの交換③取り外し方

Photo by gtknj

さあ、ここまで来れば、あとはヘッドパーツの交換作業です。まずは、ヘッドパーツの取り外しを行いますが、ステム、フロントフォークを取り外した段階で、ヘッドパーツの一部は取り外れている状態です。このとき、バラバラになってどの順番に装着されていたかがわからなくならないように、ベッドパーツのセットと上下の順番をきちんと覚えておきましょう。

上玉押し・ベアリングの取り外し

Photo byminthu

上玉押し、ベアリングを取り外します。ステム、フロントフォークを取り外した時点で、上部の上玉押しとベアリングは、すでに取り外れている状態です。セットの順番をきちんと確認しておくようにしましょう。また、下玉押しはフロントフォークに圧入されている状態になりますので、下ワンの下にあるベアリングを取り外しておきましょう。

ワンの取り外し

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ベッドパーツの交換の最終工程は、ワンの取り外しです。上下のワンは、ヘッドチューブに圧入されており、これを取り外すには、ヘッドワンポンチというヘッドパーツを取り外すため専用の特殊工具が必要となってきます。ヘッドワンポンチをヘッドチューブに差し込み、はめ込んだ後、ハンマーでたたくなどしてワンを取り外します。

ヘッドパーツの交換④取り付け方

フリー写真素材ぱくたそ

ヘッドパーツが取り外せたら、今度は新しいヘッドパーツの取り付けです。まずは、ワンの取り付け、その後ベアリングや上玉押しなどを取り付けます。そこまで来たら、ステム、フォークを取り付け、ブレーキのワイヤー類をもとに戻して完成です。
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ワンの取り付け

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まず、ヘッドチューブにワンを取り付けます。ワンはヘッドチューブに圧入する形で取り付けますので、ヘッドワン圧入工具というヘッドパーツの装着専用の特殊工具が必要になります。ヘッドワン圧入工具のレバーを回転させながら上下のワンをヘッドチューブに平行に圧入していきます。しっかり固定されれば、圧入完了となります。

上玉押し・ベアリングの取り付け

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上下のワンが圧入できましたら、その他のヘッドパーツをセットしていきます。フロントフォークに下玉押しとベアリングを取り付け、そのままヘッドチューブに挿入します。その後、上部のベアリングや上玉押しなどをセットします。フロントフォークの重みで、ヘッドチューブから抜け落ちる可能性がありますので、フロントフォークを支えながら作業を行います。ヘッドパーツがバラバラにならないように気をつけます。

メンテナンスをする場合①グリスアップ

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ヘッドパーツの交換をしているときに同時にメンテナンスを行う場合は、ベアリングの取り付け時点でグリスアップを行います。上下のベアリングにグリスを均一にまんべんなく塗り込み、上下のワンにセットするようにします。また、セット後にも上からグリスを塗っておくことでグリスアップ効果が期待ができます。

メンテナンスをする場合②玉あたりの調整

Photo by TAKA@P.P.R.S

フロントフォークをはめ、ステムを取り付けたら、玉あたりの調整を行います。玉あたりの調整は、ステアリングにとって重要です。キツすぎるとステアリングが動かなくなりますし、ゆるすぎるとガタガタとしてしまいます。ブレーキをかけた状態で前後にゆすり、ほどよい堅さに調整します。

ロックナットの取り付け

Photo byRobertoChignoli

ロックナットを取り付け、ブレーキのワイヤー類をもとに戻して完成です。ロックナットの締め付けには調整が必要ですので、慎重に行います。ブレーキのワイヤー類を取り付けたら、ブレーキの効きやズレなどの確認作業も同時に行っておきます。

まとめ

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ヘッドパーツの交換は、ヘッドワンポンチやヘッドワン圧入工具など特殊な専用工具が必要となり、ややパーツ交換の部類でも難易度の高い作業になります。しかし、専用工具さえそろえてしまえば、ヘッドパーツの交換だってできるようになるのです。いろいろな部品を自分で交換したりメンテナンスしたりすることも自転車乗りにとっての楽しみの一つ、機会があればぜひ挑戦してみてくださいね。

amnsir
ライター

amnsir

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