那須高原(なすこうげん)ロングライドの全7コースの特徴
那須高原(なすこうげん)ロングライドのコースは、上級者から家族連れまで楽しめる幅広い難易度のコースがあり、全部で7種類用意されており、途中で短縮できるコースなども配慮されています。
①ヒルクライム100
1.ヒルクライム100 スタート地点から約15kmは緩い上りが続く林間コース。フラワーワールドの交差点から本格的な上りとなり、一気に視界が開け、茶臼岳・旭岳の那須連山が眼前にそびえ立つ。那須どうぶつ王国を右に見て、甲子道路のアップダウンを経てボルケーノハイウェイから大丸温泉を通過し、スタートから約30kmのコース最高地点の峠の茶屋へ(標高1,462m)。 下りは先頭固定で殺生石・湯元温泉を通過し、一軒茶屋までは下りが続く。ここから那須高原スカイラインで板室まで、さらに板室街道を下り、青木を左折し、りんどう湖を目指す。りんどう湖からりんどうラインで伊王野へ。国道294号線を北進し、芦野からゴールの黒田原に戻る獲得標高約2,000m、距離約107kmのコース。
特徴はなんと言っても海外ツールに匹敵する約100kmという距離設定にあります。延々と続くかのような那須路や「峠の茶屋」への長いヒルクライムが特徴です。
那須高原ロングライド。2017
— みず (@FMizunuma) July 9, 2017
完走!!!楽しかった!!!
ありがとうございましたっ!!!#那須高原ロングライド #那須 #ロードバイク #峠の茶屋 #うなぎり pic.twitter.com/qOFe1ri8ec
峠の茶屋の標高は「1462m」
エイドステーションでの休憩や補給などが挟めますが、約100kmという距離にプロの選手や上級者のサイクリストたちにも大人気なコース
約100kmと海外のツールにも顔負けしない上級者コース!
ヒルクライム100
- 距離約107km 「獲得標高約2000m」 足切り時間有り
- ※1日100km程度の山岳系を走行経験ある方のみ参加可能な上級者コース
- 募集定員 700名 参加費 大人 9000円(駐車場有) 中高生 4500円
②那須DAKE80
2016年に新設されたコース「那須DAKE80」は「ヒルクライム100」にも引けを取らない難易度です。
2.那須DAKE80 スタートから約30km先の峠の茶屋(標高1,462m/標高差1,133m)を目指すヒルクライムコースと同じ上級コースで、チャレンジコースを制覇したサイクリストにアタックしてほしいコース。峠の茶屋には行きたいけれど、板室までは距離が長いのでヒルクライム100コースはちょっと・・・と考えるサイクリスト向けの山岳コースです。 八幡(標高1,040m)から約5kmで標高差約420mを一気に駆け上がるヒルクライムです。 一軒茶屋からはチャレンジコースに戻る那須エリアだけを走るコースです
約80kmと走り応え十分の上級者向けコース!
かおり風景100選にも選ばれている那須高原の約20万本のツツジ。ヤマツツジやレンゲツツジの鮮やかな花が訪れる人の目を楽しませてくれます。八幡つつじ園地の展望台からは那須連山とツツジ集落を一望することができますよ。ツツジの甘い香りを満喫しながら、初夏のハイキングを楽しんでみませんか。 pic.twitter.com/KTUaQVELV4
— 日本アロマ環境協会(AEAJ) (@aromakankyo) May 22, 2018
ツツジで有名な標高1040mの「八幡」
那須DAKE80
- 距離約80km 「獲得標高約1520m」 足切り時間有り
- ※1日80km程度の山岳系を走行経験ある方のみ参加可能な上級者コース
- 募集定員 300名 参加費 大人 8000円(駐車場有) 中高生 4000円
※峠の茶屋までのヒルクライム
最初の「峠の茶屋」までの35kmの上りですが、初めの20kmくらいは緩い斜度の上りなのですが、残りの15kmは斜度が8~10%と急激に上がりますのでペース配分など注意が必要です。
③苦行の先にある素晴らしい風景80
他の那須高原(なすこうげん)コースとは違う「苦行の先にある素晴らしい風景80」
3.苦行の先にある素晴らしい風景80 那須高原コースとは異なり、松尾芭蕉が歩んだ里山を走り、雲厳寺などを巡る里山歴史探訪&丘陵コース。とはいえ距離83.1kmで獲得標高が1129m、12%勾配の峠越えと15%勾配の御亭山へのヒルクライムがある苦行の道。中・上級者向けのコース設定となります。今年から御亭山(こてやさん。標高512m)南入口から15%の勾配のきつい2.2kmを山頂へ向かうコース設定。山頂は天候の良い時には富士山が見える絶景ポイント。※この御亭山(激坂)を上らない「御亭山には行かないコース」の設定があります(距離78.6km/獲得標高963m)。苦行のエリアをクリアすると、そこには北海道と見違わんばかりの素晴らしい風景が参加者を迎え、苦行の疲れも感動で瞬時に忘れさせてくれます。また直ぐに訪れたくなる美しい丘が待っています。
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— ゆたりやの亭主 (@yasumine0318) October 27, 2018
雲厳寺(大田原)へ
薪能を観たかったけど
帰って来た。
紅葉も11月かな・・・
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CMでもお馴染みの「雲巌寺」
自転車に乗りながら那須の歴史や景色を存分に堪能できるコースになっています。
距離約80kmの那須の歴史探索ができ、天気に恵まれれば富士山も見える中級者コース!
※最初の苦行坂で満足した方や難しいと感じた方は「御亭山には行かないコース」が設けられています。
満足したり無理だと感じた方にも配慮されています。
苦行の先にある素晴らしい風景80
- 距離約83km 「獲得標高約1130m」 足切り時間無し
- 「御亭山に行かないコース」 距離約78.6km 獲得標高約963m となっており、チャレンジする、しないは個人の自由となっています。
- 募集定員 500名 参加費 大人 7000円(駐車場有) 中高生 4000円
④チャレンジ70
長い下りで高速に過ぎて行く那須の景色を堪能できる「チャレンジ70」
4.チャレンジ70 スタートからフラワーワールドを経て、甲子道路終点の八幡(標高1,040m)までヒルクライムコースと同じ。ここから殺生石、一軒茶屋と長い下りが続き、りんどう湖からはヒルクライムと同じコースでゴールに戻る約70kmのコース。スタートから約25kmで標高1,040mまで上る
おはようございま~す☆彡
— 北斗七星 (@ho9107sei) August 6, 2016
那須フラワーワールドへ行ってきました(*^▽^)ノ
よい週末を~♪ pic.twitter.com/SWWPbFi76H
定員数が2番目に多い、初めて参加する方にオススメの中級者向けコース!
チャレンジ70
- 距離約70km 「獲得標高約1110m」 足切り時間有り
- ※1日70km程度の山岳系を走行経験ある方のみ参加可能な中級者コース
- 募集定員 550名 参加費 大人 7000円(駐車場有) 中高生 4000円
⑤エンジョイ55
ヒルクライムがない「チャレンジ55」
5.エンジョイ55 スタートからフラワーワールドまではヒルクライム100・那須DAKE80・チャレンジ70と同じだが、上りに入らず左折して池田からりんどう湖を目指す。りんどう湖からゴールまではその3コースと共通。 長い上りのない走りやすい約58kmのコース。
ヒルクライムは苦手だけど、那須の道を楽しみたい方にオススメの初心者コース!
エンジョイ55
- 距離約58km 「獲得標高約580m」 足切り時間有り
- 募集定員 550名 参加費 大人 6000円(駐車場有) 中高生 3000円
⑥ファミリー35
家族や友達とのんびり那須を堪能できる「ファミリー35」
6.ファミリー35 エンジョイ55と同じコースを走り、大会本会場の南にあるショートカットコース(プランB)でゴールに向かう35kmのコース。のんびりと那須高原を楽しめるコースで、初心者やファミリー向けのプランとなっています。
家族連れや友達と参加するのにオススメな初心者向けコース!
ファミリー35
- 距離約35km 「獲得標高約350m」 足切り時間無し
- 募集定員 100名 参加費 大人5000円(駐車場有) 中高生 3000円
⑦どうぶつ王国満喫BBQ50
自転車に乗らない家族や友達とも楽しめる「どうぶつ王国満喫BBQ50」
7.どうぶつ王国BBQ満喫50 2019新設!自転車に乗らないご家族、お友達はご自身のお車で先にどうぶつ王国で園内を楽しみながらライダーと待ち合わせ!お昼は一緒にバーベキューを楽しめるプランです。那須の素晴らしい眺望をご家族も!バーベキュー&ソフトドリンク食べ飲み放題! 自転車に乗らないご家族、お友達もライダーと一緒に那須の魅力を満喫して、思い出作りができる新プランです。もちろんソロや、サイクリスト同士でのエントリーも可能です。
自転車に乗らない家族や友達と那須を満喫できる思い出づくりコース!
どうぶつ王国満喫BBQ50
- 距離約51km 「獲得標高約600m」 足切り時間無し
- 募集定員 100名 参加費 大人 8500円(駐車場有) 中高生 5500円 小学生以下 4500円
- どうぶつ王国で待ち合わせ 参加費 大人/中高生 2500円 小学生以下 1500円 幼児 1000円
那須高原(なすこうげん)ロングライドまとめ
まとめ
- 2011年から2019年の今年で9回目の那須高原(なすこうげん)を舞台としたサイクルイベント
- 日程は7月の1週目、もしくは2週目を使用し「土曜日に前夜祭」、「日曜日にサイクルイベント」
- 4月中旬から5月中旬に申し込みを開始していて参加定員「約3000名」
- 前夜祭や18ヶ所に設営されているエイドステーションなどが地域が一体となっているサイクルイベント
- コースは全7種類あり、距離や難易度、走行するコースなどが異なります
最後に
那須高原(なすこうげん)ロングライドは初回開催から9年目と歴史は浅いですが、上級者から家族連れまで幅広いコースが配慮されていたり、数多くのエイドステーションが設けられていたりと、地域が一体となって成功させている事が伝えられたかと思います。「日本一参加するのが難しいサイクルイベント」と言われているのも納得です。
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1番募集定員が多く、1番人気のある「ヒルクライム100」毎年、プロの選手など多くのサイクリストが参加するコース!