トライアスロン用バイクの種類
TTバイク
特徴
TTバイクはフレーム自体が前に傾いておりサドルの位置もロードバイクより前に位置しています。さらにDHバーという特殊なハンドルバーがついており、これにより効果的な空気抵抗の削減ができるためまっすぐな平地でより速く走ることができるようになっています。見た目も他のバイクにはあまりないエアロな見た目なので人気があります。
価格
価格は安いものでも10万円を超えるものから高額なものだとかるく100万円を超えてきます。またフレームセットのみで価格が30万円を越えるたいへん高額なものもあります。基本的にはロードバイクと同じような価格帯ですが特殊な設計のためスポーツバイクの中では比較的高額な傾向にあります。
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アメリカのスポーツバイクブランドFUJIのTTバイクフレームセットです。より速くをコンセプトに3年の開発期間を得て完成させたFUJI最速のTTバイクです。
ロードバイク
特徴
ロードバイクはスポーツ自転車の中でもっとも速く走れる自転車です。国内でも非常に人気があり様々なレースが開催されています。タイヤがとても細く、ドロップハンドルという牛の角のように大きく湾曲した変わったハンドルバーがついているのがロードバイクの特徴です。フレーム自体もアルミやカーボンなど様々な素材が使われています。
価格
価格はそれこそピンからキリまであり安い初心者向けのエントリーモデルで10万円程、ツールドフランスなど世界のトッププロたちが使うものだと100万円以上します。特に人気の価格帯は30万円〜40万円前後のミドルグレードと言われるモデルで性能のバランスがよく、デザインもさまざまなのでベテランのみならず初心者にも人気です。
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ビアンキのエントリーアルミロードです。乗り心地も良くロングライドにおすすめです。コスパも高く初心者にもおすすめです。
TTバイクとロードバイクの違い
フレーム
フレームの違いとしてTTバイクのフレームは扁平な形が多く飛行機の翼なような形になっています。それに伴いフォークやシートポストも扁平なので振動吸収性があまりよくなく乗り心地も悪いです。一方ロードバイクはパイプの形が丸か四角が多く、素材も価格が高額なものだとカーボンを使用していて振動吸収性に優れ乗り心地もよいです。
用途
TTバイクの目的はTT(タイムトライアル)競技です。空気抵抗を削減して高速で走ることが目的なのでトライアスロンだけを行うのであればTTバイクがおすすめです。一方ロードバイクは集団で走るロードレースが目的です。ロードレースでは平地だけでなく山岳などの登りもこなさなくてはいけないので操作性の良さや、フレームの軽さを生かした走りが求められます。
乗り方
TTバイクはDHバーと呼ばれる特徴的なハンドルバーを使用し、深い前傾姿勢をとってペダルを回します。また振動吸収性にあまり優れないため段差などがある街乗りには不便です。一方ロードバイクはクロスバイクなどに比べやや前傾姿勢ですが、アップライトな乗り方もできるのでロードレースのみならずツーリングや街乗りにも使用できます。
どちらがいい?
TTバイク
一部の大会ではTTバイクが禁止という大会もありますが(例・野尻湖トライアスロン)どちらのバイクで出場しても問題ありません。TTバイクの方がDHバーを使うので空気抵抗がより削減でき、速く走れます。ポジションもTTフレームの方がこの点に関しては調整の自由度が高くなります。
ロードバイク
ロードバイクは乗り心地がよく汎用性も高いです。またポジションもステムやシートポストである程度調節できます。またDHバーも後から取り付けられるのでカスタムしてTTバイクに近づけることも可能です。TTバイク程ではないですが空気抵抗の削減も考えられているので、比較的深い前傾姿勢で高速で走ることにも向いています。
結論
トライアスロン競技にしか出ない、バイクが得意、というのであれば迷わずTTバイクの方がおすすめです。一方でDHバーが怖い、ロードレースに出たい、ツーリングなどのんびり走りたいというのであれば汎用性も高く乗り心地のよいロードバイクをおすすめします。また初心者の方はバイクの操作に慣れていないので操作性がよいロードバイクを選びましょう。