デュアルコントロールレバーの使い方
デュアルコントロールレバーの構造
デュアルコントロールレバーは左右ともに二重構造になっていて、それぞれに役割があります。パッと見ではわかりづらいですが、大きいレバーの内側に小さいレバーがあり、大きなレバーを操作する時には小さなレバーも連動して動く仕組みです。小さなレバーは変速する時のみ単体で操作します。画像を加えながらくわしく見ていきましょう。
ブレーキの掛け方
普通の自転車と同じく、手前にレバーを引くとブレーキが掛かります。右側がフロントブレーキ、左側がリアブレーキなのも一般的な自転車と全く一緒です。
変速のやり方
ここからがデュアルコントロールレバー特有の操作方法です。まず左右で共通なのが、レバーを指先で押して内側に倒すことで変速する仕組みです。大きなレバーと小さなレバーでギアを重くしたり軽くしたりできるデュアルシフト構造になっています。
ギアを上げる(重くする)
右側の小さいレバーのみを内側に倒すことで後側変速機(リアディレイラー)のギアが上がり、重くなります。
左側は大きなレバーを小さなレバーごと内側へ倒すと前側変速機(フロントディレイラー)のギアが上がります。俗に言うアウターギアの状態で、主に高速巡航したいときに使います。
ギアを下げる(軽くする)
右側は大きなレバーを小さなレバーごと内側に倒すことで後側変速機(リアディレイラー)のギアが下がり、軽くなります。
左側は小さなレバーのみ内側に倒すと前側変速機(フロントディレイラー)のギアが下がります。俗に言うインナーギアの状態で、主に登坂などの負荷のかかる場面で使います。
同じ構造のレバーでも、右と左でギアの上げ下げが逆になるのね。頭が混乱しちゃうよ。
そうだね。でも実際に乗って繰り返し操作しているうちに慣れるんで大丈夫。頭で考えるより身体で覚えるのが一番だよ!
安全な場所で練習しましょう
まずは使い方に慣れることが重要です。あまり人や車が来ない安全な場所で練習してみましょう。最初は戸惑うこともありますが、何度か操作を繰り返すうちに自然と身体が覚えてくれますよ。
まとめ
今回はデュアルコントロールレバーの特徴や使い方を中心に紹介しました。ハンドルから手を離さずに変速やブレーキングができるので、ライダーにかかる負担が少ないのも大きなメリットです。少し複雑なので頭で考えると難しいように感じますが、何度か乗って操作しているうちに自然と身体が覚えてくれますよ。魅力たっぷりなデュアルコントロールレバーを使いこなして、楽しく安全な自転車ライフを送りましょう。
- 1
- 2
出典:筆者撮影