電動自転車のバッテリーの寿命
電動自転車のバッテリーは消耗品ですが、劣化が明確に見えないため、寿命の目安をなかなか判断しにくいものです。ある日突然バッテリーが使えなくなり、止むを得ず廃棄・交換となると、価格が高いだけに家計には痛手になりますよね。バッテリーの寿命は、どのように判断すればよいのでしょうか。
「バッテリー本体の充電回数」で寿命を判断
電動自転車のバッテリーは一般的に、700回〜900回の充放電を行うと、充電できる容量が元の状態の半分程度になるといわれています。バッテリー交換の具体的な時期について悩む方は、自転車を購入した時期から今までに、週あたり・月あたり何回充電器に乗せているかを試算して、現在の消耗の具合を調べてみるのがおすすめです。
「バッテリーと自転車の使用期間」で寿命を判断
充放電の回数はユーザーの使用状況によって変わるものです。ざっと期間で寿命を表すなら、充放電による劣化や使用による品質の変化を含めて3〜4年程度が寿命といえます。バッテリーが満充電でも1〜2日で充電しないと持たないという場合には交換がおすすめです。
またバッテリーは消耗品であり、「自転車1台に対して何回バッテリーを買い換えるか」もポイントになります。2度目のバッテリー交換になる場合には、自転車本体の廃棄が必要かどうかも検討してみるとよいでしょう。タイヤ、チューブ、ブレーキ周辺部品などの交換にかかる費用や、日常使用による操作パネル・充電器などの電動部品の傷み具合によっては、新車に買い換えた方が安くつくこともあります。
「バッテリー診断」で寿命を判断
もっと具体的に寿命を知りたい場合、バッテリー診断がおすすめです。電動自転車の販売店では、バッテリー診断器を使用してこれまでの使用状況を診断してもらえたり、自己診断機能が搭載されているバッテリーでは、これまでの充電回数や残容量を確認してもらえたりします。バッテリー交換か自転車を廃棄して新車にするかを検討している場合にも、バッテリー診断と合わせて自転車店に相談してみるのがおすすめです。
出典:いらすとや