ペダルの上手な取り外し方
ペダルレンチを使ったペダルの上手な取り外し方を紹介しましょう。最初は難しいと思うかもしれませんが、手順を追って行えばさほどでもありませんよ。
手順①作業前の準備
作業に取り掛かる前に、まず自転車を倒れないようにセットします。メンテナンススタンドなどでしっかり自立させましょう。また、ナットが急に緩んで手にケガをしないように、軍手をつけ、ギア部分にはぼろ布やタオルをかけてカバーしておきましょう。
手順②ペダル軸を緩める
クランク軸を力の入れやすい位置に持ってきて、ペダルレンチを使いペダル軸を緩めます。このとき、一気に力を入れてしまうと、外れたときに勢いがつきすぎて地面に手を打ち付けたり自転車を倒してしまったりする危険があるので要注意です。
手順③ペダルの取り外し
回す方向が左右で逆
ペダルの取り外し方で注意しなければならないのが、左右のペダルで緩む方向が異なる点です。したがって、右ペダルは左方向へ、左ペダルは右方向にペダルレンチを回します。
外し方のポイントはクランク軸を回す
ペダルレンチでクランク軸を持って、右ペダルはクランクを時計回りに、左ペダルは逆ネジなので反時計回りに回せば外れます。固着さえしていなければ比較的簡単に外れますよ。
ペダルを取り付けるときは
ペダルが外れたなら新しいペダルを取り付けますが、最初は工具を使わずに手で締められるところまで締めきってから、最後にペダルレンチで締め込んで仕上げます。この際の注意点として、右ペダルは右回し、左ペダルは逆ネジなので左回しということと、新しいペダルのネジ山にグリスを塗っておくことをお忘れなく。
ペダルが固着していたなら、無理やり外そうとせず、クレ556などのスプレータイプの潤滑ケミカル剤を事前に吹き付けておくと外れやすくなります。