自転車工具セットの選び方のポイント
ひと口に自転車工具セットといってもたくさんの種類があり、セット内容もさまざまです。ここではどんな点に注意して選べばいいのか、ポイントを紹介しましょう。
選び方のポイント①作業の範囲を認識する
作業内容はいろいろ
まず、自分自身で行なう作業の範囲を決めましょう。修理やメンテナンスすべてを自分でこなせるのは理想ですが、多岐にわたったり、慣れない素人が手を出すのはあまり好ましくない作業といったケースもあります。
作業目的を決める
すべての修理やメンテナンスのできる工具セットを買ったのはいいけれども、使う機会がなかったり使い方がわからず、宝の持ち腐れとなってしまわないとも限りません。パンク修理やチェーンの調整などの簡単な作業しかしないつもりなら、パンク修理キットや携帯用マルチツールセットでも間に合うでしょう。
選び方のポイント②携帯用かツールボックスか
出先でのトラブルには携帯工具
ライドに出掛けた際に、出先でマシントラブルに見舞われたりちょっとした調整が必要なケースもあります。そんなときに便利なのが、携帯用工具です。ただし、持ち運びしやすいように工具の数は限られていますし、コンパクトさと引き換えに使い方があまりよくないといったこともあります。
本格的にするならセット
自宅などでメンテナンスや修理などを行う際に使用するのにおすすめなのが、ツールボックスです。工具の種類や数も多く、通常サイズなので使いやすいです。本格的な作業をするのであれば、ツールボックスのほうがおすすめです。
基本的な自転車工具リスト
どの程度メンテナンスや修理を行うかによって異なりますが、ある程度自分で行いたいと考えるのであれば、それぞれの作業に必要となる主な工具は以下の通りです。
作業別必要な工具リスト
- パンク修理:タイヤレバー
- パーツの取り外し・ポジション調整:六角レンチ、トルクレンチ、携帯マルチツール
- チェーン交換:チェーンカッター、チェーンフック
- ワイヤー交換:ケーブルカッター、インナーワイヤープライヤー、ラジオペンチ
- ホイール振れ取り:振れ取り台、スポークレンチ、スポークテンションメーター、ニップル回し
行う作業内容によって必要な道具は異なりますが、ロードバイクに乗るのであれば必ず六角レンチ(アーレンキー)は持っておきましょう。本格的な修理でも簡単なメンテナンスでも使用する機会は多く、携帯工具にも必ず付属しています。
まとめ
自転車、特にロードバイクなどのスポーツバイクにメンテナンスは欠かせません。個別にいい工具を揃えてメンテナンスや修理をするのももちろんいいのですが、始めは工具セットを手に入れて、作業内容や慣れに応じて工具もステップアップしていくといいでしょう。自分でメンテナンスや修理ができると、愛車に一層の愛着が湧くに違いありませんよ。
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ツールボックスの内容はメーカーによって異なるので、購入の際には自分が行う作業に必要な工具が含まれているかをしっかり確認しましょう。