ダウンチューブとは?自転車・ロードバイクにおける意味や役割を解説!

ダウンチューブとは?自転車・ロードバイクにおける意味や役割を解説!

自転車やロードバイクのフレームの中で、ダウンチューブと呼ばれるパーツをご存じですか。名前は知っていても、意味や役割の説明がうまくできないという方もいらっしゃることでしょう。今回は、ダウンチューブの役割や特徴を、他のチューブといっしょに詳しくご説明します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.ダウンチューブの場所はどこ?
  3. 3.7つのチューブの名称と役割や特徴について
  4. 4.ダウンチューブの重要な役割について
  5. 5.まとめ

7つのチューブの名称と役割や特徴について

Photo bySonghyun

トップチューブについて

平行四辺形のいちばん上のチューブで、サドルとハンドルを結んでいます。シティサイクルにはありませんが、強度を得るために必要なのでスポーツバイクには必ず存在しています。以前は地面と平行なフレームが主流でしたが、最近はハンドルからシート側になだらかに傾斜していて名称が「スローピング」と呼ばれるフレームが多くなりました。

ヘッドチューブについて

トップチューブとダウンチューブの結合部にあたります。上部はステムを通じてハンドルが乗っており、下部はフロントフォークが内部を貫通する形で組み込まれています。上下の接続部にそれぞれベアリングが取り付けられており、ハンドル操作を滑らかにしています。

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フロントフォークについて

前輪を固定し、フレームに接続する役割をしています。厳密にはフレームに含まれませんが、路面からの振動をダイレクトに受ける箇所であり、衝撃の吸収や振動の緩和など、乗り心地に大きな影響を及ぼすことから、フレームの一部として扱われることが多いです。硬すぎると乗り心地が悪く、柔らかすぎるとスプリント力を生かしきれません。

ダウンチューブについて

今回のテーマであるダウンチューブです。ハンドルを乗せているヘッドチューブと、シートチューブ下端のBB(ボトムブラケット)と呼ばれるクランク軸をつなぐチューブです。フレームを横から見るといちばん目立つチューブで、ほとんどのブランドのロゴはダウンチューブに書いてあります。

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シートチューブについて

上端にサドルのシートポストを差し込んで、ほぼ真下に地面に向かっています。下端はBB(ボトムブラケット)でダウンチューブとの交点になります。フレームのサイズを表す430、480といった数値は、シートチューブの長さを示しており、BBからトップチューブの上端までの距離のことです。

シートステーについて

フレームの後三角を構成していて、シートチューブの上側と、後輪を固定するハブ軸を結ぶチューブです。左右1本ずつ取り付けてあり、真後ろから見ても三角形をしています。乗り心地に影響を与える場所で、後ろから見た三角形の開き具合を調整することで、剛性や柔軟性の調整を行ないます。他のチューブと比べるといちばん細いチューブです。

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チェーンステーについて

フレームを真横からみてシートステーとともに後三角を構成しているチューブで、クランク軸のBB(ボトムブラケット)と後輪を固定するハブ軸を結ぶチューブです。左右1本ずつ取り付けられていて、BBから後輪側に向かうにつれ、だんだんと細くなっていきます。

次でいよいよダウンチューブの役割を説明するよ~

ダウンチューブってどんな役割なのかしら~

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ダウンチューブの重要な役割について

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