ミニベロってどんな自転車?
ミニベロとは、小さなタイヤを採用している自転車のことで、小径車とも呼ばれています。タイヤが小さいため、またがりやすく、気軽に乗れるので街乗りに人気です。また、太めのタイヤを採用していることも多く、段差で滑ることも少なく、安定して走れます。タイヤが小さいため、軽量で持ち運びがしやすいことも人気の理由です。遠出する人は、折りたたみ自転車も検討しますが、街乗りだけの予定の人にはミニベロはとてもおすすめです。
ビアンキのミニベロが人気な理由
ロードバイクやクロスバイクで有名なビアンキですが、ビアンキのミニベロにはたくさんの魅力があります。ビアンキのミニベロがおすすめな理由を紹介します。
人気の理由①抜群のスペック
ロードバイクをはじめとした自転車ブランドとして、世界的な有名なビアンキだけあって、ミニベロといえどスペックはとてもいいです。ミニベロはタイヤが小さく、進むスピードがどうしても遅くなってしまいますが、良いコンポーネントを組み合わせ、ペダルの回転をうまくタイヤに伝えることで、タイヤの小ささを感じさせないスピード感を発揮し、ロードバイク顔負けのそのスペックに驚きます。
人気の理由②ビアンキカラー(チェレステ)がかわいい
ビアンキの特徴といえば、なんと言っても緑がかった青のビアンキカラー。この色は、チェレステと言われ、イタリア語で「青い空」という意味です。チェレステカラーは、ビアンキの代表色で、数多くあるビアンキのカラーバリエーションの中でも絶大な人気を誇っています。
人気の理由③クラシックなデザイン
ロードバイクなどのスポーツ用自転車は、最先端の技術を採用しているため、斬新なデザインになっていることが多いですが、ビアンキのミニベロは、レトロなデザインで、おしゃれな街乗り用自転車としておすすめです。白や黒だけでなく、色の種類も豊富で、人と被りにくい点も人気の理由です。
ビアンキのミニベロの歴代車種
ビアンキが発売したミニベロを2017年から2020年までの歴代のモデルを紹介します。今は生産が中止になっていて、なかなか手に入りづらい車種もあります。同じ名前のモデルでも、発売された年でフレームの素材やデザインが異なるため、注意が必要です。同じ年に発売されたシリーズでは、同様のコンポーネントで、フレームが女性向けのものや、ハンドルを変更した種類などがあります。名称のミニベロの後の数字が変速の数を示しています。
歴代車種①ミニベロ-6 レディ
「ミニベロ-6レディ」の特徴は、全体的にクラシックなデザインで、女性がスカートでも乗りやすいようフレームがデザインされています。ハンドルとサドルが布製になっていて、フェミニンなイメージです。6段変速で坂道でも登っていけます。何と言っても特徴は、サドルのカラフルなストライプ模様です。レトロなデザインが好きな女性におすすめの車種です。フレームの素材としては、スチールが採用されており、丈夫です。コンポーネントには、シマノを採用し、タイヤは、20インチの太めのタイヤを採用することで、乗り心地はとてもよいです。
歴代車種②ミニベロ-7
「ミニベロ-7」がビアンキのミニベロの定番モデルとしてもっとも人気が高く、おすすめの車種です。2019年のモデルは、サドルとグリップがレザー風の素材でできており、クラシックなデザインでした。フレームは鉄製の細身で、モダンな印象を受けます。色の種類もレトロで、黒、チェレステ、ダークピンク、カーキの4色が発売されました。
歴代車種③ミニベロ-7 レディ
「ミニベロ-7 レディ」は、トップチューブが低く、スカートでも乗りやすい設計でしたが、2019年からはさらに気軽に乗りやすいようにトップチューブを大胆に湾曲されてリニューアルされました。クリーム色のタイヤが特徴的で、フェミニンなミニベロは大人気です。黒、チェレステ、チェレステクラシコ、グレー、ライトミント、パールホワイト、パーシモンの7色の種類が発売されています。
歴代車種④ミニベロ-8
2018年のモデルは、ハンドルが、ドロップバーになっており、ロードバイクを思わせるデザインです。16段の変速が装備され、シフターはロードバイクと同様の位置に付いており、ミニベロでありながら、ロードバイクのように乗れます。フレームは、2018年にアルミからスチールに変更されましたが、現在はクロモリになっています。コンポーネントにはシマノを採用し、快適な走りができます。
ハンドルを変更した種類別も発売されている
「ミニベロ-8」シリーズでは、ハンドルを変更した種類別も発売されました。ドロップバーの代わりに、ブルハンドルを取り付け、カラーバリエーションも増やした「ミニベロ-8ブル」やフラットハンドルにした「ミニベロ-8フラット」もあります。
歴代車種⑤ミニベロ-9
2008年には発売されていたタイプで、2011年のタイプは、アルミ製のフレームで、フォークはスチールです。変速機にはシマノを採用した高スペックのミニベロです。泥よけが標準装備され、雨の日でも安心して乗れます。フラットバータイプとドロップバータイプがあり、ドロップバータイプは、クロモリのフレームで、クラシックな外観です。
歴代車種⑥ミニベロ-10
「ミニベロ-10」は、フレームに、クロモリを採用し、高級感ある作りになっています。10変速を装備し、ロードバイク顔負けの走行性能を発揮します。タイヤには、20インチの太めのタイヤを採用していたため、安定性があり、乗り心地も良いです。色はチェレステのみです。2018年からフルモデルチェンジされました。
2019年からはフラットハンドルに
2018年まではドロップバーで、カンパニョーロのコンポーネントとベローチェを採用し、ロードバイクのような設計で、なんと革製のサドルバッグが標準装備されていました。2019年からはフラットハンドルになり、Wレバーからサムシフターになり、気軽に乗れるようになりました。また、コンポーネントもマイクロシフトに変更され、価格が大幅に下がりました。
歴代車種⑦LECCO
2019年からPisaシリーズの代わりにラインナップされたシリーズです。タイヤは、太めのものが採用されているため、安定感のある走りを実現します。また、7段変速を装備しており、走行性能も抜群です。重量も10.3kgと軽量なため、持ち運びにも便利です。2020年には新しいカラーが増え、ビアンキカラーである緑がかった青色のチェレステだけでなく、黒、白、レインボーカラーのロゴなどポップなラインナップになっています。
歴代車種⑧LECCO-E
坂道が多い地域に住んでいる人のために、「LECCO-E」という電動アシスト付きのものも発売されています。見た目はかなりごつく、持ち運びには向きませんが、脚力に自信のない人にはおすすめです。バッテリーはスポーツモード時なら55㎞、ツアーモード時で65km、Ecoモード時なら100㎞まで走行可能です。マットな色の白と黒の2色がラインナップされています。グリップ部分がチェレステカラーの紐が結ばれておりかわいいです。
まとめ
2017年から2020年のビアンキの歴代のミニベロを紹介しました。デザイン性が高く、スペックも文句なしのビアンキのミニベロは、人気が高く、数あるミニベロの中でもおすすめです。値段は安くはありませんが、おしゃれなデザインのものも多く、街乗りのときのファッションの一部として取り入れてみてはいかがでしょうか。
筆者撮影