はじめてのこども用自転車について
こどもの日々の成長を見るのは、親御さんにとって何物にも代え難いものです。はいはいからヨチヨチ歩きを始める頃になると、こども用自転車の購入を考える方もいるでしょう。何歳から乗り始めるのがよいのか、また車体の大きさやどのようなタイプがよいのか選び方のタイミングが難しいところです。ここでは、こども用自転車の選び方を、年齢に基づき解説していきます。
最近のこども用自転車のトレンド
少し前までは最初に三輪車から始まり、次にペダル付きの自転車に移行するのが普通でした。最近ではストライダーのような足で蹴って進む自転車が人気になっています。その年齢が過ぎますとぺダルで漕ぐ自転車デビューとなっていきます。
増加中の足で蹴る「こども用自転車」
ここ数年で増加しているのがストライダーを始めとする足で蹴る自転車です。(ストライダーの会社はランニングバイクと称しています)公園でも三輪車が少なくなり、この足で蹴る自転車を選ぶ人が増えています。ストライダーは成長する身長に合わせて、サドルの高さを変えることが出来るのもポイントです。
ペダルのない自転車の交通法規についての注意
このストライダーは、小さい頃から乗るとバランス感覚が身に付くと言うワードに、世界中の親たちが飛びつきました。特に発祥の地、アメリカ以外では日本がよく売れています。ですが、日本の道路交通法では、三輪車もストライダーもペダルのない物は軽車両ではなく遊具として扱われます。よって公道では乗ることが出来ません。
今は5歳前後にペダル付き自転車デビュー
ストライダーの対象年齢は1歳半から5歳ぐらいです。最近の傾向としては、5歳前後の年齢でペダル付き自転車デビューすることが増えています。5歳前後は、ちょうど幼稚園から小学校に上がる年齢のタイミングと重なり、この時期のこども用自転車は、ペダル付き自転車がおすすめです。
こども用自転車は身長で選ぶ
5歳前後の平均的な身長は、男女共、約110cmから116cmの間の収まっています。男女ともに中学1年生までは、ほとんど身長差がありません。先ずは自転車選びで一番大事なサイズ選びをタイヤサイズを基に解説してきます。なお、平均身長から各自転車メーカーの推奨サイズがわかるので販売元のサイトなどをチェックしてみましょう。
自転車のサイズ選びのポイント
こども用自転車の選び方で一番大事なことは、こどものサイズにフイットしていることです。例えば、これから身長が伸びることを前提として、最初からかなり大きいサイズの自転車を与えてしまうと、転倒や事故などのリスクを高めてしまいます。
こども用自転車を選ぶ3つのポイント
- 一番サドルを下げて、両足が地面にベッタリとつくサイズなら安心です。
- ハンドルを左右に切ってみて、腕が伸びきったり手が離れないことが重要です。
- ブレーレバーの形状が悪く握りにくかったり、引きが重かったりしないことが大切です。
キッズ向け自転車は5歳前後の購入がおすすめ
キッズ向けおすすめ:ブリジストンサイクルのエコキッズ
リジストンサイクルのエコキッズを参考にするとタイヤサイズは、14、16、18インチの3サイズで、身長に対応した展開です。カラーもグリーン、レッド、ブルーの3色になります。タイヤがブロックタイヤとなっていて公園などの不整地でも滑りにくい仕様です。リヤキャリアも大人が後ろからしっかりと掴める形状となっています。
ジュニア向け自転車は8歳前後が買い替え時期
次の買い替えのタイミングは、8歳前後がおすすめです。「えっ、そんなに早く」と思われる方もいるでしょうが、学年別平均身長をみると、5歳から8歳までに男女とも約20cm伸びています。これを5歳前後で買ったタイヤサイズ16〜18インチ(推奨身長110cm前後)の自転車を乗るのは少し無理が生じます。この年代は学校から帰れば、塾に遊びにと低学年に比べて格段に行動範囲が広がるので、安全な走行を考えて買い替えを検討しましょう。
ジュニア向けおすすめ:おとこの子向け自転車クロスファイヤージュニア
この自転車は、ブリジストンサイクルのクロスファイヤージュニアです。ジュニアサイクルの中で売れ筋の自転車です。タイヤサイズの展開が20、22、24、26インチと4サイズとなっています。外装7段の変速機が付きます。(20インチは6段)適応身長も24インチの場合は123〜142cm、26インチの場合は、128cm〜148cmとなっています。中学生になるまでしっかりと乗れるサイズ展開です。
少し大きなサイズのこども用自転車ブリジストンサイクル シュライン
ブリジストンサイクルのシュラインです。こちらはジュニア向けと思われない本格的なフォルムの自転車です。タイヤサイズ24、26インチの2サイズの展開です。適応身長は、24インチで130〜145cm、26インチで138〜153cmと上記のクロスファイヤージュニアに比べてフレームサイズも少し大きめです。メーカー希望小売価格も税抜きで3万円を切る価格の設定でお求めやすくなっています。
おしゃれな女の子の自転車はブリジストンサイクル ワイルドベリー
おんなの子向けの同じくブリジストンサイクルのワイルドベリーです。おしゃれな出来になっています。こちらのタイヤサイズの展開も20、22、24、26インチの4サイズで身長の応じた選び方が出来ます。24、26インチには6段変速機が付く仕様も用意されています。また5色から選ぶことが出来ます。リムにもアルミが使われています。おすすめの1台です。
大事な頭を守るこども用へルメットの選び方
2009年7月、道路交通法規則の一部改正により、安全基準を満たす自転車に限り『幼児2人の同乗』が可能になりました。これを機に、同乗するこどもに、ヘルメットを着用することが増えました。道路交通法第63条の10では、児童又は幼児にヘルメットを着用させることを努力義務と定めています。
ヘルメットサイズの選び方
ヘルメットのサイズの選び方ですが、出来れば現品を着用し選びたいところです。同じサイズでもメーカーによってフィット感が違います。日本のメーカーであればOGKというメーカーのものはサイズも豊富です。購入の際には、安全規格のSGマークが付いているものが望ましいでしょう。
保険加入は必須条件
最近の裁判所の判例では、自転車事故でも数千万円の賠償金を支払わなくてはならないケースも出てきています。そんなときのために、ぜひ自転車保険に加入しましょう。日本交通安全協会の自転車保険では、賠償保険が1億円と示談交渉サービスが付いて年間で4,830円(web申込)です。これは家族全員が保証の対象です。また自動車保険に付帯する自転車保険も用意されています。
出典 STRIDER JAPAN