TREK(トレック)とは
TREKは、1976年にアメリカのウイスコンシン州で創業された世界最大規模のスポーツサイクルメーカーです。ロードバイクを始め、MTBやクロスバイクなどの機種で初心者向けのエントリーモデルから、ツール・ド・フランスなどのビッグレースを走るチームに供給されるハイエンドモデルまで豊富なラインナップを揃え、世界90か国以上で販売を行っています。
TREKのロードバイクシリーズ
ここではTREKのロードバイクシリーズから人気のÉmonda(エモンダ)、Madon(マドン) 、 Domane(ドマーネ)、Checkpoint(チェックポイント)の4種類について、特徴やどんなシチュエーション、ライダーに向くのかを解説します。
TREKのロードバイクシリーズ①Émonda(エモンダ)
Émonda(エモンダ)は、ヒルクライムからロードレースまでレースでの勝利にこだわって作られている軽量レースモデルです。TREK史上最軽量となる「OCLV 800カーボンフレーム」を使用した最高グレードのSLRからエントリーモデルとなるアルミフレームまで、最新モデルでは11種類がラインナップされていますので、プロレーサーから初心者まで幅広いユーザーに対応します。
TREKのロードバイクシリーズ②Madone(マドン)
Madone(マドン)は、TREKの空力技術のすべてがつぎ込まれた究極のレーシングモデルです。最新モデル全5種類は全てディスクブレーキ仕様であり、その内4種類までがOCLV 800カーボンフレームを使用した最高グレードのSLRシリーズになります。究極のエアロロードに相応しいハイスペックなモデルですので、トップレベルのレースで表彰台を目指すライダーにおすすめです。
TREKのロードバイクシリーズ③Domane(ドマーネ)
Domane(ドマーネ)は、長距離走行向けのエンデュランスモデルで、2020モデルではフルカーボンフレーム、2021モデルではエントリーモデルであるアルミフレームがフルモデルチェンジを行った、まさに今が旬のシリーズです。グラベルロードやツーリングバイクの要素を加味してアドベンチャーライドにも対応する一方で、上位グレードのSLRではフレームにエアロ形状のチューブを採用するなどレーシーな一面も持ち合わせています。
Domane(ドマーネ)のアルミフレームでは10万円を切る完成車もあり、初心者向けのエントリーモデルも多く揃っていますよ。
TREKのロードバイクシリーズ④Checkpoint(チェックポイント)
Checkpointは舗装路を走ることが前提のロードバイクを、土や砂地などの未舗装路でも走らせるためのグラベルロードです。38c以上の太さのタイヤを装備できるクリアランスを確保し、フレームの各所にバッグや泥除けが装備できる穴が切ってあります。レースモデルとは一線を画し、ロードバイクに違った楽しみ方を教えてくれる希少さが人気の秘訣です。
TREKの最新ロードバイクのおすすめポイント
ここではTREKの最新2021モデルについて、特筆すべきおすすめポイントを紹介します。エモンダのエアロ形状化やドマーネのアルミフレームのフルモデルチェンジ、チェックポイントに要注目のグラベル専用コンポが装備されたりとトピックスも多いので、1つづつ解説していきます。
おすすめポイント①軽量レースモデル【Émonda】のフルモデルチェンジ!
「そぎ落とす」という意味のエモンダは、その名の通りTREK史上最軽量モデルとして進化をしてきましたが、2021モデルではカーボンフレームのSLRとSLのフレームがエアロ効果をもたらす形状になりました。エアロ化は重量増になることもありますが、TREKではカーボンの強度を高めたことにより、従来よりも30%素材の使用量を削減できたことで、軽量化も成し遂げています。
1時間走行走行した場合の旧モデルとの比較では、勾配8%の坂で18秒、平坦ではなんと60秒もの時間短縮を果たしているんだ!
おすすめポイント②エンデュランスモデル【Domane】のアルミフレームがフルモデルチェンジ!
2020モデルのフルカーボンフレームに続き、2021モデルではエントリーモデルの位置づけであるアルミフレームのフルモデルチェンジが行われました。溶接痕が目立たないスムーズなフレーム形状にケーブル内蔵システムを導入し、カーボンフレームと見まがうようなルックスになりました。そして、35cまでのタイヤが装備できるクリアランスが確保され、バッグや泥除けなどのマウントも多数追加、さらに、ほとんどのモデルがディスクブレーキ化されたことで、Checkpointのようなグラベルやアドベンチャーライドにも対応します。
おすすめポイント③グラベルロード【Checkpoint】にシマノGRX搭載!
最新モデルにはシマノの人気アドベンチャー用コンポ「GRX」が標準装備されており、グラベルを力強く快適に走れる仕様に進化しています。特にフルカーボンフレームの「SL5」ではTREK独自の衝撃吸収システム「IsoSpeed」との組み合わせにより、さらにどんな道でも入っていけるほどの走破性も手に入れました。
おすすめポイント④カスタムプログラム「Project One」のアップデート
TREK独自のカスタムオーダーが可能なProject Oneに新しいボディカラーが加わり、コンポやパーツのサイズ選択まで可能となっいていますので、より自分に合った1台を作り上げることができます。
TREKのおすすめ人気ロードバイク
ここではTREKのロードバイク最新モデルの中から、おすすめモデルを5種類紹介します。エントリーモデルからプロ仕様まで、販売店の情報やユーザーのレビューやインプレなども参考に人気があり、おすすめ度の高いものをチョイスしていますので、購入時の参考にしてみてください。
おすすめロードバイク①Émonda SLR 9 Disc eTap
Émonda SLR 9 Disc eTapは、フルモデルチェンジされたエモンダの最高グレードSLRにSRAMの無線電動ドライブトレインを組み合わせた、TREK史上最もヒルクライム能力に優れたハイスペックなレースモデルです。
Émonda SLR 9 Disc eTapのスペック
- フレーム:Ultralight 800 Series OCLV カーボン
- コンポ:SRAM RED eTap AXS, 12 speed
- ホイール:ボントレガー・Aeolus RSL 37, OCLV カーボン TLR
- 重量:6.74kg(56サイズ)
- 参考価格:¥1,197,000(税抜)
おすすめロードバイク②Émonda SL 6 Disc
Émonda SL 6 Discは、ミドルグレードとなるエモンダSLカーボンフレームに、シマノ・アルテグラのフルコンポで30万円台というコスパの高さが人気の秘訣です。新型エモンダのエアロ形状と軽量化しながらも強度を増したフレームのしなやかさを手ごろな価格で手に入れられるのが、最大のおすすめポイントです。
Émonda SL 6 Discのスペック
- フレーム:Ultralight 500 Series OCLV カーボン
- コンポ:シマノ・アルテグラ
- ホイール:ボントレガー・Paradigm TLR Disc
- 重量:8.25kg(56サイズ)
- 参考価格:¥360,000(税抜)
おすすめロードバイク③Madone SLR 6
Madone SLR 6は、マドンのSLRグレードは最安値となるモデルですが、800 Series OCLV カーボンフレームにより軽量化が図られ、2021モデルは2020に比べ約4万円程度価格が抑えられています。
Madone SLR 6 のスペック
- フレーム:800 Series OCLV カーボン
- コンポ:シマノ・アルテグラ
- ホイール:ボントレガー・Aeolus Pro 5 TLR
- 重量:8.26kg(56サイズ)
- 参考価格:¥812,000(税別)
おすすめロードバイク④Domane AL 4 Disc
Domane AL 4 Discは、フルモデルチェンジによってアップグレードされた、ドマーネのアルミフレーム最上位モデルです。シマノの新ティアグラの油圧式ディスクブレーキにIsoSpeedのフルカーボンフォークという組み合わせはエントリーモデルの域を優に超えていますので、中級者以上のライダーにも十分おすすめのモデルです。
Domane AL 4 Discのスペック
- フレーム:100 Series Alpha アルミ
- コンポ:シマノ・ティアグラ
- ホイール:アルミリム
- 重量:10.48kg(56サイズ)
- 参考価格:¥159,000(税抜)
おすすめロードバイク➄Checkpoint SL 5
Checkpoint SL 5は、レースモデルにも使用される軽量なカーボンフレームに、振動吸収システムIsoSpeedを組み合わせることによって、オフロードでの激しい振動を減衰、衝撃を吸収し力強く走ることができるモデルです。カーボンロードバイク全体のエントリーグレード的な位置づけにもなりますので、初めてカーボンフレームに乗るライダーにもおすすめです。
Checkpoint SL 5のスペック
- フレーム:500 Series OCLV カーボン
- コンポ:シマノ・GRX(ミックス)
- ホイール:アルミリム
- 重量:9.72kg(56サイズ)
- 参考価格:¥319,000(税抜)
TREKで世界最先端のロードバイクを体感しよう!
800 Series OCLV カーボンやIsoSpeedなど、世界を震撼させるほどの卓越した技術で作られるTREKのロードバイクが、世界のレースシーンで輝かしい戦績を残しているのはもはや当然のことと思ってしまうほどです。また、それと同じコンセプトのモデルを誰もが入手することのできるラインナップの豊富さと、販売網の広さはさすが!のひと言です。最新モデルのラインナップはエントリーモデルもさらに充実し、ほぼどのグレードでも隙のないものになりましたので、予算や用途に合わせて納得のチョイスができることでしょう。
2019年のロード世界選手権で優勝したマッズ・ペデルセン選手が乗っていたのが、Madone(マドン) SLRだったんだ!