ヨネックスのロードバイク全4機種
ヨネックスのロードバイクは、2014年に第一号としてデビューした「カーボネックス」をはじめ、現在は4機種がラインナップされています。ユーザーの意見を取り入れながら製品開発に反映させた結果、それぞれに違う特性のロードバイクに仕上がっています。もちろんどの機種もフルカーボンフレームです。それでは全4機種をくわしくみていきましょう。
ヨネックスのロードバイク①CARBONEX(カーボネックス)
ヨネックスの純国産ロードバイク第一号として誕生したのが「カーボネックス」です。超軽量なカーボネックスは比較的柔らかなフレームで適度なしなりがあるため、ヒルクライムやロングライドなど、オールマイティに使える一台です。特にヒルクライムにおいて抜群の登坂能力に定評があり、プロアマ問わずトップクライマーの多くがカーボネックスを愛用しています。
フロントフォークの形状
以前はフロントフォークの形状をストレートフォークかベントフォークかを選択できたのですが、2020年11月からはベントフォークのみに変更されたようです。ベントフォークはしなりと衝撃吸収性に優れているといわれ、乗り手に優しいフロントフォーク形状です。よりダイレクト感を求める人は、ストレート形状のHRなどがおすすめです。
カーボネックス
- 特徴:超軽量の650g(Sサイズ未塗装)
- おすすめの利用シーン:ヒルクライム・ロングライド
- カラー:ブルー/グリーン・グラファイト・ピンク/グレー・ブルー
- サイズ:XXS・XS・S・M
- フレームセット価格:¥450,000(税別)
ヨネックスのロードバイク②CARBONEXHR(カーボネックスエイチアール)
カーボネックスは柔らかすぎるというユーザーの声に答え、剛性を高めたモデルが「カーボネックスHR」です。ロードレースなどでは柔らかなしなりよりも高い剛性が求められることが多く、パワーをダイレクトに伝えてくれハイパフォーマンスを発揮できるでしょう。アタックやスプリントの場面での踏み込みに瞬時に反応してくれ、抜群のキレ味を体感できるはずです。
ロードレースなどに最適
剛性が高いということは、しなりによる衝撃吸収性はあまり期待できず、ヒルクライムやロングライドにはあまり向かないかも知れません。カーボネックスでは柔らかすぎると感じる人や、パワーロスを最小限に抑えたいロードレースなどに向いているモデルです。瞬時に反応するレスポンスのよさと、最終局面まで脚を残せる特性を持ち合わせ、戦うためのフレームといえるでしょう。
カーボネックスHR
- 特徴:クイックレスポンスの高剛性モデル
- おすすめの利用シーン:ロードレース
- カラー:ブルー/グリーン・ディープレッド・アッシュブラック・グラファイト
- サイズ:XXS・XS・S・M
- フレームセット価格:¥470,000(税別)
ヨネックスのロードバイク③CARBONEXDISK(カーボネックスディスク)
国内の自社工場でカーボンロードバイクを製造するヨネックスから、ディスクブレーキ仕様のカーボンバイクフレーム「カーボネックスディスク」が3月下旬に発売されます。https://t.co/2ii7px809N pic.twitter.com/vVEQkRT9CQ
— Cyclist(サイクリスト) (@cyclist_sanspo) January 26, 2018
カーボネックスのディスクブレーキ版です。ディスクブレーキは雨天走行でも高い制動力があり、天候を気にせずにライドを楽しめます。また、ブレーキユニットが下部にセットされているので、低重心化による走行安定性の向上がメリットです。重量はややかさんでしまいヒルクライムでは不利かもしれませんが、それでも同クラスの他社モデルと比べても十分軽量に仕上がっています。
悪天候にも強い
雨天走行でも落ちない制動力はディスクブレーキの最大のメリットといえるでしょう。ロングライドでは出先で雨に遭遇することもありますし、ロードレースなどは雨天でも開催されるので、ディスクブレーキであれば安心感が違います。ここ数年でディスクロードの波が一気にきていて、ディスクでもOKなロードレースも増えています。
雨でもしっかりとブレーキが効くのは安心ね。
そうだね。他にも低重心化やフロントフォークの高剛性化などのおかげで、安定した走りがしやすいメリットもあるよ!
カーボネックスディスク
- 特徴:ディスクブレーキモデル
- おすすめの利用シーン:ロングライド・ロードレース
- カラー:カラー:ブルー/グリーン・グラファイト・ピンク/グレー・ブルー
- サイズ:XXS・XS・S・M
- フレームセット価格:¥500,000(税別)
ヨネックスのロードバイク④AEROFLIGHT(エアロフライト)
830gの重量とは思えない振動吸収性能でスムーズな走り ヨネックス「エアロフライト」 https://t.co/nDxwnoOh4X 松尾さんの表現力に拍手
— エリート@ETT (@nowoll) November 15, 2018
フレームをエアロ形状とすることで空力性能を高めたのが「エアロフライト」です。いくつもの形状を試作し、風洞実験を繰り返して生み出されたエアロ形状フレームは、空気抵抗を20%以上も軽減することに成功しています。踏み込めば瞬時に反応・加速してくれ、高速域でも楽に巡航が可能です。フレーム重量は830g(Sサイズ未塗装)と、こちらも超軽量に仕上がっています。
独自技術で柔らかな乗り心地も確保
高崎足門・前橋南店の両店にてYONEXエアロフライトのカタログの用意ができました‼️ pic.twitter.com/CRxJkbjFu8
— サイクルハウスWISH (@ch_wishcom) November 23, 2018
エアロフライトは「Namd(エヌアムド)」と「VIBSLAYERCARBON(バイブスレイヤーカーボン)」という独自の技術を採用し、路面からの衝撃吸収性を高めています。エアロ形状でありながら高い剛性と適度なしなりによる柔らかさを絶妙なバランスで両立させていて、カーボンを知り尽くしたヨネックスならではの技が光ります。
うわぁ平べったくてかっこいいわね!いかにも速そう!
レーシーな見た目だから剛性ガチガチな印象だけど、衝撃吸収性もしっかりと考えられていて、ロングライドなどにもおすすめだよ。
エアロフライト
- 特徴:空気抵抗を約20%軽減させたエアロ形状
- おすすめの利用シーン:ロードレース・ロングライド
- カラー:ブルー/グリーン・グラファイト
- サイズ:XS・S・M・L
- フレームセット価格:¥700,000(税別)
ユーザー登録で受けられるアフターフォロー
ヨネックスのロードバイクは、購入後にユーザー登録をすることで品質保証や有償交換制度などのアフターフォローを受けることができます。保証には期限がありますが、万が一の事態に備えて必ず登録しておくことをおすすめします。
品質保証
構造上の不具合など、製品そのものに対しての保証です。製品とはフレームとフロントフォーク(フレームセット)のことを指し、適用期間は購入から一年です。
有償交換制度
有償交換制度は、品質の問題以外でのフレームおよびフロントフォークの損傷・破損に対して適用されます。例えば、落車・転倒・落下などです。標準小売価格の60%を自己負担することで、新品のフレームセットに交換してもらえる制度となっています(コンポなどの移植・組み立て工賃などは含まれません)。保証期間は購入後三年間です。
ヨネックスのロードバイクで極上の走りを!
ヨネックスのロードバイクは、カーボン素材に対する長年のノウハウと並々ならぬ情熱を一心にそそぎこんで作られている、最高峰の純国産ロードバイクです。計算し尽くされたフレームは、ヒルクライムやロードレースでも乗り手のポテンシャルを存分に発揮できます。高額な部類に入るので気軽には手が出せませんが、極上の走りを手に入れたい人はぜひ検討してみてください!
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ベントフォークとは、フロントフォークの先端が少し曲がっている形状のことだよ。この絶妙な曲がりが柔らかな乗り心地に影響してるんだね。