バイクパッキングにおすすめの自転車6選！キャンプに最適なのは？

バイクパッキングとは、キャンプに使う装備品や水、食料を入れたバッグを自転車に取り付けることでキャンプと自転車ツーリングの両方を楽しむアウトドア・アクティビティです。自転車の後部に取り付けるキャリアや他の装備品を後付する大掛かりな改造をおこなわずに、通勤通学に使ういつもの自転車でも気軽に出かけられるのが特徴です。

のんびりと日帰りのサイクリングを楽しむのがポタリングです。一方で、バイクパッキングは小さなテントや食料と水などの宿泊できる装備と荷物をもって遠くにキャンプ泊をおこなうものになります。普段から遠出のポタリングしている方にとって、バイクパッキングは身近なアクティビティになるでしょう。

バイクパッキングは、自転車による移動とキャンプ泊を兼ねるものです。そんなキャンプにはテントなどのアウトドア用品の他に食料と水が必要になり、それを効率良く持ち運ぶバッグなどの装備品が重要になってきます。ここでは、キャンプに適した自転車の特徴を挙げていきましょう。

バイクパッキングは自転車で走行した後に目的地に到着し、そこからキャンプすることになります。ですから、自転車による移動だけで体力を消耗し過ぎてはいけません。ある程度の距離、例えば30～50kmぐらいは疲れず快適に走行できるだけのエンデューロ（遠乗り）適性が必要になります。

ただ自転車で走行するだけであれば、どんな自転車でも問題ありません。しかし、バイクパッキングではキャンプ用品と水や食料を持ち運ぶ必要があります。その重量は5kgから最大30kg位までとなるでしょう。自転車の各場所にバッグを取り付けることのできる大きめのフレームデザインの自転車が適しています。

キャンプができる場所は山奥であったり、高地であったりすることが多いです。それは、登り坂に出会うことを意味し、荷物を積んでの登り坂は体力を大きく消耗するでしょう。また、急な雨などで濡れた路面を走る可能性もあります。登り坂には変速数が多いワイドギア、悪天候やさまざま路面状況には太めのタイヤとディスクブレーキの自転車が適しています。

バイクパッキングは自転車用バックを取り付けられる全車種で可能です。しかし、長距離の走行、その後のキャンプのためのテント設営なども考慮すると、それなりの荷物を積んでも楽に長い距離を走れる自転車が適しています。また、山道などを通る奥まった場所や未舗装路への対応もできる性能があるものがおすすめになるでしょう。

通常のロードバイクよりオフロード適性が高いグラベルロードと呼ばれるタイプです。ルートによっては未舗装路を走ることもあるバイクパッキングにむいた自転車です。通常のロードバイクより太いタイヤの安定性と積載能力も十分とバランスに優れています。

オンロードもオフロードも走れる万能型なグラベルロードですが、本来は荷物を積むことを想定していない自転車です。テントや宿泊道具と、水と食料、各種バッグなどの装備品を積んで走るにはどこかで無理はさせています。ですから、ギリギリまで荷物を積まず、余裕を持った状態で走れるように心がけましょう。

マウンテンバイクに近い外観をしたアドベンチャーロードと呼ばれるタイプです。グラベルロードより太いタイヤを装備・制動力の高いディスクブレーキ・変速ギア数の多いワイドギアといった贅沢なオールラウンドロードバイクといえるでしょう。より遠くの目的地を目指すのであればおすすめできる1台です。

エンデューロモデルと呼ばれるマウンテンバイク（MTB）です。悪路や未舗装路などのオフロード適性が高いだけでなく、舗装路の続く平坦路にも適性があるオールラウンドな性能が特徴です。太いタイヤを装備したマウンテンバイクは、渓流や高地のキャンプ場など途中のルートに難がある場合に強い味方となってくれます。

頑丈なフレームと太いタイヤであるマウンテンバイクであれば、アウトドア用品と水や食料品などの多くの荷物を安定して運ぶことができます。しかし、多くの荷物は重さに直結するので、自分の体力と脚力をよく見極めて決めましょう。

トレイルモデルと呼ばれるマウンテンバイクです。10万円を下回るコストでありながら山道や渓流へなど登りと悪路に対する適性が高く、よりハードなルートを通るバイクパッキングに適しています。この手頃さのマウンテンバイクであれば、2台目のバイクパッキング専用車として傷や汚れを恐れず悪路を楽しめるでしょう。