中古ロードバイクってどうなの?購入の際に注意すべきポイントは?

中古ロードバイクってどうなの?購入の際に注意すべきポイントは?

中古のロードバイクを購入する時には、新車購入時とはまた違う点に注意しなければなりません。中古のロードバイクの購入を迷っている人に、中古のロードバイクは買ってもOKなのか、また買うならどんな点に注意をするべきなのかを紹介していきましょう。

記事の目次

  1. 1.中古のロードバイクは買っても大丈夫?
  2. 2.ロードバイクを中古で買う際の注意点
  3. 3.個人売買は特に注意が必要
  4. 4.初心者は新車の購入がおすすめ

中古のロードバイクは買っても大丈夫?

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ロードバイクは高い!

ロードバイクが欲しいと思ったときに、値段を知って驚いた人も少なくないのではないでしょうか。ママチャリやシティサイクルなら2万円も出せば手に入るのに、ロードバイクとなると安くても5万円以上、有名ブランドとなるとエントリーモデルでも10万円以上は当たり前です。

中古ロードバイクはいかが?

特に初心者の場合、ロードバイクに興味があってもずっと乗り続けるかどうかわからない、すぐに飽きてしまうかもしれないのにそんなお金は出せないと購入を躊躇している人も少なくありません。そんな人には、中古のロードバイクを買うという手段もおすすめです。

中古ロードバイク市場は確立している

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ロードバイクの中古市場はそれなりに確立しています。したがって、初心者だけでなく、ロードバイクに長く乗っている人で別のモデルに乗り換えたいけれども新車を買う予算の都合がつかないといった人も、中古のロードバイク市場をうまく利用するといいでしょう。

中古ロードバイクはおすすめしないという意見もアリ

一方、中古のロードバイクを買うのはおすすめできないという意見の人も少なからず存在するのも事実です。そんな意見を耳にすると、特に初心者なら迷ってしまうに違いありませんが、きちんと注意点を押さえて購入すればリスクは防げます。ここでは、その押さえるべき注意点を紹介していきましょう。

ロードバイクを中古で買う際の注意点

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中古ロードバイクを買うメリット

中古のロードバイクを購入するメリットとしては「新車を買うより格安で買える」「現在は生産や販売されていないモデルでも中古なら手に入る」といった点が挙げられます。もちろん格安で購入できますし、旧モデルでも入手できる可能性はあるかもしれません。

リスクは避けるべき

しかし、それらのメリットを上回るデメリットやリスクがあるならなるべく避けたほうが好ましいのは間違いないでしょう。中古ロードバイクを購入する際に注意すべき点をチェックしながら、デメリットやリスクについて考えてみましょう。

①ピッタリのフレームサイズが見つからない

Photo by gtknj

自転車のサイズとは

ママチャリやシティサイクルといった一般的な自転車を購入する際にチェックするサイズといえば、26インチや27インチといったタイヤ径の大きさだけです。あとはサドルの上げ下げだけで自分の乗りやすいようにサイズ調整を行いますが、ロードバイクにはフレームサイズという重要な点があります。

サイズが合わないのはトラブルの元

フレームサイズは、靴のサイズと同じようなものと考えればいいでしょう。サイズがぴったり合っていなければ歩きにくかったり靴擦れができたり、ましてやスポーツシューズとなるとトラブル続出です。ロードバイクでも同様で、フレームサイズがフィットしていないと乗りにくいだけでなく乗っていて疲れやすかったり、最悪の場合事故につながる危険性もあります。

サイズ探しは難しい

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体にフィットしないフレームのロードバイクを買ってしまうと、後で後悔するに違いありません。中古のロードバイクでは、自分の体にフィットしたフレームを見つけるのは難しいです。あったとしても、それが自分の欲しいモデルである可能性は大きくないでしょう。

②メンテナンススキルが必要

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修理や整備はどこに頼む?

中古ロードバイクでは、新車と比べてパーツに不具合が生じる可能性が格段に高くなります。修理や整備が必要となったときには街の自転車屋さんに持ち込めばいいと思っている人もいるでしょうが、そのお店以外で購入した自転車の修理・整備を受け付けてくれないところも少なくありません。

基本はセルフメンテナンス

したがって、自分で修理や整備を行うのが基本となります。自分で修理・整備ができなければ、メンテナンスのできる知り合いや友人に依頼したり、よそで買った自転車でも修理や整備をしてくれるサイクルショップを見つけておくことも必要です。

③消耗品は交換が必要

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ロードバイクは消耗品がいっぱい

ロードバイクには、タイヤやチューブ、チェーン、シフトワイヤー、ブレーキワイヤー、バーテープ、スプロケットなど定期的、また走行距離に応じて交換することが必要な消耗品とされるパーツがいくつかあります。

消耗品交換で思わぬ出費も

サイクルショップによっては購入時に新品に交換してくれるパーツもありますが、多くは現状のままです。したがって、購入して間もなく交換が必要となるケースもあるかもしれません。格安で購入できたと思っていても、パーツの交換で思わぬ出費となったといったこともあり得ますよ。

④フレームの劣化

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金属であるアルミやクロモリ素材のフレームは経年劣化が生じます。経年劣化しないとされるカーボンでも、保管状況によってはまったく劣化はないとはいえません。金属疲労や内部のサビ、フレームのへたり具合などは、見た目だけでの判断は難しいでしょう。

個人売買は特に注意が必要

フリー写真素材ぱくたそ

どこで購入するか

ロードバイクを中古で購入する際にはいろいろな注意点があり、それらは重大なポイントとなるので、しっかり見極める必要があります。ロードバイクを中古で購入する方法には、個人経営の街の自転車屋さんやスポーツバイクショップ、リサイクルショップ、中古ロードバイク専門店などいくつかあります。

個人売買は注意点が増える

そんな中、最近多いのが、ヤフオクやメルカリといったネットでの個人売買です。個人売買の場合はショップで購入するより格安で入手できることがメリットですが、その分いろいろと注意点も増えることも認識しておきましょう。

注意点①実物が見られない

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店舗であれば細かい部分や気になる箇所などを自分の目で見て納得できるまで確認できますが、ヤフオクやメルカリなどでは写真や出品説明文だけで判断するしかありません。「気になる傷なし」と書かれていても人により感覚はさまざま、実際手に入れると結構傷があったというケースもないとは限りません。

注意点②盗難車の可能性もある

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自転車を買ったら防犯登録が必要

自転車を購入すると防犯登録をする必要があり、これはネットなどで個人売買で手に入れたときでも同様です。これまでの防犯登録を抹消して、新たな持ち主が防犯登録をし直さなければなりません。

防犯登録手続きの方法

名義変更に伴う防犯登録手続きは「譲渡証明書」「自転車防犯登録の控えカード」「自転車防犯登録変更届(登録抹消手続きをすればもらえる)」と運転免許証などの身分証明書を持って、登録書の指定を受けている自転車販売店に自転車を持っていけば行ってもらえます。

盗難車は防犯登録ができない

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しかし出品車が盗難車だった場合、出品者は「自転車防犯登録の控えカード」を持ってないので自転車防犯登録変更届を手に入れることができません。それらの書類が揃わないのに出品していたり提出を求めてもあいまいな返答の場合は、盗難車の可能性が考えられます。

注意点③送料が高い

ヤフオクやメルカリでは、送料が購入者負担というケースも少なくありません。自転車の配送は結構高くつきますし、距離が遠ければその分費用はプラスされます。自転車自体は格安で購入できても、送料が加算されることを忘れないようにしましょう。

初心者は新車の購入がおすすめ

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中古でロードバイクを購入することに大きな問題はありません。格安で買えたり現行モデルにはないお気に入りが手に入るといったメリットもあります。ただ、どうしてもお金がない、あの旧モデルでなければイヤといった理由がない限り、特に初心者はしっかりしたサイクルショップで新車を購入したほうがメリットが大きいでしょう。

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S.ジャイアン
ライター

S.ジャイアン

週1ペースでライド、ポタリングに出掛けています。記事を通して多くの方と自転車の楽しみを共有できればと思っています。

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