【スペシャライズド・アレー】2021年モデル徹底比較!
ここでは先に紹介したスペシャライズド・アレーの2021年モデルを、「重量」「コンポ」「ブレーキ」「スピード」の4項目で比較します。
アレー2021年モデル徹底比較①重量
スペシャライズドは重量を公表していませんが、フレームの素材と組み合わされているパーツである程度は推測可能です。エアロ形状のSPRINT COMP DISCはやや重くなりますが、同じフレーム素材なので大差はありません。次にパーツですがSPRINT COMP DISCはディスクブレーキの分少しかさみます。ただし、パーツはグレードが下がるごとに重量がかさみますので、総合的な重量は軽い順にE5 ELITE>SPRINT COMP DISC>SPORTと推測します。
アレー2021年モデル徹底比較②コンポ
コンポは駆動系のパーツとブレーキの総称で、快適に効率よく走れるかどうかに影響します。上位2グレードはシマノ・105を装備しており、初心者にはもちろん中~上級者の評価も高く、秀逸なコンポで文句なしです。SPORTはリアの変速段数9速のシマノ・ソラを装備しており、レースに使用するなら105やその上のグレードをおすすめしますが、通勤、通学やサイクリングであれば必要十分です。
アレー2021年モデル徹底比較③ブレーキ
近年各メーカー共にディスクブレーキ装備のロードバイクを増やしており、スペシャライズドもその波に乗っているメーカーの1つです。ディスクブレーキは従来のリムブレーキと比較して制動力が強く、天候や路面状況に左右されにくい安定感があります。特にSprint Comp Discに装備されている油圧式は、軽い力でレバーを引いてもしっかりブレーキを利かせられますので、手の小さい方や女性におすすめです。
アレー2021年モデル徹底比較④スピード
漕ぎ出しのスピードはホイールの軽さもあって、E5 ELITEが優位です。ただし、エアロ形状のバイクはスピードの維持が得意なため、全体的なスピード能力はSPRINT COMP DISCに軍配が上がります。SPORTはほかのモデルに比べるとやや動きが緩慢に感じるかもしれませんが、初心者の内からスピードに不満が出るようなレベルではなく、アレーは全体的にスピード能力の高いロードバイクと言えます。
アレーのモデル別イチ押しシチュエーション!
ここでは先に行ったスペシャライズド・アレーのモデル別比較を参考に、モデル別にどんなシチューエーションにおすすめなのかを解説します。ロードバイクはスペックや人の評価だけでは決められず、自分の用途や乗り方で選ぶべきものが大きく変わってきますので、悩んだ際の参考にしてください。
アレー・SPRINT COMP DISCのイチ押しシチュエーション
SPRINT COMP DISCはツーリングやレースなど、趣味でガッツリロードバイクを楽しむ方におすすめです。推進力(前に進む力)が強く、ペダルを漕ぐ力をロスしませんので、効率よく疲れを残さず走れます。そのため、ツーリングなどの長距離走でこそ真価を発揮します。また、油圧式ディスクブレーキは軽い力でレバーを引けますので、長距離走の後半で手に疲れが来た時も安心ですし、制動力が天候に左右されにくいため、急に雨が降ってきても安心です。
アレー・E5 ELITEのイチ押しシチュエーション
E5 ELITEは趣味から実用まで、ロードバイクを生活に密着させて乗りつくしたい方におすすめです。アレーは走行性重視タイプですので、E5 ELITEもツーリングやサイクリングなど趣味向きです。しかし、先述した通り多くのダボ穴があるなど、通勤、通学仕様にカスタムできます。また、生粋のレーシングモデルほど攻撃的なジオメトリにはなっておらず、リラックスした姿勢で乗れるため、普段使いにもおすすめです。
アレー・SPORTのイチ押しシチュエーション
SPORTはロードバイク初心者や、レースモデルやカーボンフレームを所有している方の2台目におすすめです。上位モデルと同じフレームとフォークを採用しているため、パーツのカスタムでどんどんレベルを上げていける楽しさがあります。また、通勤、通学など普段使い向きでもあるため、2台目として広く活躍してくれます。
自分に最適な【アレー】を選ぼう!
今回は「スペシャライズド・アレーのイチオシは?各モデルを徹底比較」と題して、伝えてきました。話をまとめます。
- スペシャライズド・アレーはアルミフレームのロードバイク
- レースやツーリングなど趣味に特化するなら「SPRINT COMP DISC」
- 趣味から普段使いまで幅広くロードバイクを乗りつくすなら「E5 ELITE」
- ロードバイク最初の1台なら「SPORT」
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出典:スペシャライズド