英式バルブへの空気の入れ方
ここでは英式バルブへの空気の入れ方を解説します。基本的なことですが、長く安全に使うために、正しい空気の入れ方を知ることは大事になります。
空気の入れ方①バルブキャップをはずす
まず、バルブキャップをはずします。次に、袋ナットがゆるんでいないか確認し、ゆるんでいたら締め直してください。袋ナットがゆるんでいると、空気を入れても漏れてしまうことがあります。
バルブキャップはなくても問題ない?
Bestechno 自動車、バイク、トラック、スクーター、自転車用タイヤバルブキャップ30個パック
参考価格: 599円
バルブキャップはなくても空気が漏れず、なくてもよさそうと思う人もいるでしょう。実際、他の種類のバルブでは、付けなくても問題ありません。しかし、英式バルブの場合は、バルブ内のムシゴムが水分に弱いので、ムシゴムを保護するためにバルブキャップを付けているのです。
空気の入れ方②バルブに口金を取り付ける
バルブに空気入れの口金を取り付けます。洗濯ばさみのような形のクリップを開き、バルブをはさみ込むように固定してください。ロックレバーがある空気入れの場合は、ロックしましょう。口金はバルブに対してまっすぐ取り付けてください。口金が曲がっていると、空気を入れたときに漏れてしまうことがあります。
空気の入れ方③空気を入れる
空気入れのハンドルを上下に動かし、タイヤに空気を入れてください。ハンドルは最後まで押し切りましょう。そのほうが一度にたくさんの空気が入るので、余分にハンドルを動かさずに済みます。
入れた空気の量を測るには
空気入れに圧力計が付いている場合は、それで空気圧を測るのがおすすめです。しかし、一般に英式バルブ用の空気入れには圧力計が付いていません。なので、手探りでおおよその空気圧を測ります。具体的な方法は以下のとおりです。
- タイヤを手で強めに押してみて、少しへこむ
- タイヤと地面が接している長さが10cmぐらい
空気の入れ方④バルブキャップを取り付ける
バルブから口金を取り外し、バルブキャップを取り付けます。これで空気入れは完了です。空気入れは最低でも2週間に1回は行いましょう。そのほうがパンクもしにくいですし、タイヤの転がりもよくなるので、楽に走れます。
まとめ
街中で自転車を見ると、十分に空気が入っていなくてペチャンコのタイヤで走っている人が結構います。空気入れは確かに面倒で、ついつい後回しにしてしまいがちです。しかし、英式バルブは構造的に空気が抜けやすいので、こまめに空気を入れることをおすすめします。適切な管理で長持ちさせれば、お財布にも優しいです。
- 1
- 2
筆者撮影