シマノのSPDシューズとは?ビンディングシューズとしての特長・魅力!

シマノのSPDシューズとは?ビンディングシューズとしての特長・魅力!

ビンディングシューズは数多く販売されていますが、国内で最も人気の高いメーカーはシマノでしょう。ビンディングシューズにはSPD-SLとSPDがあり、それぞれ特徴が異なります。最近人気の高まっているシマノのSPDシューズについてチェックしていきましょう。

記事の目次

  1. 1.シマノのSPDシューズとは
  2. 2.シマノのSPDとSPD-SLの違い
  3. 3.シマノのSPDシューズの特長と魅力
  4. 4.まとめ

シマノのSPDシューズとは

https://bike.shimano.com/ja-JP/apparel-accessories/footwear/offroad-shoes.html

自転車専用の靴

ビンディングシューズとは、自転車のペダリング効果を上げることを目的として履く自転車用の靴です。ビンディングシューズは靴底の裏面にクリートという金具がついていて、ビンディングペダルという専用のペダルにクリートをはめ込むことで足をペダルに固定する仕組みです。

ビンディングシューズのメリット

ビンディングは、一般的なサイクリングというよりも「ライド」で効果を発揮します。ビンディングシューズを履くことにより、ケイデンスを上げたり大きな力がかかったり、荒れた路面を走るときなどでもペダルから足が離れることがありません。また、引き足が使いやすくなったり、踏み込み位置が固定されるなどにより、ペダリング効果がアップします。

シマノのビンディングシステム

https://bike.shimano.com/ja-JP/technologies/component/details/spd.html

さらに、ソール部分が一般の靴より硬い素材で作られているので踏み込む力を逃しにくい点もメリットです。シマノでは、このようなビンディングシステムを「SPD(SHIMANO PEDALING DYNAMICS)」と名付けており、このシステムに対応するペダルを「SPDペダル」、シューズを「SPDシューズ」と呼んでいます。

シマノのSPDとSPD-SLの違い

http://set.shimano.co.jp/footwear/h1_shoes_pedal/

今やビンディング=SPD

ビンディングシステムを使ったペダルやシューズは、シマノだけでなく海外の自転車パーツを取り扱うメーカーでも販売しています。SPDは「SHIMANO PEDALING DYNAMICS」に対応するペダルやシューズのことで、シマノのSPDに対応するビンディングペダルやシューズ以外は本来「SPD」ではありません。しかし、今やビンディング=SPDとされることがほとんどです。

SPDとSPD-SLの2種類がある

シマノのビンディングシステムに対応するペダルには「SPD」と「SPD-SL」の2種類があります。SPDはマウンテンバイク向けに開発されたシステムで、そのペダルに対応するシューズが「SPDシューズ」です。一方、SPD-SLはロードバイクに適したシステムで、対応するペダルとシューズが「SPD-SL」ペダルとシューズです。

SPD-SLの特徴

http://set.shimano.co.jp/footwear/h1_shoes_pedal/

SPD-SLはクリートが大きくペダルとの接地面が広いのが特徴です。そのため固定力が強くなり、パワー伝達の高い効果的なペダリングが可能な点が大きなメリットです。しかし、ソールがカーボンやプラスチックなので硬く、またクリートがソールから出っ張っているので、自転車から降りたときに滑りやすく歩きにくい点がデメリットとなります。

SPDの特徴

http://set.shimano.co.jp/footwear/h1_shoes_pedal/

マウンテンバイク用に開発されたSPDは、バイクを降りて山道や荒れ地を歩くことを想定しているので、泥や土が詰まらないようにクリートは小さく、シューズの底のくぼみに取り付けます。したがって、クリートが出っ張らないので歩きやすいのがメリットです。一方デメリットとして、SPD-SLに比べて小さなクリートはペダルとの接地面も小さくなり、固定力に劣る点が挙げられます。

シマノのSPDシューズの特長と魅力

http://set.shimano.co.jp/footwear/h1_shoes_pedal/

特長と魅力①歩きやすい

SPDシューズの特徴と魅力は、何といっても「歩きやすさ」でしょう。クリートをソールのくぼみに取り付ける上に小さめなので、自転車を降りたときの歩きやすさはSPD-SLの比ではありません。これはソールの硬さにも関係していて、普通の靴と比べてペダリングしやすく硬めになっていますが、プラスチックやカーボン製のSPD-SLより断然歩行が容易です。

特長と魅力②リリースしやすい

ペダルへの固定力はSPD-SLのほうが上ですが、SPDはその分リリースしやすい点があります。特に信号でのストップ&ゴーの機会の多いサイクリングや街乗りなどでは、SPDのほうが断然有利といえます。また、立ちごけを心配するはじめてビンディングペダルを使用する人にとっては安心感が得られます。

特長と魅力③デザインがカジュアル

http://set.shimano.co.jp/footwear/h1_shoes_pedal/

SPD-SLは見た目も「レーシー」

SPD-SLのシューズは、デザインが「いかにも」なレーシーなものが多いですし、イメージも「ガチ」な雰囲気をかもしだしています。一方、マウンテンバイク用の多いSPDシューズは靴底に厚みがあり、トレッキングシューズっぽいルックスのものやタウンカジュアルなデザインのモデルもたくさんあります。

SPDはサイクリングに適したシューズ

SPD-SLシューズで歩く際には、樹脂製のクリートを保護したり少しでも歩きやすくするためにクリートカバーあったほうが好ましいでしょう。それでも、街歩きや観光をするには適しているとは言い難いのが実情です。SPDシューズなら自転車にサイクリング感覚で乗れて、普通のスニーカーのように歩きまわることができます。

特長と魅力⑤価格が安い

Photo bySkitterphoto

SPD-SLシューズは速さを求めて作られています。そのため、素材にカーボンを使用したり軽量化を追及したりしていることから、価格が高くなりがちです。一方、SPDシューズは軽さよりも頑丈さが重視され、素材は合成皮革、また布などなのでSPD-SLより安めです。

まとめ

Photo byPexels

マウンテンバイクなどオフロード系バイク用のSPDシューズですが、何といっても歩きやすさから、ポタリングや観光を兼ねたツーリングや輪行などに使用する人も増えています。SPDシューズはビンディングペダルに慣れるまでの初心者向けというイメージを持たれがちですが、SPD-SLを使ったあとで使いやすさからSPDへと交換する人も少なくありませんよ。

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S.ジャイアン
ライター

S.ジャイアン

週1ペースでライド、ポタリングに出掛けています。記事を通して多くの方と自転車の楽しみを共有できればと思っています。

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