ビンディングペダルとは
ビンディングペダルとは、ビンディングシューズとペダルをくっつけることができ、ペダルを踏み込んだ時だけでなく、足を上げるときの力も推進力に変えることができるため、より効率的にペダリングをすることができます。特に登りがとても楽になります。しかし、シューズとペダルをくっつけるため、停止時や転倒時など、とっさに足を地面に着くことが難しくなるので注意が必要です。
PD-5800の特徴
SPD-SLタイプは、ロードバイク仕様のビンディングペダルです。シマノ105のコンポーネントで採用されていました。シマノの105シリーズは、シェア率が高く、聞いたことがある人も多いでしょう。本体はカーボンでできており、重量は285gと軽量です。ペダル軸はクロモリ製なので、丈夫な作りになっています。シューズはかなり歩きにくいので、自転車に乗ることだけに特化したペダルとシューズです。
SPDタイプのビンディングペダル
- マウンテンバイクなどで採用されているタイプで、街乗りや通勤などで幅広く使える万能なビンディングペダルです。SPD-SLタイプよりも重いものが多いです。
PD-5800の特徴①3段階のクリート保持力
クリート保持力とは、シューズとペダルをくっつけることのできる固定力のことです。PD5800は、この固定力を3段階で調整することができるので、ビンディングに慣れていない初心者の人にも使いやすいです。ビンディングを使ったことがない初心者の人は、固定力を弱に調整して慣れていきましょう。
PD-5800の特徴②レベルにあった遊び
PD-5800には、3段階の遊びがあり、赤、黄、青の3色があります。赤は遊びがなく、ビンディングがきっちりはまりますが、反対にとっさの時にシューズがペダルから離しにくいため、上級者向きです。黄は少し遊びを持たせた中級者向け、青は遊びを十分に持たせた初心者向けです。シューズがペダルから離れにくいと、とっさの時に事故に繋がる可能性があるので、自分のレベルにあったビンディングペダルを選びましょう。
PD-5800の特徴③ワイドなデザイン
足をかけるところがワイドなデザインになっており、ダンシングの時でも安定性が高く、力強くダンシングした時でも、バランスを失うことなく、高いペダリング効率を得ることができます。
PD-5800のインプレ
PD-5800は、初心者向けの遊びが十分に作られた黄色でも、ビンディングにはめるのは比較的硬いです。何度も使ううちに、はめるときも硬さが柔らかくなってきます。外すときは足首をねじるように外すと、簡単に外すことができます。他のSPD-SLタイプのビンディングペダルと比較すると、比較的軽い力でシューズから外すことができるので、初心者向けのビンディングペダルです。
ビンディングの構造
ビンディングペダルの前方は、クリートと呼ばれる金具が引っ掛かってシューズとペダルが固定できるようになっています。一方、ペダルの後方は、開閉式の口のようになっていて、嵌め込めるようになっています。真上に引っ張っても外れにくく、横にスライドすることで外れる仕組みになっています。
ビンディングのはめ方と外し方
ビンディングのはめ方は、スキーの板を履くときに似ています。まず先につま先部分をはめてから、かかとを下ろして固定するイメージです。つま先にクリートが引っかかった後は、ペダルを踏み込むように、ペダルに向かって垂直にかかとを踏み込んで固定します。逆に外す時には、ペダルにつま先を押し付けるようにしながら、かかとを外に向かってひねるイメージで外します。
ビンディングの着脱のポイント
- 走り始めでビンディングを固定するときは、最初は片方の足だけをビンディングに固定し、自転車のバランスが安定してからもう一方の足も固定するようにしましょう。
- 降りる際には、停止予定の20~30m程度手前から、スピードを緩め、着地する側の足のビンディングを外しておきましょう。ビンディングの場合は、両足で停止することはほとんどありません。
続いて、ビンディングペダルの取り付け方法を紹介!