記事の目次
- 1.ビンディングシューズって初心者も使うべき?
- 2.ビンディングシューズのメリット
- 3.ビンディングシューズのデメリット
- 4.ビンディングシューズの種類(spdとspd-sl)
- 5.ビンディングシューズの選び方(基礎編)
- 6.ビンディングシューズの選び方(実践編)
- 7.初心者におすすめのビンディングシューズ12選
- 8.初心者におすすめのビンディングシューズ①
- 9.初心者におすすめのビンディングシューズ②
- 10.初心者におすすめのビンディングシューズ③
- 11.初心者におすすめのビンディングシューズ④
- 12.初心者におすすめのビンディングシューズ⑤
- 13.初心者におすすめのビンディングシューズ⑥
- 14.初心者におすすめのビンディングシューズ⑦
- 15.初心者におすすめのビンディングシューズ⑧
- 16.初心者におすすめのビンディングシューズ⑨
- 17.初心者におすすめのビンディングシューズ⑩
- 18.初心者におすすめのビンディングシューズ⑪
- 19.初心者におすすめのビンディングシューズ⑫
- 20.まとめ
ビンディングシューズの選び方(実践編)
選び方④:初心者は必ず実際に履いて試そう
当然ですが靴を選ぶときは自分の足に合ったサイズを選びますよね。ビンディングシューズは長時間安定したペダリングを行うために、ずれないでしっかりと足を固定します。足に合わない靴を長時間履き続ければ痛みや最悪体調にも悪影響を及しかねません。そうならないためには必ずちゃんとしたサイクルショップで実際に試着しましょう。
選び方⑤:サイズ=足長ではない
普段履いている靴の場合、かかとからつま先までの長さを測ってサイズを合わせますが、ビンディングシューズはそうはいきません。サイクルロードレースの本場ヨーロッパ人向けの足型に作られているものが多いため、幅が広く甲が高い日本人には横がきつくなるからです。この点は、シマノなど日本のメーカーが有利ですが、海外でも靴作りのノウハウがある人気メーカーは、ハーフサイズや幅広タイプなど細かなラインナップを揃えているところもあります。
選び方⑥:大事な3か所。ここがきついと要注意
足をしっかり固定するビンディングシューズですので、実際に履いてみてここが痛いと感じるならサイズを上げなければいけない場所が3つあります。
- かかと
- 横の一番広い部分
- 甲の高いところ
選び方⑦:締め方いろいろ
靴をはいた後どうやって固定するかでも種類があります。それぞれ一長一短ありますので実際に見て試してみるのがベストです。
- シューレース…いわゆる靴ひものタイプ。感覚的に調整がしやすい
- ベルクロ…ベルト状のストラップとマジックテープで固定する
- BOAダイヤル…ダイヤルを回してワイヤーで締める。ライド途中でも調整がしやすい
選び方⑧:ソールの素材
ペダルを踏む力をどれだけ効率的に自転車に伝えられるかで重要なのがソール、靴底の部分です。底が硬いほうがより高く力を伝えられ、柔らかいソールは力が逃げやすいとされます。
- ラバー…普通の靴にも使われる柔らかい合成ゴム素材。歩きやすさ重視でスニーカータイプやMTB・トレッキングのシューズに使われる柔らかい分ペダルに力が伝わる効率はロード専用に比べ低い
- カーボン…ロードバイクのフレームにも使われる炭素繊維素材。軽く薄く硬いので踏む力を最大限にペダルに伝えられる。プロやシリアスレーサーなどハイエンド向けとなるため高価。
- コンポジット素材…カーボンとグラスファイバー、グラスファイバーとナイロンなど、異なる素材を組み合わせて作られた複合素材。靴をねじってごくわずかに曲がる程度には硬いのでビンディングシューズのペダリング効果の恩恵は十分受けられる。硬すぎないので足への負担が少なく価格も手頃。
初心者におすすめのビンディングシューズ12選
サイクルジャージにはまだちょっと抵抗があるというビギナーのために、普段着にもフィットするおしゃれなデザインのシューズを中心にセレクトしました。まずは人気のあるスニーカータイプの街乗りシューズからご紹介します。
spd(MTBタイプ)を8種類
- まずはは、spd(MTBタイプ)をご紹介!
初心者におすすめのビンディングシューズ①
SHIMANO CT5(シマノ)
世界最大の自転車関連企業、シマノはよりカジュアルなスニーカータイプも出しています。デザインがイマイチ、と言われていたシマノですが、このモデルはそうした低評価を覆すおしゃれな見た目になっています。歩きやすいEVAソールですが普通のスニーカーよりは硬く、内側のシャンクプレートのおかげでペダルにもしっかりと力が伝えられます。
初心者におすすめのビンディングシューズ②
GIRO RUMBLE VR(ジロ)
[ジロ] RUMBLE VR サイクルシューズ Men's SPD 対応 [並行輸入品]
こちらもサイクリストには人気のGIRO。アウトドア用で評価の高いビブラムソールを採用し、歩きやすさを重視するSPDタイプのサイクリングスニーカー。といっても普通のスニーカーと比べてソールは硬めに作られているので、ペダルをこぐ時にもしっかり力を伝えてくれます。甲からつま先手前までの部分にメッシュ素材が使われているので、通気性にも優れています。
初心者におすすめのビンディングシューズ③
CHROME SPD KURSK PRO 2.0(クローム)
[クローム] サイクリングシューズ メンズ FW-113
カジュアルなナイロン生地でストリートでも全く違和感のないスニーカー型のSPDビンディングシューズ。メッセンジャーや多くの都市型サイクリストから高い人気を集めています。ゴム製アウトソールも2cmとしっかりとした厚みがあり、快適なペダリングと歩きやすさを両立させています。片足で約470gとやや重さはありますが、普段使いにはおすすめの一足です。
初心者におすすめのビンディングシューズ④
PATRICK SULLY-SPD(パトリック)
クラシックでおしゃれなデザインがファッション好きに支持されるフランスのスニーカーブランド。そのパトリックが打ち出すspdシューズで、人気シリーズのSULLYと同じ外見のモデルは普段着にもサイクルウェアにもおすすめです。横の2本ラインにはリフレクター素材を使い、靴紐がチェーンに絡まないよう甲にストッパーも備えるなど、サイクルシューズとしての機能性にも抜かりはありません。白と黒の2色展開ですが、ブルー・グレー・パープルの限定モデルも販売されています。
初心者におすすめのビンディングシューズ⑤
SHIMANO RT4(シマノ)
SHIMANO(シマノ) RT400MG SPD ビンディングシューズ 40(25.2cm) グレー ESHRT4OC400SG00
参考価格: 11,696円
世界のシマノがカジュアルサイクリスト向けに作り出したspd用ビンディングシューズ。まるでスニーカーのようなおしゃれなルックスは、サイクルジャージだけではなくどんな服でも合わせやすいです。横のラインと踵にはリフレクターが入っており、夜でも視認性を確保しています。ソールにもしっかりした硬さがあり、ペダルに力を伝えやすいだけでなく、踵とつま先には柔軟なラバー製のアウターソールを備えて歩きやすさにも配慮されています。レディースタイプはより紫色に近い布生地のようなデザインになっています。
初心者におすすめのビンディングシューズ⑥
SHIMANO RT5(シマノ)
[シマノ] ブラック SH-RT500ML ビンディングシューズ ロードバイク メンズ
こちらもカジュアルな見た目と歩きやすさを重視したspdシューズ。このモデルでは3本のベルクロで締めるよりスポーティーな形になっています。合皮の素材には全体的にパンチングが施されていて、通気性や柔らかさに貢献しています。RT4と同じようにグラスファイバー製のソールプレートとラバー製のアウターソールで歩きやすいながらも、効果的なペダリングが実現されています。手軽に調整しやすいベルクロテープは、長時間走るロングライドにも便利です。
初心者におすすめのビンディングシューズ⑦
fi'zi:k X5 TERRA BOA(フィジーク)
Fizik(フィジーク) X5 TERRA BOA 343560012 BK/RED 40
参考価格: 21,384円
プロ向けの機材でも有名なfi'zi:k。MTB用のspdシューズでもスマートで洗練されたデザインが人気です。こちらはBOAダイヤルが採用され、足の締め具合が細かく調節できる他、つま先の方にはベルクロのストラップもあるので横幅の調整が可能です。足の広い方や甲の高い方にはおすすめです。ソールのつま先やかかとには堅牢なトレッド(接地面)が使われ、ラフな路面でも高いグリップ力を誇ります。
初心者におすすめのビンディングシューズ⑧
GIRO REPUBLIC R KNIT(ジロ)
サイクルシューズに定評のあるGIROから発売されている目の粗いニットがおしゃれなspdモデル。通気性のよさと柔らかさでも人気ですが、撥水性もあり汚れにも強いのでラフな環境でも思い切り使えそうです。つま先とかかとにはゴム製のコーティングも施されており、必要な部分はTPU骨格システムと呼ばれるフレームでサポートされているので耐久性もあります。ソール部分はゴムとナイロンの複合素材で歩きやすいながらも踏みやすい強度になっています。
spd-slを4種類
- ここからは、spd-sl(ロードバイクタイプ)をご紹介!
spd-slが初心者向きでないということはありません。ロードバイクを始めたばかりだけどレース出場を目指してトレーニングに励みたい、走ることそれ自体が好きだから自転車を降りて歩くことは考えていない、という人には最初からspd-slをおすすめします。
その中でもビギナー向けとして人気が高く、なおかつおしゃれな外見の4つを紹介します。
spdでも本格的に走りたいという方には、これから紹介するソールがより硬めで踏む力を重視したモデルがおすすめです。