「キノコ頭」が悩みの種…
さっそうと走るロードバイクはかっこいい
法律で定められているわけではありませんが、自転車に乗るときにヘルメットをかぶるのは、安全のために非常に重要なことです。特に、原付バイク並みのスピードがでるロードバイクでは、もはや必需品といっても過言ではないでしょう。おしゃれでかっこいい、エアロヘルメットをかぶって颯爽と走るロードバイクは、見た目にも魅力的です。
ロードバイクにヘルメットは必需品
昔はロードバイクでも「自転車でヘルメットなんてダサい」と、かぶらない人も少なくありませんでしたが、今では、むしろロードバイクに乗っているのにかぶらないほうが「ダサい」とさえされるほど、ロードバイクに乗る人たちの多くはしっかりヘルメットを着用しています。やはり、原付バイク並みのスピードが簡単に出るロードバイクでヘルメットをかぶらないのは「危険行為」ともいえますからね。
なぜロードバイクでヘルメットをかぶらないの?
今でもヘルメットをかぶらない人も存在しています。かぶらないのは「面倒だから」「髪型が崩れるから」「似合わないから」といった理由が挙げられますが、「キノコ頭になるのがイヤ」という人も少なくありません。
キノコ頭はカッコ悪い
「キノコ頭」とは、ヘルメットをかぶったときの頭と顔のラインがキノコのように見える状態をいいます。自転車に乗る人たちの間では、そういった状態を揶揄する「キノコる」という言葉もあるほどです。せっかくおしゃれなエアロヘルメットを買ったのにキノコ頭になったのでは、似合う、似合わない以前に「かっこいい」とはいえませんよね。
キノコ頭にならないヘルメット選びのポイント(2つ)
では、キノコ頭にならないヘルメットとは、どんなものなのでしょうか。また、どうすればキノコ頭になりにくいのでしょうか。キノコ頭になりにくいヘルメット選びのポイントを紹介しましょう。
ポイント①「アジアンフィット」を選ぼう
問題は頭のかたち
人によって顔や頭の大きさや形、輪郭などは異なります。したがって、同じヘルメットをかぶってもキノコ頭になる人とならない人があるのは当然ですが、特に日本人と西洋人とでは頭の形が違います。西洋人は上から見ると前後に長い「たまご型」ですが、日本人は頭の鉢が横に広く丸い傾向があります。そこで、ひとつ目のポイントは「アジアンフィット」のヘルメットを選ぶことです。
西洋人とは頭の形が違う
アジアンフィットのヘルメットとは、簡単にいえば国産メーカーの製品ともいえます。海外メーカーのヘルメットは、その市場である西洋人が使用することを前提としたデザインがなされているため、どうしても日本人の頭にはフィットしにくいといえます。
日本人には日本人向けを
その点、国産メーカーであれば、日本人の頭に合いやすいデザインのモデルがたくさんあるというわけです。キノコ頭だけでなく、ヘルメットの着用時に違和感を感じるのであれば、国産メーカーの製品を選択するほうがいいかもしれません。ただし、最近では海外メーカーでもアジアンフィットの製品を扱うケースも増えています。
ポイント②試着をしよう
フィット感はモデルで異なる
残念ながら、アジアンフィットのヘルメットなら絶対にキノコにならないというわけでもありません。したがって最善の策は、実際に試着することです。国産メーカーのヘルメットでもモデルの形はさまざまですし、同じメーカーでもモデルによってフィット感も異なります。それらを判断するには、実際にかぶってみるしか方法はないのです。
見た目よりフィット感
キノコ頭にならず自分に似合うヘルメットが見つかったとしても、それですべて解決というわけではありません。見た目はOKでも、フィット感がイマイチというケースがあるからです。かぶっているうちに頭に触れている部分が痛くなったり、締め付け感を覚えたりといったこともあり得ます。したがって、ヘルメット選びの優先順位は、見た目<フィット感と心得ましょう。
ポイント③スリムなヘルメットを選ぼう
一般的に、横が張り出したものはキノコ頭になりやすいので、前から見て横の張り出しの少ないスリムなヘルメットを選ぶのもポイントです。
ポイント④自分で「かっこいい」と思おう
最初は、どんなヘルメットをかぶっても見慣れないためにキノコ頭に見えて、似合わないと思いがちです。しかし、慣れてくればそれなりにかっこいいと思えるようになるものです。また、自転車に乗って走っている人のヘルメットなんて、他人はほとんど気にしていません。本人が納得していれば、それが一番「かっこいい」のです。
続いて、キノコ頭になりにくいヘルメットを紹介!