街乗りにおすすめのマウンテンバイク③
おすすめ③ MERIDA MATTS 6.5-V
ジャイアントと同じく台湾の自転車メーカー、メリダのハードテイルマウンテンバイク「MATTS」は、一般的なマウンテンバイクがロードバイクやクロスバイクと同じ700Cサイズか、一回り小さい27.5インチのホイールを採用しているのに対して、26インチホイールなので、街中で小回りが利きやすいのが特徴です。
Vブレーキ搭載でお手頃価格
MATTS 6.5-Vの特徴は、マウンテンバイクの多くがディスクブレーキ搭載なのに対して、Vブレーキを採用している点も挙げられます。街乗りメインでオフロードをほとんど走らないのであれば、Vブレーキでも十分です。ただ、通勤や通学で雨の日に乗る機会が多い人には、ディスクブレーキ採用のMATTS 6.10-MDをおすすめします。
MERIDA MATTS 6.5-Vのスペック
- フレーム アルミ
- コンポーネント シマノ・ターニー
- ブレーキ Vブレーキ
- 重量 13.6㎏(Lサイズ)
- 価格 51,900円(税抜)
街乗りにおすすめのマウンテンバイク④
おすすめ④ FUJI NEVADA 27.5 1.7D
1899年日本で創業、1970年代になって本格的に海外へ進出し、現在はアメリアに拠点を置く自転車メーカー、FUJIのエントリーアルミハードテイルマウンテンバイクです。27.5インチホイールは巡航性、コントロール性だけでなく、軽量化され加速性能にも優れています。
街乗りにピッタリなおしゃれ感
アクティブライドからトレイル走行までこなす実力を備えていますが、低重心化された設計によって、安定性がよく、油圧のフォークサスペンションとディスクブレーキにより、初心者でも本格走行が楽しめます。
FUJI NEVADA 27.5 1.7Dのスペック
- フレーム アルミ
- コンポーネント シマノ・アルタス
- ブレーキ テクトロ 油圧ディスク
- 重量 14.6㎏
- 価格 69,000円(税抜)
街乗りにおすすめのマウンテンバイク⑤
おすすめ⑤ CANNONDALE HABIT 6
街乗りメインでなく、オフロード走行も満喫したいという人におすすめなのが、アメリカの人気バイクメーカー、キャノンデールの「Habit 6」です。フレームに軽量かつ剛性の高いアルミ合金を使用しているので、市街地はもちろん、トレイルやダートなどの荒れた路面でも、快適に走ることができます。
油圧ブレーキがメリット
フロントとリアにサスペンションを搭載したフルサスペンションで、少々価格は高めですが、スピードと小回りを両立させているので、シーンを選ばないのが魅力です。また、油圧ディスクブレーキを搭載しているため、機械式より軽い力で確実にブレーキが掛けられるのは、ストップ&ゴーの多い街中では大きなメリットです。
CANNONDALE HABIT 6のスペック
- フレーム アルミ合金
- コンポーネント シマノ・SLX GS(フロントシングル11速)
- ブレーキ シマノ油圧式ディスク
- 重量 14.7㎏
- 価格 240,000円(税抜)
街乗りへのカスタム方法のポイント
マウンテンバイクが街乗りに向いているとはいえ、基本設計はオフロードでの走行です。したがって、やはり街乗りや舗装路などでは不便だったり、乗りにくいという点もあるかもしれません。そんな場合には、オフロード用パーツをオンロード用パーツに交換することで改善できますよ。
クロスバイクはマウンテンバイクから派生
そもそも街乗りスポーツバイクとして人気のあるクロスバイクは、マウンテンバイクから派生しており、コンポーネントなどはマウンテンバイクのパーツを多く採用しているため、マウンテンバイクの街乗りとしての存在能力は十分です。とはいえ、あまり大掛かりなカスタムはちょっと…という人もいるかもしれません。ここでは、初心者でも比較的簡単に取り組めるカスタム方法を紹介します。
タイヤを交換しよう
まずひとつ目は、タイヤの交換です。マウンテンバイクのタイヤは、オフロードでのスリップを防ぐために、表面が凸凹の大きなブロックタイヤが標準装備されています。しかし、舗装路ではこの凸凹が路面との抵抗を大きくするため、スピードが出にくいですし、ロードノイズを拾いがちです。
効果的で安いおすすめカスタム方法
またタイヤが厚くて重いのも、速度が出ない原因となります。ブロックタイヤをオンロード用に交換すると、乗り心地が改善しスピードも出しやすくなります。タイヤは、高級なものでなければ前後で1万円もあれば十分、もっと安いモデルもあります。
サドルを交換しよう
マウンテンバイクのサドルは、軽量化のため薄く硬くできています。したがって、街乗りしていると、お尻が痛くなることも少なくありません。ちょっと近所に買い物、といった程度なら気になりませんが、ポタリングで少し距離を走るとなれば、ストレスに感じるかもしれません。
シートポストを交換しよう
マウンテンバイクは、オフロードでの足つきをよくするために、シートポストが短めのモデルもあります。しかし舗装路では、ある程度シートが高いほうが、しっかりペダルに力を伝えることができるので乗りやすいです。
乗る状況でサドルとシートポストを使い分け
どうもサドルの高さが合わない、低いと感じるのであれば、シートポストの交換も検討することをおすすめします。サドルと併せて交換しておけば、通勤や通学、街乗りはクッション性のあるおしゃれなサドルのついた長いシートポスト、週末などにオフロードへ出掛けるときには、もともとついていたサドルとシートポスト、と使い分けることもできます。
街乗りマウンテンバイク購入時の注意点
街乗りオンリーだから本格的なものでなく、マウンテンバイク「っぽい」自転車が欲しいという人もいるかもしれません。自転車屋さんに行けば、見た目はいかにもマウンテンバイクといった自転車もたくさん売られています。ただ、それらを購入する際には注意が必要です。
オフロード走行NGのマウンテンバイク⁉
いわゆる「マウンテンバイクルック車」といわれるそれらの自転車は、外見はマウンテンバイクでもオフロードを走ることはできません。性能的には普通のママチャリとさほど変わらず、悪路や山道を走ると壊れるリスクもあります。したがって、フレームなどには「オフロードでは乗らないでください」といった注意書きシールが貼られています。
「本物」は最低5万円から
このようなマウンテンバイクルック車は、非常に安い価格で販売されています。もちろん、買い物やサイクリング、ポタリングなどで使用するなら特に問題はありませんが、マウンテンバイクとしても乗りたいという人には、おすすめできません。マウンテンバイクとして最低限のスペックを求めるなら、初心者・入門用でも5万円から、と認識しておきましょう。
まとめ
街乗りやポタリングでは、ロードバイクよりマウンテンバイクのほうが快適かつメリットが多いといっても過言ではないでしょう。本格的にオフロードを走り込むというのでなければ、高級な高性能モデルは必要ありません。マルチなスペックを持つマウンテンバイクで、街乗りもオフロードも楽しみましょう。きっとマウンテンバイクの魅力にとりこになるに違いありませんよ。
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