ドロッパーポストの選び方と使い方
ドロッパーポストの選び方
①ワイヤー「内装型」か「外装型」か
色々なメーカーがありますが、どうやって選ぶのでしょう。ドロッパーポストはレバー式で、ハンドルのレバーとワイヤーでつながれれています。まず、ワイヤーをフレームの中に通す内装型か、外側を通す外装型か決めます。フレームにワイヤーを通す穴が開いていなければ、内装型は取り付けられないので、外装型になります。
②サイズ等の細かな確認
次に、フレームとドロッパーポストの直径を合わせます。そして、長さとトラベル量を確認します。ドロッパーポストを伸ばした状態で、シートが高過ぎないか。シートを下げた状態で、フレームの中に収まるか、取り付けを確認します。初めは自転車店に相談して購入するのがおすすめです。
ドロッパーポストのメンテナンス
ドロッパーポストは最初にセットすると、ポスト自体を動かすことはほとんどありません。固着しやすいので、時々ポストを緩めて動かすようにしてください。またドロッパーポストを使っていると、シートの反応が遅かったり、遊びがあったりすることがあります。ダストシール部のクリーニングを行い、エア圧やリモートレバーのアジャスターをチェックすることで予防します。なお、細かい調整が不要なメンテナンスフリーのメーカーもあります。
メンテナンスのポイント
- 時々ポストを緩めて動かす(固着化の防止)
- ダストシール部をクリーニングする
- エア圧やリモートレバーのチェックを行う
ドロッパーポストの使い方
自転車店やカフェの前などに、シートで引っ掛けるバイクラックがありますね。ドロッパーポストのシートが下がった状態でバイクラックに自転車をかけると、自転車の重みで油圧回路に負担が加わり、空気を吸い込んでしまいます。バイクラックにかけるときは、シートを上げてからにします。
まとめ
今回は、走りながらシートの高さを調整できるドロッパーポストをご紹介しました。しっかりトルクをかける登りと、体重移動を駆使する下りと、どちらもベストを尽くせます。ペットボトル1本程度の重さは増えますし、安価なもので1万円前後からしますが、それに見合ったカスタマイズです。競技レースでなくても、スピードに乗ったまま下りを駆け抜けるのは楽しいものです。ドロッパーポストをぜひおすすめします。
出典: Unsplash