サイクルジャージの形状
サイクルジャージの形状は大きく分けて、上下が別々のセパレートタイプと上下一体式のワンピースタイプがあります。セパレートタイプはさらにノーマルパンツとビブパンツに分けられます。それぞれ特徴があり、好みや乗り方などによって選択肢は人それぞれです。それではそんなサイクルジャージの形状の違いを、メリットデメリットを含めて詳しくみていきましょう。
サイクルジャージの大まかな形状分け
- セパレートタイプ①(ノーマルパンツ)
- セパレートタイプ②(ビブパンツ)
- ワンピースタイプ
セパレートタイプ①(ノーマルパンツ)
まずはノーマルパンツのセパレートタイプです。サイクルジャージで最も多いのがこのタイプです。上下が別れているタイプで、下半身のほうのジャージが腰の部分までしかない形状のものです。ちなみにレーパン(レーシングパンツ)とは、この下半身部分のジャージのことを指します。
セパレートタイプ(ノーマルパンツ)のメリット
ジャージの上と下が別れている(セパレート)ので、脱ぎ着がしやすいが最大のメリットです。トイレなどでも特に不便は感じないでしょう。上下別々のコーディネイトを楽しんだり、例えば上半身ジャージのジッパーが壊れたりした場合でも、上だけ買い換えればいいので少ない出費で済みます。
セパレートタイプ(ノーマルパンツ)のデメリット
パンツの腰の部分はゴムが入っているので、どうしても腹部の締め付け感があります。長時間のライドだと擦れたり食い込んだりして痛みが出ることもあります。また、ゴムだけでは固定力に乏しく、走行中にずれやすいこともデメリットと言えるでしょう。
セパレートタイプ②(ビブパンツ)
上下が別れているセパレート形状なのはノーマルパンツタイプと一緒なのですが、パンツに肩ひもがついている形状のものがビブパンツタイプです。ウェイトリフティング選手のウェアに似ていると言えばわかりやすいでしょうか。肩ひもがつくことで、どのような効果があるのでしょう? メリットとデメリットをみていきましょう。
セパレートタイプ(ビブパンツ)のメリット
肩ひもで支えているので腹部をゴムなどで締め付ける必要がなく、摩擦ずれの心配がありません。お腹周りに負荷がかからないので、登坂や向かい風などの下腹部に力を入れたい場面でも、ストレスなくペダルを踏み込めるでしょう。また、下腹部を覆(おお)う形状なので、ダウンヒルなどでもお腹が冷えにくいメリットもあります。
セパレートタイプ(ビブパンツ)のデメリット
ビブタイプの最大のデメリットは、トイレが面倒であることです。男性の小便の場合は少し下げれば対応できますが、そうでない場合は肩ひもを下ろす必要があります。ですのでトイレのたびに上着を脱がなければならず、ノーマルタイプに比べて大変であることは否めません。
ワンピースタイプ
ワンピースタイプは上下が一体になっている形状のサイクルジャージです。最も空気抵抗による影響を受けにくいので、レースなどの競技者が好んで着用しています。セパレートタイプに比べて少し注意点はありますが、もちろん一般のサイクリングでの使用も可能です。背中のポケットは付いていないものも多く、付いていてもセパレートタイプのポケットよりも小さくなります。
ワンピースタイプのメリット
ワンピースタイプの最大のメリットは、上下一体のシームレス(継ぎ目がない)構造によって、空気抵抗が少ないことにあります。ビブタイプよりもさらにずれにくく、走行中の快適性は抜群です。また、雨天走行で水しぶきをあげながら走る場面などでも、シームレス構造のため跳ね上げた水がジャージ内に入り込みにくく、砂などの異物の混入も防いでくれます。
ワンピースタイプのデメリット
デメリットはビブタイプと同様で、トイレが困難であることです。ワンピースは上下繋がっているため、トイレのたびにポケット内の物を出して脱いだ上着部分を床につかないようまくりあげながら用を足す必要があります。また、セパレートに比べて製品の数も少なく、オーダーメイドになるメーカーも多いので、お手軽感はあまりありません。
セパレートワンピース
ワンピースタイプで最近主流になりつつあるのが、セパレートワンピースです。セパレートとワンピースの良いとこ取りと言える形状で、通常のワンピースよりも上着前面の開閉できる部分が広く、脱ぎ着しやすい構造になっています。ワンピース特有のエアロ効果も損なわれず、脱ぎ着が楽なのでトイレ時の負担も軽減されます。
おすすめのサイクルジャージ
セパレート(ノーマル・ビブ)とワンピースそれぞれのおすすめサイクルジャージを紹介します。トイレ問題や着心地の違いなどそれぞれにメリットデメリットがありますが、乗り方や好みによって選ぶとよいでしょう。ワンピースは背中にポケットがあるものをピックアップしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
おすすめサイクルジャージ①パールイズミ【スプリットジャージ】
[パールイズミ] スプリット ジャージ 631-B メンズ グレー 日本 L (日本サイズL相当)
参考価格: 6,770円
カジュアルな印象のジャージですが、前傾姿勢で程よく身体にフィットしてくれ、空気抵抗軽減などにも効果を発揮します。もちろん吸汗速乾性素材を採用しているので、サラサラとした着心地を終始キープします。すその内側にはシリコン加工が施され、走行中にすそがずり上がるのを防いでくれるので、終始快適なライドを楽しめるでしょう。
特徴 | ファスナー付き3バックポケット |
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色 | 2色 |
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サイズ | S・M・L・XL |
おすすめサイクルジャージ②スゴイ【サイクルパンツ】
[スゴイ] サイクルパンツ 38388U.BLK.3 メンズ BLK US XL-(日本サイズ2L相当)
参考価格: 27,273円
身体にぴったりとフィットし、空気抵抗の軽減とともに激しいペダリンングでもずれにくく、しっかりとサポートしてくれます。速乾性と通気性に優れ、汗を素早く発散させて乾いた状態を保ちます。脱ぎ着もスムーズに行え、トイレなどでも困ることはありません。衝撃吸収性の高い違素材多重構造のパッド「シャモアパッド」がお尻の痛みを軽減させ、長時間のライドにも配慮された構造になっています。
特徴 | SUGOiフォーミュラFXシャモアパッド採用 |
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色 | 一色 |
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サイズ | S・M・L・XL |
おすすめサイクルジャージ③パールイズミ【イグナイトジャージ】
(パールイズミ)PEARL IZUMI(パールイズミ) 321B サイクルジャージ イグナイト ジャージ[メンズ] 321B 1 プリズム M
参考価格: 11,061円
流行りの袖丈長めのシルエットで、速乾性に優れた軽量薄手のストレッチ素材でできています。UVカット性能が最高レベルの「UPF50+」を適所に採用し、長時間のライドでも安心です。ビブの肩ひも部分も違和感なく身体に馴染み、締め付け感を軽減させながらもずれにくい設計になっています。
特徴 | あらゆる乗車姿勢にも対応するハイエンドパッド「3Dネオプラス」 |
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色 | 2色 |
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サイズ | S・M・L・XL |
おすすめ④オンヨネ【レーシングサイクルスーツ】
[オンヨネ] BKO92001 レーシングサイクルスーツ メンズ 009ブラック 日本 M (日本サイズM相当)
参考価格: 21,965円
オンヨネのワンピースジャージは日本人の体型に合わせた設計で、どのようなライディングポジションでも柔軟に対応してくれます。速乾性に優れ、長時間のライドでも終始快適なドライ状態を保ちます。背面ポケットは中のものが飛び出しにくい2パックポケット構造です。また、背面ポケット部には光を反射する再帰反射プリントを設置して、視認性の向上にもしっかりと配慮しています。もちろん空気抵抗も受けにくく、しっかりとエアロ効果を発揮してくれます。
特徴 | 遮熱素材「HyglaterLeflect」を適所に設置 |
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色 | 2色 |
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サイズ | S・M・L・O |
商品 | ||||
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商品名 | [パールイズミ] スプリット ジャージ 631-B メンズ グレー 日本 L (日本サイズL相当) | [スゴイ] サイクルパンツ 38388U.BLK.3 メンズ BLK US XL-(日本サイズ2L相当) | (パールイズミ)PEARL IZUMI(パールイズミ) 321B サイクルジャージ イグナイト ジャージ[メンズ] 321B 1 プリズム M | [オンヨネ] BKO92001 レーシングサイクルスーツ メンズ 009ブラック 日本 M (日本サイズM相当) |
価格 | 6,770円 | 27,273円 | 11,061円 | 21,965円 |
特徴 | ファスナー付き3バックポケット | SUGOiフォーミュラFXシャモアパッド採用 | あらゆる乗車姿勢にも対応するハイエンドパッド「3Dネオプラス」 | 遮熱素材「HyglaterLeflect」を適所に設置 |
色 | 2色 | 一色 | 2色 | 2色 |
サイズ | S・M・L・XL | S・M・L・XL | S・M・L・XL | S・M・L・O |
商品リンク |
サイクルジャージを着て快適にライドを楽しもう
自転車乗りのためのユニフォーム「サイクルジャージ」を紹介しました。着ることで空気抵抗を受けにくく、速乾性の素材は快適な状態を保ってくれます。形状によってはトイレが困難などの問題もありますが、それに見合うだけの恩恵が受けられるので、自分のスタイルや好みに合わせて選ぶとよいでしょう。ぜひサイクルジャージを着て、快適で安全なライドを楽しみましょう!
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