自転車通勤に適した服装は？男女それぞれにおすすめの格好をご提案！

自転車通勤の服装に悩む人というのは、ロードバイクやクロスバイクなど、スポーツ自転車に乗る場合がほとんどです。一番良いのは、機能性に優れたサイクルジャージで通勤し、会社で着替えられることですが、実際はそこまでできる方ばかりではないですね。なので、今回は「ロードバイクやクロスバイクでも快適で、なおかつ、オフィスでも違和感ないファッションの条件」に絞って紹介していきます。

スポーツバイクともなれば、ロードバイクではもとより、クロスバイクでも結構なスピードで走れます。その分風の影響を受けやすく、開けているコートの前から風が吹き込んで煽られたり、袖やすそが激しくバタついたりしてしまいます。男性も女性も、できる限りタイトなシルエットの服装で乗ることをおすすめします。また、すそがリアホイールなどに絡んでしまう危険もあるので、オーバーコートなどのような丈の長いコート類は避けましょう。

自転車は効果的な有酸素運動です。ロードバイクやクロスバイクで30分も走っていれば、夏はもちろん、冬でもじわじわと汗がにじんできます。エアコンの効いた真夏のオフィスや、冬場の屋外など、気温差の大きい条件では汗冷えも気になります。こうした汗対策としては吸湿速乾性、つまり肌表面の汗を素早く吸収、発散する機能を備えたウェアが欠かせません。特に直接肌に触れるインナーにこの機能があるかないかで、快不快が格段に違います。

風や汗の問題を解決するサイクルジャージは高機能ですが、ファッションとしてのスタイルを考えると、あのピタッとしたジャージにレーサーパンツ、ヘルメットなどは日常の服装としては極めて異質です。ですが最近では、サイクルウェアとしての機能を満たしつつ、普段着のファッションとしても違和感のないウェアが展開されています。お仕事や業種にもよりますが、カジュアルな服装でもいい職場なら、そのまま仕事にも入れます。

カペルミュールで上下コーディネートをすると、サイクルウェアには見えませんが、サイクリストのための機能を押さえつつも、普段使いのスタイルを追求しているのです。

トップスとしておすすめしたいのが、ワイシャツタイプやニットです。一見すると普通のシャツやニットに見えますが、背中のバックポケットを備えていたり、速乾性の生地を使用していたりと、長時間の自転車通勤を便利に、快適にするための機能が盛り込まれています。TOKYO WHEELSのこちらのポロシャツは、後ろのストライプ部分がバックポケットになっています。汗を素早く吸収し、外へ逃がす機能もしっかり備わっています。

快適なペダリングのためにはパンツ選びも大事です。カペルミュールやTOKYO WHEELSなどで展開されているサイクルパンツは、ストレッチ性に優れ、普段着にも適したファッション性の高いデザインになっています。サドルとの摩擦ですり減るのを防ぐために股の部分を二重にしたり、裾を巻き込まないようベルトが付いているものもあり、サイクリストの細かな要望にも配慮しています。

自転車向きのカジュアルファッションでは、冬のアウターにも工夫をこらしています。アウターは自転車の乗りやすさを考えて、コートなどは丈が短めの傾向があります。こうしたジャケットやコートは、防風性や蓄熱性に優れた生地が使われているので冬の寒い季節でも快適にライドができます。また服の中にこもった熱を逃がすため、わきの下に通気口やファスナーなども備えるなど、さまざまな工夫がされています。

うちの職場は堅い仕事なのでスーツじゃないとダメです、という所も多いですよね。そういう場合は、会社のロッカーにスーツを掛けておき、出退勤の時にサイクルジャージから着替えるというケースがほとんどです。ですが、そんな苦労はもうしなくても大丈夫です。TOKYO WHEELSのブランドでは、自転車通勤に対応しながらも、ビジネススーツとして着られるスーツを展開しています。同ブランドが出しているコートやパーカーと合わせれば、冬でも万全です。

こちらのスーツは、一見したところ普通のスーツと変わりないように見えますが、とても柔らかくてストレッチ性が高い生地を使用しています。脇や背中、パンツなど、ペダリングに直結する所は特にその効果がわかります。機能面でも、脇の下に放熱用のファスナーを付けるなど、細かな配慮がなされています。

柔らかく伸縮性のあるこの生地は、通勤ライド中の全身の動きにもしわになりにくいため、畳んでカバンに入れても平気です。抗菌防臭素材の裏地が使われ、家庭の洗濯機で洗うこともできるので、汗をかいても心配はいりません。2着あれば交互に着まわせるので、常にクリーンなスーツで自転車通勤ができます。