ロードバイクはピチピチウェアを着なきゃいけないの?
ロードバイク=ピチピチウェア?
ロードバイクで走る人のスタイルを見ると、多くの人がピチピチのサイクルジャージやレーシングパンツを着ています。しかし「あの格好がどうも馴染めない」「ピチピチウェアを着るのは抵抗がある」という人も多いのではないでしょうか。ピチピチウェアを着たくないからと、ロードバイクに乗るのをためらっている人もいるといいます。
特に初心者には悩みの種
特に初心者は、本格的なサイクルジャージやレーシングパンツを着ることに躊躇する人も少なくありません。まるでレーサーのような恰好なのに、まだバイクをうまく乗りこなせないという思いもあるからです。
ロードバイクに乗る目的はいろいろ
また、ロードバイクに乗る目的はさまざまです。とにかく速く走りたいというなら、本格的なサイクルウェアはおすすめです。しかし、のんびり走ったり、観光などの旅行の足、またポタリングで街乗りといった目的のとき、見た目がスポーティ過ぎるサイクルウェアはあまり似つかわしくないかもしれません。
クロスバイクにはカジュアルが似合う
クロスバイクとなると、さらにあまりレーシーな格好は似合いません。もちろん、バリバリ走りたいという人ならサイクルジャージにレーパンといったスタイルもOKですが、日ごろの足や街乗りといった用途で乗るのであれば、カジュアルな服装のほうが好ましいでしょう。
カジュアルなブランドも多い
もっと気軽にカジュアルな格好で、ロードバイクやクロスバイクに乗れる、まるで普段着のようなサイクルウェアもたくさんあります。自転車を停めて、そのままおしゃれなカフェに入ったりそのまま遊べるような服装や、デートに着ることのできるファッションを取りそろえるブランドも多いですよ。
カジュアルサイクルウェアおすすめブランド5選
ロードバイクやクロスバイクは、スポーツバイクです。したがって普段着のようなファッションで乗るといっても、それなりの機能を持っていることが好ましいです。ここでは、高機能を持ちながらもおしゃれでファッション性もあるカジュアルなサイクルウェアのおすすめブランドを紹介しましょう。
おすすめ①パールイズミ フリージー
サイクルジャージの人気メーカーパールイズミが販売するカジュアルサイクルウエアブランドが「FREEASY(フリージー)」です。サイクリングに適した機能的なウェアで定評のあるパールイズミですから、カジュアルウェアといえどもサイクリストの求める機能性を提供してくれます。
②カペルミュール
カペルミュールは、気軽にカジュアルなサイクリングを楽しみたいという人におすすめのおしゃれ系ブランドです。街乗りにもピッタリなデザインで、男女ともに支持されています。ジャージからジャケット、パンツ、キャップ、アンダーウェアやバッグ、アクセサリーまで、サイクリングアイテムが揃います。おしゃれ系とはいえ、機能性にも優れているのはもちろんです。
おすすめ③ナリフリ
日本のスポーツバイクのカジュアルファッションの草分けとされる「narifuri(ナリフリ)」。ロードバイクでカジュアルウェアを探すなら、チェックは欠かせません。自転車にこだわるのではなく、自転車と深いかかわりを持ちながらも自転車を連想させないファッションが支持され、「fashion+bicycle+narifuri」と評されています。
おすすめ④ラファ
「おしゃれな大人のサイクルウエア」とされるイギリスのブランドが「Rapha(ラファ)」です。街乗りでもしっくり馴染むカジュアルなデザインのほか、普段気として着られるようなウェアもたくさんあります。ツール・ド・フランスに出場するプロチームにウェアを提供したことなどから、機能性や性能は最高峰といってもいいでしょう。
おすすめ⑤リン プロジェクト(Rin Project)
サイクルウェアのほか、自転車用バッグや輪行バッグ、グローブ、その他自転車に関するアイテムを販売するブランドです。「自転車といっしょに暮らし旅する」をコンセプトに、自転車に乗るときと乗らないときを分けずにすむように、また場所や年齢など、どんな状況にも溶け込みやすいサイクルグッズを提供しています。
カジュアルサイクルウェア選びのポイント
カジュアルなサイクルウェアでも、サイクリングをするのに適したポイントを考慮して作られています。したがって、ただのカジュアルウェアとは異なる部分がいくつかあります。ロードバイクやクロスバイクにカジュアルなファッションで乗りたいというときには、それらの点に注目して選ぶことをおすすめします。
注目ポイント①そでや背中、裾が長め
ロードバイクは前傾姿勢
スポーツバイク、特にロードバイクは風の抵抗を抑えるために前傾姿勢、つまり上半身が前かがみな姿勢を保つような設計になっています。普段着でロードバイクに乗ると、そでや背中が突っ張ったり、背中が丸見えになるといった事態になりがちです。
前傾姿勢に対応したものを
サイクルウェアのそでや背中、裾は長めに作られているので、前傾姿勢をとっても袖や背中が突っ張ったり背中が剥き出しになったりしません。これはカジュアルなスタイルでも同様なので、そのようになっていなければサイクルウェアとしてはあまり適していないといえるでしょう。
ポイント②身体にフィットする
空気抵抗の影響は大きい
自転車は、風の抵抗を受けやすいです。特にロードバイクは空気抵抗を極力抑えるために前傾姿勢になれるようなフレーム設計がされています。それなのに、風の抵抗を受けやすいような服装では、せっかくのロードバイクのポテンシャルがスポイルされてしまいます。
シティライドフィットなデザイン
また、パンツは裾が広かったりすると、チェーンやギアに引っ掛かり、汚れたり破れたりする恐れもあります。カジュアルなウェアなら、身体にフィットしながらも一般的なピチピチサイクルウェアとは違う「シティライドフィット」なデザインとなっています。
ポイント③伸縮性・速乾性に優れている
伸縮性が重要
ロードバイクやクロスバイクはスポーツバイクといわれるように、結構な運動量で身体をよく使います。特に下半身は常にペダルを漕ぐために動きっぱなしです。それなのに、伸縮性に乏しいジーンズのような素材のパンツでは動きづらいうえに快適ではありません。サイクルウェアは、伸縮性に優れていることも重要な点なのです。
速乾性も要チェック
夏場はもちろん、冬でも運動をすれば汗をかきます。汗をかいたままにしておくと、身体がべたついて不快なだけでなく、風邪をひいたり体調を悪くしかねません。サイクルウェアには、速乾性も求められます。
ポイント④おしゃれでかっこいい
普段着としても着られる
レーシーなサイクルウェアももちろんかっこいいのですが、やはり街中ではちょっと「浮いて」しまいがちです。その点、カジュアルなサイクルウェアなら普段着といってもおかしくない、おしゃれでかっこいいものが多いので、どんなシチュエーションでもマッチするでしょう。
状況によって使い分けもOK
ファッショナブルにロードバイクに乗るなら、おしゃれさにもこだわってもらいたいものです。真剣に走るときには本格的サイクルウェア、ポタリングやデートを兼ねたライドのときにはカジュアルなサイクルウェアといったように使い分ければ、ロードバイクの楽しみはもっと広がります。
まとめ
最近ではユニクロやワークマンなどでもサイクルウェアとして使えそうな伸縮性や速乾性に優れたアイテムを取り扱っているので、出費を抑えたいという人にはおすすめです。ただ、やはり自転車用として開発・販売されたもののほうが快適さにおいて勝っていることは認識しておくことも必要ですよ。もっと自由にロードバイクのファッションを楽しみましょう。
https://www.narifuri.com/style/