富士チャレンジ200とは?
ロードバイクのエンデューロレースのなかでも国内随一の人気を誇っているレースが「富士チャレンジ200」です。毎年多くの方が全国から参加されています。今回はその富士チャレンジ200の大会概要のご紹介や攻略方法などのご紹介をしていきます。
エンデューロレースとは?
エンデューロレースは事前に決められた時間内、もしくは距離を走り切る自転車での耐久レース方式のことをいいます。レースといっても、チーム戦などが設けられていることも多く、イベント性が高いので、自転車初心者の方でも気軽に参加することができます。また、チームで参加すると応援しながら観戦もできるので、よりレースを楽しむことができます。
富士チャレンジ200の競技の種類
まずは大会の競技の種類のご紹介をしていきます。富士チャレンジ200では、個人参加もしくはチームでの参加で大きく2つに分けられています。さらに、距離も200kmチャレンジのカテゴリーと100kmチャレンジのカテゴリーに分けられるので、大きく分けて4つの競技カテゴリーが存在します。
カテゴリー①ソロ200km
まず富士チャレンジの競技カテゴリーのなかでも一番過酷なカテゴリーが「ソロ200km」です。200kmのチャレンジを一人で走らなければいけません。精神的にも体力的にも一番厳しいレースで、自分の限界に挑むことができるカテゴリーになっています。レベルが高いカテゴリーなので、全カテゴリーのなかでも一番総力の高いライダーが集結しています。
カテゴリー②ソロ100km
次に紹介するカテゴリーは「ソロ100km」です。ソロ200kmと同じく、一人での出場になりますが、距離が100kmなので、難易度は少し低くなっています。初めて参加する方で、いきなり200kmへのチャレンジに不安が大きい方には、ソロ100kmの方がいいかもしれません。距離は半分になってはいますが、上位争いはソロ200kmと同じく熾烈です。
カテゴリー③チーム200km
次にチーム戦のカテゴリーの紹介です。2~10人チームを組んで、そのチーム全体で200kmの完走を目指していくカテゴリーが、「チーム200km」です。実際にレース中にコース上を走っているライダーは一人だけで、交代したいタイミングでピットレーンに帰ってくることで、選手交代して次のライダーが走ります。チーム戦なので、走力だけでなく戦略的な要素も含まれてきます。
カテゴリー④チーム100km
最後にご紹介するカテゴリーは「チーム100km」です。ソロ100kmと同じように、初めてチームで参加される方でも距離を短いカテゴリーに参加することで、参加しやすくなります。チームの人数は2~6人で構成されたチームであれば出場可能です。初心者の方が多いチームなどはチーム100kmにエントリーした方が、楽しみやすいかもしれません。
富士チャレンジ200のコースの特徴
コースは富士スピードウェイ
大会で使用されるコースはモーターレースで世界的にも有名で静岡県にある「富士スピードウェイ」です。サーキットコースなので、路面は全体的にきれいで走りやすいです。また、サーキットコースを何周も周回するので、見ていても応援もしやすいです。
富士チャレンジ200のコースのポイント
富士スピードウェイは全長4.5kmのコースです。サーキットコースなのでもちろん要所、要所に上りや下りなどのポイントとなる部分があります。大きく分けて3つにわけることができるので、それぞれのポイントについての特徴などの解説を行っていきます。
ポイント①ホームストレート
スタートしてしばらくはホームストレートを走行します。このホームストレートはごくわずかに上り坂基調になっています。十分にドラフティングが効果的な速度で走行することになるので、なるべく集団で走行した方が有利です。スタート・ゴール地点には、大きなアーチがあるのでロードバイクで走っていても臨場感があり、わくわくするでしょう。
ポイント②コース前半は下り坂区間
ホームストレートを過ぎて、第一コーナーを右に曲がってからしばらくは、下り坂区間が続きます。十分にスピードが出る下り坂で、下りながらのコーナーもあるので、走行しているときには十分に注意しなければいけません。追い抜くときにも注意しながら追い抜くようにしましょう。
ポイント③コース後半は上り坂区間
コース前半は下り坂基調で快適に進むことができますが、コース後半には上り坂区間が待っています。勢いだけで上れるほど短い上り坂ではないので、ペース配分をしっかりと考えて走りましょう。また、他のライダーやチームとの差を縮めるには非常に有効な区間でもあります。
続いて、富士チャレンジ200の賞品を紹介!