屋根付き自転車置き場をDIYで作ろう
お気に入りの自転車を自宅で保管する場合、家の中で保管するのは意外と難しく、外で保管することが多いでしょう。玄関などで保管もできますが、場所をとるので生活がしづらくなってしまいます。そんなときに活躍するのが屋根付きの自転車置き場です。DIYで簡単に作れる方法や小型のもの、簡易型の自転車置き場などを紹介するので参考にしてください。
サイクルポートとは
サイクルポートとは家庭用の屋根付き自転車置き場のことですが、その種類やサイクルガレージとの違いなどくわしく解説します。いろいろな役割をもつサイクルポートについて知っておけば、自分でDIYするときも安心して取りかかれるでしょう。
サイクルポートの役割
サイクルポートは屋根付き自転車置き場のことで、雨よけや風よけなどの役割があります。家庭用に屋根付自転車置き場を設置すれば、自転車やバイク、三輪車などの乗り物を保護し、劣化や傷を防げるでしょう。また鳥のフンや落ち葉などの汚れからも自転車やバイクを守れ、防犯対策にも効果的です。
サイクルポートとサイクルガレージの違い
■サイクルポート
サイクルポートとサイクルガレージに大きな違いはありません。どちらも同じ自転車置き場という意味がありますが、マンションやアパートの自転車置き場などをサイクルポートと呼ぶなど、用途に応じて呼び方が変化しています。
サイクルポートは広くたくさんの自転車が並べられるような全面囲われてない自転車置き場ってイメージが強いですよね。
■サイクルガレージ
こちらはテント型の簡易サイクルガレージです。
サイクルガレージはガレージ型の自転車置き場のことを呼ぶことが多く、ホームセンターなどで販売されている簡易型のガレージ型のものなどをそう呼びます。
サイクルガレージは小屋のように壁や屋根で囲まれている自転車置き場のイメージだね。
サイクルポートの種類
サイクルポートの種類はいくつかあり、家庭用におすすめの種類や簡易的に設置ができる小型タイプ、またDIYに最適なものなどさまざまです。
木材の屋根付き自転車置き場
木材の自転車置き場は、見た目の雰囲気もよく材料もホームセンターで揃えられるため、DIYにもおすすめです。防腐剤をしっかり塗れば長持ちし、木材にこだわればおしゃれな自転車置き場に仕上がります。
パイプの屋根付き自転車置き場
パイプを骨組みにした自転車置き場は、材料も用意しやすく軽いためDIYにはおすすめです。木材より簡易的に作成できるため、初めてDIYをする初心者の場合でも作りやすいでしょう。
波板の屋根付き自転車置き場
自転車置き場の雨よけによく活用されるのが波板で、簡易的な自転車置き場からしっかりとしたものにまで数多く利用できます。
ガレージ型屋根付き自転車置き場
ガレージ型の屋根付き自転車置き場は、簡易型の自転車置き場で、庭先やベランダ、玄関付近などに設置できます。DIYせずに置くだけで完成し、小型のタイプもあるため自転車やバイクなど保管する乗り物にあわせて選びましょう。
屋根付き自転車置き場の作り方【準備編】
DIYで屋根付き自転車置き場をDIYする場合、まず準備が必要です。これからDIYする場合に以下の4つに気をつけて準備を進めましょう。
①設置場所
家庭用に屋根付き自転車置き場をDIYする場合、まずしっかり準備したいことが設置場所です。設置場所を決めておかないとサイズが定まらず、材料の寸法が決まりません。またホームセンターなどの簡易型や小型の屋根付き自転車置き場を用意するとしても、設置場所を決めてサイズを決めないと購入ができないため、どこに置くのか決めましょう。
DIYで作る場合は家の塀や壁を利用できる場所にするのがおすすめですよ。
そうすることで屋根付き自転車置き場の壁に利用できるため材料が少なくてすみますし、頑丈にしあがり、手間も省けていいことだらけなんですよ。
②設計図
DIYで屋根付き自転車を1から作るときに用意するものは設計図です。最初はしっかりとした設計図ではなくてもよいので、どんな完成図にしたいのか絵や図にしましょう。そうすることで必要な材料が具体的に把握でき、購入するときにも目安ができます。さらにイメージ図からしっかりと採寸をし、具体的な長さを設計図に書き込みましょう。
絵が苦手な人は制作キットを購入するのもおすすめですよ。
③道具
材料が木材の場合はのこぎりや電動のこぎりなどがあればとても便利です。またネジをしめることもあるため、電動ドライバーなどがあると作業が簡単でしょう。手動でももちろん作業はできますが、電動の道具があるとスムーズに作業が進み、時間もあまりかからずに完成できます。
④材料
屋根付き自転車置き場のデザインや採寸が決まったら材料を揃えましょう。木材にするのかパイプにするのかを決めホームセンターで購入し、ネジなどの工具も用意します。木材に防腐剤やペンキなども必要であれば購入しましょう。
必要な材料も設計図を用意するときに一緒に書き出しておくとよいですよ。
サイクルポートは多くの場合、屋根だけが付いているものを指します。