東京サイクリングの魅力
健康やエコへの関心が高い人に自転車は人気の乗り物です。自分の力だけで、好きなところに行けてCO2も出さない、おまけに楽しくダイエットができる優れた乗り物です。最近では、長距離用スポーツバイクの購入台数は増加傾向にあります。通勤に自転車を使う人が増えており「自転車通勤をする人=ツーキニスト」という言葉も耳にするようになりました。
東京は自転車で走るのに向いている
日本の首都東京は、自転車で走るのにぴったりの街です。徒歩より遠くまで移動でき、駐車場の心配もありません。自転車で走れば徒歩や車とは違った発見があるはずです。自転車をパートナーに東京を走ってみませんか? この記事では、東京または東京近郊でのサイクリングの魅力、おすすめのコースをご紹介します。
東京でのサイクリングコースの選び方
自転車での走りがメインという人には、サイクリングコースがおすすめです。東京には整備されたコースがたくさんあります。東京の名所を自転車で、ぶらりと巡ることがメインの人にはポタリングがおすすめです。ゴールに向けて、ぶらりと走れば思わぬ発見があるかもしれません。どちらも休憩所やトイレの場所を調べておくと便利です。
選び方①サイクリングコース(走りがメイン)
タイム計測やダイエットのために長い距離を走るなら、周りを気にせず走ることができるサイクリングコースがおすすめです。東京近郊のサイクリングコースは、河川敷に設置された道を走るコースと、公園内に設置された周回コースの大きく二つに分けられます。
選び方②ポタリングコース(街中ぶらり)
ポタリングとは、自転車で散歩することです。東京でポタリングを楽しむなら、テーマを決めるのがおすすめです。昭和レトロな○○町を巡るなど好きなものでいいのです。ゴールを決め、地図などから走行しやすい道路を中心にコースを決めましょう。もちろんポタリングの醍醐味は発見です。気になるものを発見したら寄り道もできるのがポタリングのいいところです。
東京都内・近郊のサイクリングコース①
若洲海浜公園(東京都江東区)
江東区の東京港に面した公園です。休日にはキャンプや釣りを楽しむ人々でにぎわいを見せます。ここには全長6kmのコースがあり初心者にもやさしい距離です。コースからは東京ゲートブリッジ、晴れていれば富士山が見えたりと絶景がお出迎えします。心地よい潮風を感じてサイクリングを楽しむことができるでしょう。
若洲海浜公園のサイクリングコースは、公園内の若洲ゴルフリンクスを一周するコースになります。道は整備されていて楽に走れ、休憩所やトイレもあるので安心です。コースからは東京ゲートブリッジを間近に眺めることができます。恐竜のようなシルエットは、インスタ映えするフォト・スポットにもなっています。
若洲海浜公園がある場所は、観光名所・お台場の近くにあります。中でも、サイクリング後におすすめなのが温泉テーマパークの大江戸温泉物語です。お台場のテレコムセンター駅前にあり、大浴場の他に縁日やレストランでの食事もできます。サイクリングの疲れを癒すにはぴったりの場所です。
東京都内・近郊のサイクリングコース②
横浜みなとみらい~山下公園周辺(神奈川県横浜市)
神奈川県横浜市にある桜木町駅周辺の「みなとみらい」から「山下公園」へ走る、風光明媚なポタリングコースです。近代的なビル群から、歴史的建造物が立ち並ぶエリアへと、移り変わる様子が面白い横浜ならではのコースです。
ゴールの山下公園は、週末になると多くの人が訪れる憩いの場所になっています。海沿いを走れば、氷川丸や大さん橋を見ることができます。道路沿いに植えられているのは、県の木・イチョウで、秋の夕暮れ時は、このイチョウ並木が黄金色に輝いて息をのむ美しさです。
横浜ランドマークタワー近くを起点に、本町通りをすすみ国道133号線に沿って走るルートがおすすめです。大きな通りで、アップダウンも少ないので楽に走れます。1.6km程度なので、まだ走れるときは、そのまま港の見える丘公園に足を向けるのもおすすめです。
大さん橋近くの海岸通り一丁目では、古い建物をリノベーションしたレトロでおしゃれなお店が増えています。天然酵母パンが人気の「横浜LOTUS」もその一つ、湯捏ね食パンやバゲットなど、素材にこだわった味わい深いパンが並びます。テラス席もあるので、ポタリングの休憩ポイントにおすすめです。
東京都内・近郊のサイクリングコース③
泉岳寺~吉良邸跡(港区~墨田区)
歌舞伎で有名な「忠臣蔵」の舞台を巡る、歴史好きにはたまらないコースです。距離は12km程度と長めですが街中なので休憩をとる所がたくさんあり無理なく走れます。大都会の中に残る歴史の息吹を感じることができます。
港区高輪にある浅野家の菩提寺・泉岳寺をスタート。ビジネス街の汐留をぬけ銀座にはいります。歌舞伎座など江戸の風情を感じる景色に変わっていきます。このあたりから忠臣蔵の史跡が現れてきます。永代橋を超えるとゴールの吉良邸跡に到着し、吉良邸跡には、身印洗い井戸や松坂稲荷が祀られており、当時を偲ぶことができます。
コースの後半に、清澄という地名が目にとまるでしょう。清澄白河は、コーヒーの聖地と呼ばれています。長蛇の列が記憶にも新しい、「The Blue Bottle Coffee」の日本一号店も清澄白河に位置し、個性豊かなカフェが軒を連ねています。テラスも多いので休憩にぴったりです。ぜひ、お気に入りの一杯を探してみてください。
続いて、東京都内・近郊のサイクリングコース④~⑤を紹介!