ロードバイクの基本知識!車道における5つのルールと7つのマナーを解説!

ロードバイクの基本知識!車道における5つのルールと7つのマナーを解説!

ロードバイクで車道を走っているときに、事故に遭いそうになった、または実際に遭ったという人もいるでしょう。本記事では、ロードバイクに関する知識や、ルール、マナーなどについて紹介します。ロードバイクについて知りたい方におすすめの記事です。

記事の目次

  1. 1.自転車人気の高まり
  2. 2.ロードバイクは車両という点を認識しよう
  3. 3.ロードバイクで車道を走るときに知っておくべき5つの交通ルール
  4. 4.車道でのルール①左側通行の順守
  5. 5.車道でのルール②安全ルールを守る
  6. 6.車道でのルール③左折レーンでも直進できる
  7. 7.車道でのルール④右折の場合は2段階右折
  8. 8.車道でのルール⑤自転車は歩道を走れないわけではない
  9. 9.ロードバイクで車道を走るときに知っておくべき7つのマナー
  10. 10.車道でのマナー①スピードの出し過ぎに要注意
  11. 11.車道でのマナー②ヘルメットの着用
  12. 12.車道でのマナー③周りとコミュニケーションをとる
  13. 13.車道でのマナー④信号が変わったときは車を優先させる
  14. 14.車道でのマナー⑤路肩に寄り過ぎない
  15. 15.車道でのマナー⑥大型車に近寄らない
  16. 16.車道でのマナー⑦ライドは大人数で連ならない
  17. 17.まとめ

自転車人気の高まり

Photo byMabelAmber

自転車は、おとなから子どもまでが手軽で気軽に乗れる乗り物です。自動車やオートバイと違って、免許証もいりません。また、近年は排気ガスを出さずガソリンも使用しない環境によい点や、適度な運動にもなる健康的な点も注目され、自転車人気が高まっています。

ロードバイクは車両という点を認識しよう

Photo by Chelsom Tsai

ロードバイクの人気が熱い

自転車といってもさまざまなジャンルのものがありますが、近年利用者人口の増えているのがスポーツバイクです。手軽にスポーツバイクの楽しさを楽しめるクロスバイクや野山を駆け回れるマウンテンバイク、そして人気漫画「弱虫ペダル」の影響もあってか、本格的スポーツバイクであるロードバイクの人気が特に高まっていて、街中を走るロードバイクを見る機会も多くなりました。

交通ルールやマナー、守っていますか

ただ、ロードバイク人口の増加に伴い、交通事故が増えているのも事実です。事故までは至らなくとも、交通ルールやマナーを違反して走っている人も少なくありません。事故が発生する主な原因は、交通ルールやマナーの違反です。それらを守ることで、どれだけの事故が防げたでしょうか。

ロードバイクをはじめ自転車は車両

Photo byConstantineWolf

ロードバイクに限らず、自転車はすべて車両です。しかし、そのことを忘れて、もしくは知らずに乗っている人も少なくないのではないでしょうか。特に、原付バイク並みのスピードの出るロードバイクでは、スピードの出し過ぎなど危ない乗り方をする人もいます。だからこそ「自転車は車両である」ことをより一層認識するべきです。

ロードバイクで車道を走るときに知っておくべき5つの交通ルール

Photo bygeralt

自転車は車道を走らなければならない

ロードバイクを含め、自転車はすべて「車両」なのですから、当然車道を走らなければならないと道路交通法で決まっています。しかし、歩道を走っている違反自転車も少なくありませんよね。その多くは、自転車は車両扱いになるので車道を走らなければならないということを認識していないのではないかと考えられます。

まずは交通ルールを知ろう

ただし、車道を走ると危ない場合や老人や子どもの場合には例外的措置として歩道を走ることが許されています。ここでは、ロードバイクは車道を走らなければならないというルールは当然のことながら、その際に守るべき、また知っておくべき交通ルールを紹介しましょう。

車道でのルール①左側通行の順守

Photo by Far East Shutter

車両は左側通行

日本では、自動車は左側を走行しなければなりません。車両である自転車も同様、つまり車と同じ進行方向を走らなければならないのです。ところが、右側通行をしている自転車もたくさん見掛けます。道路の右側を走ることは、車道を左側通行しているロードバイクに対して突っ込んでくるかたちとなるため、迷惑どころか非常に危ない行為です。

逆走には大きな危険がある

自転車同志も危険ですが、たとえば40㎞/hで走る自動車と20㎞/hで逆走してきたロードバイクが正面衝突すると、60㎞/hでぶつかったのと同じ衝撃を受けることとなってしまいます。逆走することは周りの交通に迷惑なだけでなく、こういった危険が常に付きまとうという点をしっかり認識しましょう。

車道でのルール②安全ルールを守る

Photo bydanielnanoski

飲酒運転や並走、夜間のライト無灯火、交差点での信号無視、一時停止の標識のある場所での安全確認の不履行、さらに走りながらのスマホ操作やイヤフォン装着は禁止されています。これらに違反すると、5年以下の懲役または100万円以下の罰金となる場合もあります。

車道でのルール③左折レーンでも直進できる

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/rule.html

車道の左端を走っていると、交差点などで左折専用レーンに遭遇することも少なくありません。この場面で直進したいなら、ロードバイクは直進レーンに移るのではなく、そのまま左折レーンの左端を信号に従って直進できます。

交差点によっては、信号は赤でもその下に青矢印が出て、車やオートバイはその方向に進むことができるケースもあります。交差点で直進したいロードバイクが車道の左端を走って左折レーンに侵入した場合、後方から左折車両が接近して危険を感じるのであれば、自転車を押して歩道に上がるように定められています。

車道でのルール④右折の場合は2段階右折

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/rule.html

交差点で右折をする場合は、右折車線の有無にかかわらず、2段階右折をするのがルールです。つまり、目の前の青信号を通過し渡った先で待ち、次の進行方向の信号に従って進むというわけです。「自転車は車両なら、自動車と同じように右折できるんじゃないの」と思うかもしれませんが、法律で定められた自転車特有の交通ルールなので従うしかありません。

車道でのルール⑤自転車は歩道を走れないわけではない

Photo byOpenClipart-Vectors

ロードバイクは車両扱いですから、車道を走行するように法律で定められています。しかし、危険回避ややむを得ない場合には例外が認められます。たとえば、道路工事や駐車車両が連続していて車道の左端を通行するのが困難な場合や箇所、また、自動車の交通量が非常に多いうえに道路の幅が狭いといったケースなどでは、自転車の安全の確保のため歩道の走行が認められています。

あくまでも歩道は歩行者優先です。歩道を走る際には、車道側を徐行しながら走行しなければなりません。また、歩行者をベルを鳴らしてどかすような迷惑行為は交通違反となります。

続いて、マナーのご紹介!

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ロードバイクで車道を走るときに知っておくべき7つのマナー

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