DOHON（ダホン）K3ってどんな自転車？特徴・サイズやインプレを紹介！

DAHONは、1982年にアメリカ　カリフォルニアでその前身を設立したダホン社の折りたたみ自転車のブランドです。ダホン社の創業者David Honの研究していた技術はNASAに提供されるなど、その技術力の高さを活かしたDAHONは、今や世界最大級のフォールディングバイクブランドとなっており、日本でも絶大な人気を誇っています。

ダホンK3は、ダホン社の折りたたみ自転車のモデルのひとつです。そして、ダホン社の高い技術力は、このモデルにも大いに注がれています。

ダホン社の技術力を注ぎ込まれたダホンK3は「走れる折りたたみ自転車」として知られています。その速さは、時速35㎞以上の高速巡行を可能とするロードバイク並みで、折りたたみ自転車最速とさえいわれています。ここでは、ダホンK3の特徴から速さを生み出す秘密をチェックしていきましょう。

ダホンK3の重量は7.8㎏で、3段変速ギアを装着する折りたたみモデルの中では、軽量クラスに入ります。この軽さは、軽量アルミニウム合金をはじめ、肉抜きにより軽量化が施されたK3専用の大型クランクにより実現されています。

ダホンK3には、14インチ対応としては大型な軽量クランク（53T）と外装3段変速（9-13-17T）が装着されています。この組み合わせにより、高速巡行や急こう配な坂道、また街中のストップアンドゴーの漕ぎ出しなどに対して、小径自転車とは思えない対応が可能となります。

ダホンK3の3段変速用のオリジナルシフターとリアディレーラーの組み合わせにより、心地よい操作感と軽快な走りを生み出します。そして最大ギアの組み合わせを用いることにより、時速35㎞以上での高速巡行を可能にするたぐいまれな折りたたみ自転車なのです。

トップチューブとBBをワイヤーでつなぐことでフレームトライアングルを形成し、メインフレームのヒンジ部分への負担を分散するという技術です。これにより、フレーム強度を保ち、走り心地に加え耐久性もアップさせ、さらに小径車とは思えないスピードを実現することができます。

ダホンK3の折りたたんだときのサイズは幅65㎝×高さ59㎝×奥行28mで、一般的な20インチの折りたたみ自転車の約60パーセントとコンパクトです。このコンパクトさと7.8㎏という軽さにより、保管時や車への積み込み、輪行の際などに非常に優位です。

最速の折りたたみ自転車ダホンK3の評価は、どうなのでしょうか。やはり乗ってみた人の評価が最も信頼できるはずなので、インプレをいくつか紹介しましょう。購入を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

14インチということで、取り回しのよさが高評価です。街中で人が多くても隙間を縫って走ることも可能なうえ、車体が軽く小径ホイールなため漕ぎ出しが非常に軽いので、信号によるストップアンドゴーでも楽に走ることができるのはかなり印象的とのことです。

デメリットとしては、14インチというホイールの小ささが、慣れるまではハンドリングがクイック気味で違和感を得るかもしれないこと、また、前輪が振られる感覚があるという点を挙げています。

トップギアのペダリングは重め、1速ギアは非常に軽い（軽すぎるほど）ので坂道がメインで、普段の使用では2速ギアがメインとなるだろうという印象だそうです。普段は普通に走って、気分でスピードを出したいという人におすすめとのことでした。

軽い車体と、前53T、後ろ9-13-17Tと14インチの折りたたみ自転車では最も重いギアを採用していることから、高速走行の可能な非常にスポーティであるというイメージを持ったそうです。ただ、小径自転車での高速走行は路面状況に左右されるケースが多いうえ、ダホンK3はタイヤが細いので注意が必要かもしれないという感想を述べています。

20インチの折りたたみ自転車を所有しながらダホンk3を購入した人の購入の決め手は、輪行のしやすさだそうです。やはり20インチでの輪行は少し大き過ぎるため、14インチの折りたたみ自転車を探していたところ、ダホンK3が目に留まったとのことでした。

折りたたみサイズが小さくなり輪行がしやすくなったのはもちろん、カッコよさとカラーリングが気に入っているそうです。また、小さな車体についた大きなチェーンリングが走りを感じさせるのですが、チェーンリングとカバーが一体なのでズボンのすそが汚れないのも高評価ポイントに挙げています。

最速の折りたたみ自転車を謳うダホンK3ですが、その実力はうわさ通りです。見た目はただの折りたたみ小径車ながら、軽量車体と大型クランクと3段変速の組み合わせが生み出す加速感と高速性能は唯一無比のモデルといっても過言ではないでしょう。折りたためばコンパクトになる、輪行にもおすすめの、行動範囲を広げてくれる1台といえるでしょう。