ロード系ミニベロとは
ミニベロは「小さな自転車」
近年、街中でタイヤの小さな「小径自転車」を目にする機会が増えました。これらは、いわゆる「ミニベロ」というジャンルの自転車です。ミニベロの「ベロ」とはフランス語で「自転車」のことで、つまりミニベロは「小さな自転車」を意味します。
ミニベロは人気が高い
ミニベロはコンパクトで小回りが利くため街乗りに適していますし、見た目にもおしゃれでかわいいモデルが多く、女性を中心に人気が高いです。ただしタイヤ径が小さいので、長距離走行には不向きといえます。
折りたたみ自転車とミニベロの違いは?
折りたたみ自転車とミニベロの違いが判らないという人も少なくありませんが、折りたたみ自転車はその名称の通り「折りたためる自転車」で、タイヤ径の大きさは関係ありません。したがって、24インチや26インチのモデルもあります。しかし、これではもう「小さな自転車」とは呼べません。
24インチ以下がミニベロ
ミニベロは、折りたためるか否かではなく、小径の自転車を指します。24インチ以下が主流ですが14インチといったモデルもたくさんありますし、折りたたみ可能なモデルも存在します。
小さなスポーツ自転車
ロード系ミニベロとは、ミニベロとロードバイクの両方の特徴を併せ持ったスポーツ自転車です。一般的なミニベロより長い距離が走りやすい設計となっていますが、見た目は小さくておしゃれな雰囲気はそのまま残っています。
ロード系ミニベロの特徴
ロード系ミニベロには、一般的なミニベロとは異なる特徴がいくつかあります。それらを知ることで、ロード系ミニベロがどんなものなのかが、より理解しやすくなるでしょう。
特徴①大きめのタイヤを採用
一般のミニベロもロード系ミニベロもタイヤは20インチモデルが多いのですが、一般のミニベロは「406」規格、ロード系は「451」規格を採用しています。これはタイヤとリムのビード部分の直径の違いで、451のほうがタイヤ外径で30~50mmほど大きいのです。大きなタイヤ径のほうが、スピードが出やすくスポーツ走行に向いています。
特徴②ドロップハンドルを採用
効率よく漕げる
ロード系ミニベロの大半は、フラットバーハンドルではなくドロップハンドルです。フラットバーモデルも存在しますが、割合はかなり少ないです。ドロップハンドルは全身の筋肉を使ってペダルを漕げるので、フラットバーより無駄なく力を伝えることができますし、体への負担が少なくてすむうえ、スピードが出やすくなります。
手が疲れにくい&かっこいい
ドロップハンドルは、長い走行距離でもフラットバーと違ってハンドルのいろいろな部分を持つことができるので、手が疲れにくいというメリットもあります。また、ドロップハンドルはスポーティで見た目にもかっこいいでしょう。
STIレバーを採用
ロードバイクのドロップハンドルと同様に、ハンドルを握ったままギアチェンジの可能なブレーキレバーと一体のSTIレバーが標準装備されています。
特徴④漕ぎ出しはロードバイクより速い
ロード系に限らずミニベロ一般にいえることですが、漕ぎ出しはロードバイクよりスピードが出るというと驚く人も少なくないでしょう。これは、ロードバイクのタイヤ径が700C(約28インチ)なのに対して、ミニベロは20インチ以下で漕ぎ出しが軽いのが理由です。ただし、スピードに乗るとミニベロよりロードバイクのほうが速いです。
特徴⑤ボトルケージ用ダボ穴がある
一般的なミニベロには、ボトルケージやアクセサリー類などを簡単に取り付けするためのダボ穴はありません。しかし、ロード系ミニベロはほとんどのモデルにダボ穴があるので、ボトルケージをはじめとするアクセサリー類の取り付けが容易です。これにより、長い走行距離でも快適に走りやすくなるでしょう。
ロード系ミニベロおすすめ7選
ひと口でロード系ミニベロといっても、いろいろなモデルがあります。その中から、おしゃれで人気の高いもの、格安なもの、スピードの出せる速いものなど、おすすめモデルをいくつか紹介していきましょう。
ロード系ミニベロおすすめ①GIANT IDIOM0
自転車業界世界最大のシェアを誇るジャイアントのロード系ミニベロです。フレームはロードバイクと同じ上級アルミ素材を使用し、軽さと剛性を高い次元で実現しています。フォークやシートピラーは軽量で振動吸収に優れるカーボンなので乗り心地がよく、スポーツ性を向上させロングライドでの疲労を軽減してくれます。
スポーツ性と快適性に優れる
タイヤは高速スピード性能と安定性に優れる28mm幅が装着されています。コンポーネントにはミドルグレードのロードバイクにも使用されるシマノ製のティアグラを採用していながら、この価格なら格安といってもいいでしょう。
ジャイアント イディオム0のスペック
- サイズ 420(M)mm
- 重量 9.0㎏
- タイヤ KENDA 28-451
- 価格 130,000円(税抜)
ロード系ミニベロおすすめ②GIOS PANTO 105
ジオスブルーといわれる鮮やかな青色が特徴的で人気の高いイタリアンブランド「GIOS」のロード系ミニベロのハイエンドモデルです。メインコンポーネントにシマノ製の105を採用し、ロードバイク並みのスピードと走りを可能としています。
選択肢が多い
フレームはクロモリ、フォークはカーボンの組み合わせにより、長時間のスポーツ走行でも体への負担を軽減してくれる乗り心地です。ジオスのミニベロのラインナップには他にドロップハンドルタイプが4モデル、フラットバータイプが2モデルあるので、性能や特徴、価格などで選択肢が多いのがありがたいですね。
ジオス パント 105のスペック
- サイズ 480/510mm
- 重量 9.7㎏
- カラー ジオスブルー
- 価格 158,000円(税抜)
ロード系ミニベロおすすめ③RALEIGH RSC RSW Carlton
イギリスの老舗スポーツバイクブランド「ラレー」のロード系ミニベロのフラッグシップ的モデルです。小径車ながらも、名車カールトン・スチールロードからコンセプトを踏襲しています。
おしゃれなロード系ミニベロ
ホリゾンタルなクロモリフレームならではの細身でクラシカルなシルエットに採用されたシマノ製105コンポーネントにより、しなやかかつスポーティな走りを実現してくれます。メインコンポにシマノ クラリスを採用したRSP RSW Specialは、ブラウンのハンドルやサドルでよりクラッシックな雰囲気を醸し出すおしゃれな1台です。
ラレー RSC RSW カールトンのスペック
- フレームサイズ 460/520mm
- 重量 9.7㎏
- フォーク カーボン
- 価格 176,000円
続いて、ロード系ミニベロおすすめ④~⑦を紹介!
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