はじめに
電動自転車のバッテリーは使うにつれて劣化していきます。「最近バッテリーの持ちが悪い…」と日頃の変化で気がついてはいても、バッテリーの価格は2〜3万円と高く、すぐに買換えを決断しにくいものですよね。この記事では、電動自転車のバッテリーの寿命や特徴、長持ちのコツについてご紹介します。現在電動自転車の購入を検討しているという方も、是非ご参考になさってください。
電動自転車のバッテリーの特徴
リチウムイオン電池とニッケル水素電池
電動自転車のバッテリーは主に「ニッケル水素電池」「リチウムイオン電池」の2種類です。発売初期の電動自転車のバッテリーはニッケル水素電池が主流でしたが、 最近はリチウムイオン電池に一本化されてきています。リチウムイオン電池はスマートフォンのバッテリーとしてもおなじみの素材です。エネルギー密度が高く、小型でも高電圧を得られるという特徴があります。
バッテリーのアンペア数が電池の大きさを表す
バッテリー本体の側面や、メーカーのパンフレット上で見られる「Ah(アンペアアワー)」という表記。一般にアンペアと呼ばれるこの単位は、バッテリーが充電できる容量を表しています。電動アシスト自転車の購入時には、日々の走行距離に合わせた大きさのバッテリーを選ぶことが大切です。
バッテリーの大きさを変更できる
またほとんどのメーカーでは、特殊なモデルを除き、標準搭載されているバッテリーの他に互換性のあるバッテリーを取り扱っています。購入当初とは自転車を利用する頻度が変わった場合には、生活に合わせてバッテリーの大きさを変更することも可能です。
電動自転車のバッテリーは過放電の状態に弱い
ニッケル水素電池・リチウムイオン電池ともに「過放電」に弱いという特徴を持っています。過放電とは、電池切れの状態が長く続くことです。通常メーカー基準の低電圧状態まで放電されると、完全放電を防ぐよう保護機能が働きます。しかしその後も放置し続けると、バッテリーが再起動できなくなる恐れがあるのです。バッテリーを使わない期間にも、こまめに充電残量を確認することが重要です。
出典:写真AC