小学生の入学祝いに自転車を
小学生の行動範囲は広い
小学生となると、友だちの家に遊びに行ったり塾や習い事に行くようになったりと、それまでより行動範囲がグッと広くなります。とはいえ、歩いていくにはちょっと距離があったり、かといって電車やバスに乗るには近いしひとりで行かせるのは不安…という場合におすすめなのが自転車です。
自転車をプレゼントしよう
自分の子どものお祝いや親戚のお子さんへの入学プレゼントとして、自転車を買ってあげることを考えている人もいるでしょう。小学生より小さな子ども向けの自転車は持っていても、そろそろサイズが小さくなってきたというケースもあるかもしれませんね。
入学祝に自転車は最適
子ども用自転車は、小学生の入学祝いのプレゼントとして最適です。子ども用自転車といえども、デザインや機能が大人用顔負けといったものもあります。せっかくの入学祝いのプレゼントなのですから、こだわったモデルを贈りたいものですね。
子ども用自転車とキッズサイクルの違いって?
キッズ自転車?子ども用自転車?
子ども用自転車の購入を考えた時、「キッズ用自転車」という表記を目にすることも多いですが、子ども用自転車とキッズ用自転車とは何がどう違うのだろうと思った人もいるのではないでしょうか。キッズ用というと、何となくバランスバイクや幼児用といったものを連想する人も少なくないでしょう。
身長と年齢の違いで区別
結論からいうと、厳密な定義はありませんが、概ね身長と年齢によってキッズ向けとジュニア向けに区分されることが多いです。キッズ向けは身長92~125cmで3~8歳くらいまで、ジュニア向けは身長111~151cmで5~7歳以上を目安とします。身長や年齢に重なっている部分があるように、子どもの体格にあわせてキッズ用かジュニア用を選べばいいでしょう。
小学生1年向けの自転車選びのポイント
小学校入学にあわせてプレゼントする子ども用自転車といっても、デザインからカラー、機能、特徴などさまざまで選ぶのもなかなか大変です。また、安全面に関しては最重要視したいものです。そこで、小学生1年生に買ってあげる自転車の選び方のポイントを紹介しましょう。
ポイント①安全性
子ども用自転車選びで最も重要な点は安全性ですが、見た目だけではなかなかわかりづらいのが実情です。そこでチェックしたいのが「BAAマーク」です。これは一般社団法人自転車協会が制定した自転車安全基準に適合していることを証明するマークです。自転車を購入する際には、BAAマークのついているものを選びましょう。
ポイント②サイズ選び
推奨サイズが肝心
子どもの体のサイズに合った自転車を選ぶことも重要です。小学校低学年では18インチ、高学年では22インチが目安とされていますが、それにとらわれず身長に応じた推奨サイズを参考にしましょう。
数値はあくまでも目安
身長103~125cmは18インチ、111~135cmは20インチ、116~146cmは22インチ、122~154cmは24インチが推奨サイズの目安です。しかし、同じサイズでもフレーム設計により細部の長さが違うこともあります。あくまでもこの数値は目安と考えましょう。
体に合ったサイズを
子ども用自転車を購入する際、「すぐに体が大きくなるのだから自転車も大きめを買ったほうがいいだろう」と考える人もいますが、それはNGです。体に対して自転車が大き過ぎると、乗りづらいだけでなくハンドルやブレーキ操作などがうまくできず危険です。必ず体にあったサイズを選びましょう。
パーツで調整も可能
とはいえ、購入して1、2年で新しい自転車に買い替えるのは現実的ではありません。したがって少し大きめのサイズを選んで、最初はハンドルやサドルを低めにしておき、身長が伸びたなら上げて調整するといった方法をとるといいでしょう。
ポイント③必ず試乗しよう
子どもの身長にあわせたサイズの自転車でも、腕や足の長さは各自違いますし、同じサイズの自転車でも各部の長さや高さが異なることもあります。したがって、購入の際には必ず子どもに試乗を差せることが大切です。親戚や知り合いの子どもへのプレゼントの場合などには難しいかもしれませんが、できるだけ事前に乗る機会を持ってあげることをおすすめします。
ポイント④ギアの有無
変速付きの自転車は、坂道などの走行が楽にできるので便利です。しかし、変速は適切なタイミングややり方で行わないとチェーンが外れたりといったトラブルの原因ともなってしまうかもしれません。小学1年生くらいなら、変速付きでないほうが無難かもしれませんね。
小学生1年向けの自転車購入時の注意点
小学生1年用の自転車購入の際には、選び方以外に注意すべき点もあります。購入後に自転車に乗り続けるためにも、しっかり押さえておくようにしましょう。
①点検・整備をする
乗る前にチェック
自転車は買ったらそれでおしまいではなく、長く乗り続けるためには定期的な点検や整備が必要です。ロードバイクなどのスポーツ自転車のようにシビアなものはいりませんが、自転車に乗る前には、タイヤに空気が入っているか、ブレーキはしっかりと効くか、サドルは固定されているかといった点をチェックしましょう。
最終的には自分でできるように
最初は大人と一緒にチェックすると子どもは安心です。何度か一緒にチェックしているうちにポイントを覚え、率先して自分自身で確認できるようになるでしょう。また、自転車に対する愛着も沸いて大切に扱うようになるかもしれませんね。
②防犯登録を忘れずに
防犯登録する目的
自転車を購入したなら、自転車防犯登録も忘れずに行いましょう。18インチ以下のキッズ用自転車は対象外ですが、それ以上の場合は登録が義務となっています。また、盗難防止や盗難の際に見つかりやすいというメリットがあるので、防犯登録しておきましょう。
顔なじみの自転車屋さんも作ろう
自転車屋さんで購入した場合はお店でやってもらえますが、ネット通販で購入した際は自分で行わなければなりません。面倒なら自転車屋さんに持ち込んで依頼すれば行ってもらえます。故障やトラブルの際にはプロの手が必要となるかもしれませんから、防犯登録のついでに顔なじみの自転車屋さんをつくっておくこともおすすめします。
③ヘルメットをかぶろう
罰則はないけれども…
道路交通法では13歳未満の子どもが自転車に乗る時にはヘルメットの着用が義務となっていますが、「努力義務」なので違反しても罰則はありません。しかし、子どもは胴体とのバランスにおいて頭が重いため、自転車で転倒した際には頭から落ちるケースが多いのです。
万が一の事故を防ぐ
実際に、子どもの自転車事故でのケガでは半数以上が頭部の損傷というデータがあります。努力義務だからと着用しなかったなら、取り返しのつかないことにもなりかねません。最初は着用を嫌がることもあるので、子どもが喜びそうなカッコよかったりかわいいデザインのヘルメットを選んであげましょう。
http://www.baa-bicycle.com/index.html