パナソニック ギュット(Gyutto)とは
パナソニックのギュット(Gyutto)は、子どもの同乗を考えた電動アシスト自転車です。「毎日乗るものだから、愛情と快適をギュッと。」をキャッチコピーに、忙しいおかあさんの使いやすさと子どもの乗り心地、そして自転車に乗る2人の安全を第一に考え、さまざまな機能が「ギュッと」詰め込まれた子ども乗せにおすすめのチャイルドシート搭載の電動アシスト自転車として人気です。
自分に合ったモデルがきっと見つかる
低床化しているのでサドル位置が低く、身長の低いおかあさんでも快適な乗り心地です。タイヤサイズも一般的な26インチ以外に20インチもあるので、自分の身長に合わせたモデルが選べます。最初はチャイルドシートなしで普通に電動アシスト自転車として使い、ライフステージに応じてチャイルドシートの対応が可能なモデルもあります。
パナソニック ギュットのスペック
ギュットシリーズには「クルーム・EX」「クルーム・DX」「クルームR・EX」「クルームR・DX」「アニーズ・DX」「アニーズ・DX・26」「ステージ・22」の7車種がラインナップされています。これらは走行距離などの性能部分に違いはなく、異なるのは大きさや重量、チャイルドシートの有無や種類、設置場所といった点です。
機能の違いで価格が違う
また、機能が一部省略されているモデルもありますが、その分価格は安くなっています。その中で、フラッグシップモデルの「クルーム・EX」のスペックを紹介しておきましょう。
クルーム・EXのスペック
- 乗車適応身長 142㎝以上
- 幼児2人同時乗時適応身長 154㎝以上
- 走行距離 パワーモード約50㎞ オートマチックモード約60㎞ ロングモード約80㎞
- 充電時間 約4.5時間
- 重量 33.3㎏
- タイヤサイズ 20インチ
- 内装3段変速
- 価格 165,800円(税抜)
パナソニック ギュットの便利機能(4つ)
ギュットには、忙しいおかあさんの便利と自転車に乗せる子どもの安心を守る、さまざまなギュット独自の機能があります。ギュットが人気の大きな理由は、それらの便利機能にもあります。
便利機能①自動で開錠!「ラクイック」
慌ただしい朝や荷物が多い時、自転車の鍵を探したりバッグから取り出して開錠するのは面倒ですよね。ギュットの「ラクイック」システムは、電子キーがバッグに入ったままでも、通信エリア内なら自転車本体の電源ボタンを押せば後輪のサークル錠が自動でアンロックできます。もう鍵を探し回ったり荷物で手がふさがっていても、すばやく発進することができます。
便利機能②小型大容量バッテリー
小型で大容量バッテリー搭載
電動アシスト自転車は定期的な充電が必要ですが、充電サイクルが短いと面倒なものです。ギュットは、小型でも大容量のバッテリーを採用しています。1日に3㎞程度を平均時速9㎞で走行するなら、約50㎞走れます。
充電は2週間に1度でOK
多くのおかあさんが乗るのは子どもの送り迎えや近所のスーパーへの買い物がメインですから、2週間に1度程度の充電で間に合うでしょう。また、充電時間があまりない時でも慌てずにすむよう、容量の8割まで一気に充電できる、急速充電機能も搭載しています。
便利機能③駐輪時に便利な「スタピタ2」
カゴにたくさんの荷物が入っていたり、チャイルドシートに子どもを乗せているときなど、駐輪時にスタンドを立てる際にふらついた経験を持つおかあさんも少なくないでしょう。ギュットの「スタピタ2」は、スタンドを立てると同時にハンドルが固定されるので、駐輪時のふらつきがなくなります。
便利機能④最適なエコ運転を実現
走行条件に応じてアシスト力を自動でコントロールしてくれるので最適なエコ運転が可能となり、1回の充電による走行距離を長くすることができます。省エネ運転中はパネル内のエコナビランプが点灯して教えてくれます。また、バッテリー残量による走行可能な時間や距離を知ることができます。バックライトは常時点灯しているので、こういった情報が昼間でも確認しやすいです。
パナソニック ギュットの「クルームシート」とは
ギュットが多くのおかあさんから支持されるのは、自転車に乗せる子どもの安全性と快適性を重視している点も挙げられます。その取り組みの一つが、ベビー用品会社「コンビ」の共同開発で生まれた「クルームシート」を装備したモデルです。
「コンビ」と共同開発のチャイルドシート
クルームシートとは、パナソニックとベビーカーやチャイルドシートをはじめとする安全で高品質なベビー用品を開発・販売する会社「コンビ」が共同開発したチャイルドシートです。快適性はもちろん、子どもの体をやさしく包み込む設計で、頭部のクッションには「タマゴすら傷つけない」ほどの衝撃吸収素材を使用しています。
クルームシートは3種類
クルームシート(前子乗せモデル)
ハンドル部分に取り付けるので、子どもに話しかけながら走ることができます。子どもは前を向いて座るので、恐怖感もないでしょう。子どもの乗車可能範囲は1~4歳、体重15㎏以下、身長100㎝以下です。
クルームリアシート(後子乗せモデル)
サドルの後ろに取り付けるタイプなので、前カゴが使え買い物に便利です。子どもの乗車可能範囲は1~6歳、体重22㎏以下、身長115㎝以下ですが、2歳からの使用が好ましいです。
プレミアムリアチャイルドシート(後子乗せモデル)
5点止めの巻取り式シートベルトなので、多少なら子どもが動いても安心です。乗車可能年齢範囲は1~6歳、体重22㎏、身長115㎝で、2歳からの使用が推奨されています。
クルームシートの特徴(6つ)
クルームシートにはその他にもいろいろな特徴やメリットがあるので、紹介していきましょう。どれも、おかあさんと子どもの安全・安心、そして快適性や便利性を求めたものです。
特徴①サンシェード
もはや、チャイルドシートに日よけは必需品です。サンシェードを装着すると、最大で約19℃もの温度上昇の抑制が可能なので、強い日差しから子どもを守ることができます。
特徴②クイックアジャスター
子どもをシートに座らせる際、ベルトの調整は面倒なものです。クルームシートは、座面下のボタンを押してベルトを引くだけで長さ調整ができるので、スムーズな装着が可能です。また、肩ベルトカバーが柔らかいので、締め付け感もさほどありません。
特徴③乗せ降ろしが楽
肩ベルトが立体的に持ち上がっており、そのまま手が通るので、子どもをシートに座らせやすいです。また、片手のワンタッチ操作でガードが開閉しフルオープンになるので、乗せ降ろしが非常に楽です。
特徴④洗濯がOK
ヘッドカバーやベルトカバーは子どもに直接触れるので、汚れやすく気になりやすい部分です。クルームのヘッドカバーやベルトカバーは、取り外して洗濯できるのがうれしいですね。
特徴⑤生活状況に合わせて3人乗りも
ギュット・ステージ・22は、子どもがいないときはシートなし、子どもが生まれるとシートを追加して、前後にシートを設置すれば3人乗り対応が可能となります。ライフステージに合わせてカスタマイズできるモデルがあるのも大きなメリットです。
特徴⑥豊富なアクセサリー
ギュットをもっと快適にするために、チャイルドシート用のレインカバーやフットカバー、シートクッション、インナーシートセット、後方視認を確保するLEDライト(補助灯)などのアクセサリーも豊富です。
続いて、ギュットシリーズのインプレを紹介!