「速い」折りたたみ自転車10選！スピード重視で選ぶ場合のおすすめは？

最速の自転車というとやはりロードバイクでしょう。速く走りたいからとロードバイクを買ったけれども、街乗りや通勤などの普段使いのできるコンパクトで速い自転車も欲しいというケースもあるはずです。そこでおすすめするのが、「速い」折りたたみ自転車です。

また、アパートやワンルームマンションなどあまり室内にスペースのない部屋に住んでいる場合、雨に濡れないためや盗難を防止する点から保管は室内が基本のロードバイクは、欲しくても入手を躊躇しているという人も少なくないでしょう。そんなケースにも、「速い」折りたたみ自転車はピッタリです。

スピードの出る折りたたみ自転車の場合、ロードバイクほどではないながらもクロスバイクと比較できるほどのスピードが出るものもあります。また気軽に使えますし、盗難のリスクも少なくなります。もちろん、ママチャリなどのシティサイクルと比較すれば断然速いですし、おしゃれなのもポイントが高いです。

「折りたたみ自転車って、丈夫じゃなさそう」と思っている人もいるかもしれませんが、それは折りたたみ自転車が出回り始めたころの話です。当初は技術的な問題で、特に折りたたみ部分に問題があったケースもありましたが、今ではとても丈夫になりました。かなりの速度で走ったりロングツーリングをこなせるフォールディングバイクも多く、人気があります。

折りたたみ自転車であれ、ロードバイクやクロスバイクであれ、スピードが出やすいスポーツタイプの自転車で重要なものとして、パーツが軽い、抵抗が少ない、そして精密度が高いという点が挙げられます。それらに加えて、フレームやタイヤ、クランク、ギア比なども大きなポイントです。

DAHON（ダホン）はアメリカの折りたたみ自転車のパイオニア的有名ブランドで、数多くの折りたたみ自転車を販売しています。その中でも、Speed pre TTは、アメリカの「Business Week」誌で”世界最速の折りたたみ自転車”を受賞しています。

ホイール径は20インチで、総重量は9.7㎏、スピードに対応するためにハンドルはドロップ仕様となっており、ブレーキレバーにはシマノのティアグラが使用されています。また、ディレイラーとしてSRAMのデュアルドライブ内装3段とシマノのアルテグラSL9段の27変速を搭載するなど、世界最速の折りたたみ自転車の称号は十分納得できるでしょう。

ただし、残念ながら2010年モデルを最後に廃盤となり現在は製造されていないので、入手するなら中古になります。しかし、手に入れられたなら、折りたたみ自転車でロードバイクを追い抜くといった快感を味わうことも可能かもしれませんよ。

同じくDAHON（ダホン）の折りたたみ自転車「スピードファルコ」です。折りたたみ自転車は通常サイズを折りたたんだ際のサイズを小さくするため、ホイール径は20インチを使用することが多いのですが、スピードファルコは451ホイールという大きめのホイールを採用しています。

大きめのホイール、衝撃吸収性の高いクロモリフレーム、そして53T-11Tのシマノアルタスの8速ギアの組み合わせにより、時速30㎞以上の高速巡行も可能という、折りたたみ自転車らしからぬ高い走行性能を持っています。

シフターもグリップシフトではなくトリガーシフトと本格的ながら、キックスタンドや折りたたみペダル、ベル、リフレクターが標準装備されている点は、コストパフォーマンスに優れているといえます。

DAHONの創業者の息子が2011年に立ち上げた自転車ブランドがTern（ターン）で、そのTernの高速性能を持つ折りたたみ自転車が「Eclipse D16」です。ホイール径は26インチと大きいので、20インチのホイールの自転車より高速巡行を可能にします。

太めのタイヤと雨天時でも制動力が低下しにくいシマノのディスクブレーキを搭載しているので、高い走行性能と走破性を誇ります。また、コンポはフロントにシマノアルタス、リアにロードバイクでも使用されるクラリスの組み合わせなので、軽快・確実かつ安心です。

26インチタイヤを装備した、Tern Eclipse D16の上級モデルです。26インチタイヤというと、一般的なシティサイクル並みの大きさですが、速さを求めるならタイヤサイズの大きなほうが有利です。タイヤサイズが大きくなったおかげで、スピードに乗った状態をキープしやすくなります。

フロントディレイラーにシマノ105、リアディレイラーにシマノアルテグラなど、ミドルクラス以上のロードバイクに使用するコンポーネントが採用されているのが特徴です。また、ブレーキにもシマノの油圧ディスクを使用するなど、もはや折りたたみ自転車の範疇を超えた仕様となっています。