はじめに
スポーツバイクには、ロードバイクの他にも、クロスバイクがあります。この二つの自転車はスポーツバイクの中でも非常に人気です。今回は、ロードバイクやクロスバイクの特徴について紹介して、それぞれの違いや、選ぶ上でのポイントなどについての解説をしていきます。
ロードバイクの特徴
スポーツバイクのロードバイクとクロスバイクの違いを知るためには、それぞれの自転車について知る必要があります。そのため、まずは、ロードバイクについての特徴を解説します。
ロードバイクの特徴①タイヤが細い
ロードバイクの特徴の一つとして、タイヤの細さが挙げられます。タイヤによって太さは異なりますが、23~25cの太さが主流になっています。タイヤが細いぶんだけ路面との抵抗が少なくなり、高速で走行するのに適しています。また、タイヤ自体が細くなることで重量も軽くなります。タイヤの表面も路面抵抗を少なくするために、凸凹がない構造になっています。
ロードバイクの特徴②自転車の重量が軽い
ロードバイクは、もともとロードレースで使用されるための競技用の自転車です。ロードレースでは、平坦な道だけでなく、上り坂もコースに設定されています。上り坂では、体重だけでなく自転車自体の重量も軽い方が有利です。そのため、ロードバイクは全体の重量が軽く設計されています。最近では、カーボンフレームの進化によって、4kg台の完成車なども販売されています。
ロードバイクの特徴③長距離の走行が行いやすい
ロードバイクはタイヤが細く、自転車自体の重量も軽いため、走行しているときの疲労感がたまりにくいです。また、高速での走行時にも安定しているため、長距離の移動も行いやすいです。そのため、100kmを超えていくようなロングライドも慣れてしまえばそこまで難しくなくなります。
ロードバイクの特徴④カスタマイズ性が高い
ロードバイクは、フレームを中心に、さまざまな細かいパーツで構成されています。そのため、非常にカスタマイズ性が高い自転車になっています。パーツの交換によって、全体重量の軽量化や、乗り心地を高めることができます。自分で自転車をいじれるようになると、さらにロードバイクの楽しさの幅が広がっていくでしょう。しかし、その半面、ロードバイクのパーツやメンテナンスの知識は最低限必要になります。
クロスバイクの特徴
ロードバイクの特徴については、説明しましたが、クロスバイクの特徴はどのようなものなのでしょうか? 次に、クロスバイクの特徴について解説します。
クロスバイクの特徴①ハンドルがフラットハンドル
ロードバイクのハンドルは、ドロップハンドルといわれるハンドルですが、クロスバイクは、一本の棒状のハンドル(フラットハンドル)が取り付けられています。フラットハンドルは、深い前傾姿勢をとることは難しいですが、常に状態を起こして走行するようにできるため、呼吸がしやすいという利点があります。また、上体をリラックスさせて走行することもできます。
クロスバイクの特徴②タイヤが太い
ロードバイクでは、タイヤが細く、高速走行時の安定性も非常に高いと説明しましたが、クロスバイクは、タイヤがロードバイクよりも少し太めになっています。路面との抵抗が増えたり、重量が重くなってしまいますが、タイヤが太くなると路面からの振動を吸収しやすくなるため、乗り心地がよくなるというメリットがあります。また、タイヤのパンクもロードバイクよりも起こりにくいです。
クロスバイクの特徴③通勤に適している
クロスバイクは、走行時にリラックスした姿勢で乗れ、タイヤが太くなって乗り心地も良くなっているため、サイクリングだけでなく、通勤などの用途にも適しています。クロスバイクであれば少し離れているような職場でも、そこまで疲れることなく通勤できるでしょう。朝から自転車で通勤すると非常に気分がいいです。車通勤よりも、渋滞の影響を受けにくいため、通勤時間が短縮する場合もあるでしょう。
クロスバイクの特徴④ロングライドやサイクリングもできる
ロードバイクは、長距離の走行が行いやすいため、ロングライドにも出かけることができます。しかし、ロングライドは、クロスバイクでも不可能ではありません。全体の重量がロードバイクよりも重いため、上り坂が多いようなところでは少し苦労しますが、平坦な道であればクロスバイクでも十分に走行できるため、ロングライドも行えます。
続いて、ロードバイクとクロスバイクの違いを具体的に解説!