自転車に乗れない時は漫画でサイクリング体験を
自転車に乗れない、あるいは乗らない時でも、自宅でサイクリングの楽しさを味わう方法はたくさんあります。TVでのロードレース観戦、zwiftなどのバーチャルサイクリング、専門雑誌の購読などがありますが、中でも漫画は私たちに最も身近で手軽な娯楽のひとつです。そしてここ数年で、自転車やロードバイクがテーマの漫画は驚くほど多くなりました。今や「読んで楽しむ」ことも自転車をエンジョイする方法に加わったのです。
まだ見ぬ世界を疑似体験で先取り
ロードバイクはスポーツ用の機材であり、アウトドアの趣味でもあります。自分ではできないレースの世界や、まだ行っていないツーリングの風景やルートも、漫画でなら実際に走らずして知ることができます。人気の作品は風景描写がとてもリアルなものが多いので、観光やライドのガイドとしても非常に役立ちます。
漫画なら初心者も経験者も楽しめる
ロードバイクが題材の漫画だからといって、読者がみなロードバイクに詳しい人ばかりとは限りません。ロードバイクのことを何も知らない一般読者でも入りやすく、読み進めるうちに少しずつ知識がついていくような展開で描かれているのも、漫画の良いところです。経験者にとっても知識やノウハウについて、わかりやすく体系的に描き進められているので十分楽しめます。
続々と発表される自転車漫画の理由と魅力
少し前までは自転車やロードバイクを扱った漫画は、どちらかというとマイナーなジャンルでした。ですが健康志向によるスポーツバイクの普及と、弱虫ペダルの大ヒットが引き金となり、ロードバイクは漫画の題材としての地位を確立しました。現在も、自転車を愛するクリエイターたちの手により、続々と最新作が生み出されています。
アニメ化やサイクルツーリズムも追い風に
人気の出た作品がアニメ化されたり、長野県やしまなみ海道などサイクルツーリズムを取り入れる自治体が増えたことも、自転車マンガの人気に拍車をかけました。漫画やアニメに登場した場所が「聖地巡礼」として賑わうことは有名ですし、ロードバイク乗りが脚試しやツーリングに使う場所やルートが定番化して、多くのサイクリストを集めます。自転車と漫画・アニメは実は親和性の高いコンテンツでもあるのです。
自転車を始めてみたい人にもおすすめ
ロードバイクの漫画が多くなるにつれ、レース主体だったこのジャンルも多様化してきました。ポタリングからロングライド、はてはロードバイクに乗れるようになるまでの体験記まで漫画になってしまいます。こうした作品の多様化によって、ロードバイクを始めてみたい入門者の方や、サイクリングやポタリング、グルメライドなど、あらゆる読者のニーズを満たすのが最新のトレンドになっています。
まずは「ロードレース」が描かれたおすすめ自転車漫画を紹介するよ!