電車でも持ち運べる折りたたみ自転車9選！持ち込みのマナーはある？

自転車を折りたたむ、ないし、コンパクトに分解して電車などの公共交通機関で持ち運ぶことを「輪行」といいます。軽くて持ち運びしやすい折りたたみ自転車は、輪行に適した自転車です。ここではまず、折りたたみ自転車が電車で持ち運ぶのに適している理由から解説します。

一般的な自転車と同じく折りたたみ自転車にも様々なタイヤサイズのものがあります。ただ、ラインナップに多いのは20インチ前後の「ミニベロ」といわれるタイプで、電車に持ち込みやすいのもこのタイプです。折りたたみ自転車は電車で持ち運ぶことがメイン用途の1つと考えられているため、輪行向きの機種が多くなっています。

置き場所が限られる通勤電車であれば、スペースを取らないことが重要です。その点で折りたたみ自転車は、オーソドックスな真ん中から折りたたむタイプで走行時の約1/2程度の大きさになりますので、通勤電車でも座席の足元に置くことが可能です。また、新幹線や特急列車は通勤電車に比べてスペースを確保しやすいですが、それでもコンパクトになることに越したことはありません。

今の折りたたみ自転車は技術が優れたものが多く、少ないステップであっという間に折りたためます。後述しますが日本の場合折りたたみ自転車でも、電車に持ち込みをする場合は輪行袋に収納しなくてはなりませんので、短時間で折りたためるとそれだけ輪行がやりやすくなります。

ここからは折りたたみ自転車の主流となっている、タイヤサイズ20インチ前後のミニベロタイプについて、用途別におすすめを紹介します。

通勤、通学は毎日のことですので、重量が少しかさんだとしても耐久性を重視したいところです。また、ある程度距離を乗ることが考えられるため、ミニベロでも車輪は大きめの方がよいですし、高めのギア比構成など走行性能に優れたものが向いています。

折りたたみ自転車のシェア率が非常に高いイギリスの中でも、特にシェアが高いのがブロンプトンです。このM6Lは握りやすいMハンドルに、日本の市街地を走りやすいギア比ですので、通勤、通学にも適しています。

普段の買い物や近所のちょっとした用事であまり距離を乗らないのであれば、走行性能を重視しても宝の持ち腐れになってしまいます。そのため、軽くて持ち運びやすいものであったり、手ごろな価格のものがおすすめです。また、お気に入りのものであれば大切にしたいう気持ちが芽生え、結果的に長期間乗れる可能性もあるので、見た目で選ぶのも悪くありません。

自転車をスポーツと捉えていたり、ツーリング、サイクリングなどで長距離を走ることが目的になってくると、ミニベロと言えども、ペダルが軽く漕げて、それなりのスピードも出せるという走行性能を重視したいところです。長距離を快適に走るためにはフレーム（本体）に加え、サドルやホイール、タイヤなどもそれなりのレベルが必要ですので、少し値は張りますが、グレードの高いものがおすすめになります。