シマノのブレーキシューの特長
自転車のコンポ市場で、大きなシェア率を誇っている国内コンポメーカー「シマノ」からは、ブレーキシューの商品も販売されています。シマノ製のブレーキシューを多くの方が使用していますが、どのような特長があるブレーキシューなのでしょうか? まずは、シマノ製のブレーキシューの特長について説明します。
特長①コストパフォーマンスに優れている
まず、シマノ製のブレーキシューはコストパフォーマンスに優れているという特長があります。ブレーキシューはその性能によって、ブレーキ時の制動距離が変わります。高価なブレーキシューはブレーキの制動距離が短くなっていますが、シマノ製のブレーキシューも性能面は悪くありません。それに加えて、価格も1000~2000円の商品がほとんどです。価格と性能のバランスが非常に優れています。
特長②安心感がある
ブレーキやブレーキシューはロードバイクでの走行時に命に関わる製品になります。そのような重要なパーツでも、国内メーカーという身近なメーカーであるからこそ、使っていても安心感があります。また、製品不良の評判が少ないのも、使っていて安心感につながるでしょう。
シマノのブレーキシューの種類
ロードバイクのブレーキシューには使用するホイールや使用目的などによって、さまざまな種類があります。また、それと同様にシマノ製のブレーキシューにもさまざまな種類があります。次にシマノ製のブレーキシューの大きい分類について説明します。
種類①アルミリム用
まずは、アルミリム用のブレーキシューです。シマノのアルミリム用のブレーキシューは、カーボン用という記載がありません。そのため、特に記載されていない場合は、アルミリム用のブレーキシューと判断できます。アルミリム用に作られているため、カーボンリムでの使用はできません。もし、カーボンリムで使用した場合には、ブレーキの効きが悪いので、誤って使用しないように注意しましょう。
種類②カーボンリム用
次にカーボンリム用のブレーキシューは、パッケージに「for carbon」などのカーボンリム用のブレーキシューだと記載されています。カーボンリム用のブレーキシューを購入するときには間違わないように注意してください。カーボンリム用のブレーキシューをアルミリムで使用することは可能ですが、できればアルミリムで使用するときには、アルミリム用のブレーキシューを使用するようにしましょう。
シマノのブレーキシューの選び方
(ネコポス便対応商品)SHIMANO シマノ BRAKE SHOE for ROAD ロード用ブレーキシュー R55C4(BR-R8000,6800) 1ペア(Y8LA98030)(4524667129912)
参考価格: 1,530円
シマノ製のブレーキシューにもさまざまな種類のものが販売されています。では、実際にどのように選んで購入するのでしょうか? 次に、シマノ製のブレーキシューを購入するときの選び方について説明します。
選び方①リム素材に合わせたブレーキシューを選ぶ
まずは、使用しているホイールのリムの素材を確認しましょう。大きく分けるとアルミリムと、カーボンリムがあります。使っているリムの素材に対応したブレーキシューを選んで購入します。特に、カーボンリム用のブレーキシューを購入するときには、パッケージの記載をよく確認しましょう。
選び方②ブレーキに対応しているブレーキシューを選ぶ
シマノ製のブレーキシューは何度もリニューアルしているので、多くの形のブレーキシューが販売されています。そのため、使っているブレーキカートリッジに対応した形のブレーキシューを購入する必要があります。自分が使っているブレーキカートリッジの製品グレードや型番などを参考にして、対応しているブレーキシューを探しましょう。形が合わないブレーキシューは使用できないため、注意が必要です。
ブレーキシューを交換する目安
ブレーキシューは一度購入しても、使用しているうちに劣化し交換しないといけないタイミングを迎えます。しかし、どのような状態であれば交換が必要かわかりにくい方もいるでしょう。そんな方に向けて、ブレーキシューを交換すべき目安を紹介します。
目安①ブレーキシューのすり減りが激しい
まずは、ブレーキシューのすり減りが激しい場合にはすぐに交換が必要です。ブレーキシューはゴム製品なため、使用しているとすり減っていきますが、すり減りすぎてしまうと、ブレーキの効きが悪くなります。また、それ以上に使用すると、ブレーキカートリッジの金属部分がホイールのリムにあたって、ホイールを痛める原因にもなってしまいます。ブレーキシューには目印となるラインがあるので、そのラインよりもすり減っている場合には交換しましょう。
目安②2年以上同じブレーキシューを使用している
長期間同じブレーキシューを使用している場合も交換が必要です。ブレーキシューはゴム製品のため、長期間使用していると劣化が発生します。例えすり減り具合が少ない場合でも、劣化してしまっていると、ブレーキの性能は低下してしまいます。そのため、2年以上同じブレーキシューを使用している場合は交換するようにしましょう。
目安③ブレーキシューに異物がたくさん刺さっている
最後に、ブレーキシューの表面に異物が刺さっている場合を紹介します。ブレーキシューはリム表面の異物や、金属片が刺さりやすいです。特に雨天時の走行後には、異物が多く刺さっていることも多くあります。異物が刺さっていると、リム表面を傷つける原因にもなるので、異物がたくさん刺さっているのを発見した場合には、交換するようにしましょう。
ブレーキシュー交換の手順
最後にブレーキシューの交換方法について解説していきます。さほど難しい作業ではありませんが、ブレーキの整備不良は命の危機に直結することもあるため、要点を抑えてしっかりとした方法で行うようにしましょう。
手順①古いブレーキシューを取り外す
まずは、今まで使用していた古いブレーキシューを取り外す必要があります。ブレーキシューは動かないように小さなボルトで固定されていることがほとんどです。そのボルトを六角レンチを使用して外しましょう。ボルトを外すことができれば、あとはブレーキシューをカートリッジから引き抜くことができます。そのときにボルトをなくさないように注意しましょう。
手順②新しいブレーキシューを取り付ける
次に、新しいブレーキシューを取り付けます。古いブレーキシューを取り外したブレーキカートリッジにそのまま差し込みましょう。ブレーキシューには左右表記と、差し込む向きの矢印表記が記載されています。その表記を目安に、向きを間違わないように差し込みましょう。新しいブレーキシューを差し込み終わったら、固定用のボルトを締めてブレーキシューの交換は完了します。
手順③ブレーキの調整を行う
新しいブレーキシューを差し込めたら、最後に必ずブレーキの調整を行いましょう。古いブレーキシューはすり減っていますが、新しいブレーキシューはすり減っていないため、リムとの間の隙間に変化が生じます。そのため、ブレーキとリムの間の隙間を調整して、好みのブレーキの握り幅になるようにします。
まとめ
シマノのブレーキシューを適切に選んで安全に走行しよう!
シマノのブレーキシューはどの種類のものも、平均以上の性能であり、コストパフォーマンスに非常に優れています。しかし、ブレーキシューにはさまざまな種類があり、適切なブレーキシューを使用しなければ安全に走行できません。しっかりとしたブレーキを使用できるように、正しいブレーキシューを選んで交換するようにしましょう。