クランク長とは
自転車のチェーンの横にあるペダルのついた軸をクランクアームと呼び、このクランクアームとボトムブラケットをつなぐ軸の中心とペダルの取り付け軸の間隔をクランクアーム長、略してクランク長といいます。
日本より欧米のほうが長い
クランク長は、たとえばシマノ製のクランクなら165mmから180mmまで2.5mm間隔で販売されていますが、日本で販売されているロードバイクの完成車のクランク長は大半が170mmです。一方、北米の完成車を例に挙げれば、172.5mmがデフォルトとして選ばれています。
身長によって設定される
このサイズの違いの理由は、クランク長は身長や脚の長さに合わせるのが基本であるという考え方からです。つまり、日本人男性の平均身長や脚の長さは北米の人たちより低く短いので、日本向けの完成車のクランク長は短いというわけです。
クランク長の重要性
クランク長が漕ぎ手に適正であれば、効率よくペダリングができるので脚のパワーをしっかりと伝えることが可能です。しかしクランクのサイズが合っていなければ、クランクの持つ本来の性能が発揮されないばかりか、膝や足首などの関節部分に負担がかかって痛めてしまう恐れもあります。
注目度の低いクランク長
適切なクランク長を選ぶことで、クランクの持つ性能が発揮できるのみならずトラブルも回避できるのですが、ロードバイク購入の際にフレームの大きさやジオメトリーは気にしても、クランク長まで注意を払う人はあまり多くありません。
痛みの原因はクランク長かも?
サドルの高さは合っているのにペダリングがしにくい、膝や足首が痛むという場合は、クランク長が適切でない可能性もあります。自分に合ったクランク長を知って、トラブルなく効果的なペダリングで快適なライドを目指しましょう。
続いて、クランク長の目安を出す計算式を紹介します。
出典:https://bike.shimano.com/ja-JP/components/road/category/crankset.html