はじめに
自転車やロードバイクのフレームで、名称が「ダウンチューブ」と呼ばれるチューブがあります。名前は知っていても、意味や役割を正しく説明できる方はとても少ないです。ダウンチューブは、自転車を構成するパーツの1つにすぎませんが、走るうえでとても重要な役割を担っています。あまり話題になることが無いパーツですが、自転車という乗り物の構造を正しく理解するために、意味や役割を見ていきましょう。
ダウンチューブの場所はどこ?
ダウンチューブはフレームの一部
自転車・ロードバイクを構成しているパーツといえば、基本的に次があげられます。
- タイヤ
- ハンドル
- サドル
- ペダル
- チェーンなど駆動系の部品
生活の足として利用しているシティサイクルと、スポーツ用のロードバイクやマウンテンバイクではフレームの形状に若干の違いがあるものの、基本的な形状は変わらないと言ってよいでしょう。そのフレームを構成してるなかの1つに、名称が「ダウンチューブ」とつけられている箇所があります。
ダウンチューブは前三角形の一部
フレームの形は一般的にダイヤモンド型と呼ばれています。2つの三角形を1つにつなぎ合わることで、大きな平行四辺形の形にしいます。2つの三角形は前側か後側によってそれぞれ、前三角、後三角と呼ばれており、ダウンチューブは前三角を構成しているパーツの1つです。
ダウンチューブはフレームを構成するパイプの1つ
フレームは三角形を組み合わせた平行四辺形をしており、それぞれの一辺は「チューブ」と呼ばれるパイプによって構成されています。チューブは箇所によって7つの名前がつけられており、ダウンチューブもその中の1つです。平行四辺形の下半分を構成しているチューブになります。
出典:Unpsplash(筆者により一部加工)