ブランド「felt(フェルト)」とは
feltは2001年、カワサキ、ホンダなどのメカニックとして、モーターレース用のオートバイフレームを制作した、「ジム・フェルト」という人物が立ち上げたブランドです。ドイツの自転車ブランドと紹介されることが多いですが、本社はカリフォルニア州内に置かれています。現在、アメリカとヨーロッパに事業を展開し、ロードバイクやトライアスロンバイクをはじめ、BMX・軽快車など幅広いラインナップの製品を扱う総合自転車ブランドへ成長を遂げました。
feltはいち早くエアロロードを実戦投入
また、2008年にはプロチームであるgarmin Slipstreamに機材供給を行い、他社に先駆けいち早くエアロロードを実戦投入したことでも知られています。garmin SlipstreamはARを駆り多くの勝利を上げ、その後、feltは名だたるレースブランドに発展していきました。
エントリーグレード felt f95のスペックと価格
felt f95の価格とスペック
価格とスペック
- 価格:99,800円(税抜)
- メインコンポ:シマノソラ
- 材質:アルミフレーム・カーボンフォーク
- サイズ:480、510、540、560
- フレーム重量:9.31kg
エントリーグレード felt f95の特徴
エントリーグレード felt f95ってどんなアルミフレーム?
f95は、feltのFシリーズにラインナップされていたアルミのロードバイクです。fシリーズのアルミロードバイクはf95、f85、f75の三種類あり、f95はfシリーズの中で末弟のロードバイクに位置付けられています。直線基調のフレームに円形のチューブで構成された、クセのない素直な乗り味が特徴で、フレームの成型には「バテッド」「テーパーヘッド」「ハイドロフォーム」の技術を用い、エントリーグレードながら、レースに即投入できるスペックが備わっています。
エントリーグレード felt f95に使われている技術
出典:https://www.daiwa-cycle.jp/
「バテッド」パイプの厚みを場所によって変化させ、軽量化と剛性アップを両立させる製法
felt f95に使われているアルミ素材
f95は入門用のバイクでありながら、7000系のアルミを採用しています。7000系のアルミは6000系のフレームに比べ剛性が高く、よりレーシーな乗り味になるのが特徴です。しかし、一般的に7000番台のアルミは加工が難しく、製造コストなどの問題から一部のモデルにしか採用されていません。F95のフレームは入門用ながら7000系アルミを採用し、フレーム素材にも妥協することなく、作られています。
felt f95に使われているカーボンフォークについて
f95のカーボンフォークは、「UHC Performance」という、feltが独自に開発したカーボンが採用されています。このカーボンは、2010年当時、feltのフラッグシップモデルに採用されていたカーボン素材です。エントリーグレードながら、とんでもないスペックを備えています。
felt f95のこだわりのサイズ設計
f95のサイズは480、510、540、560の四種類展開しています。小柄なライダーから大柄なライダーまで、多くの人に適応するサイズ展開です。f95はフレーム素材だけでなく、サイズ設計にもこだわりがあります。どんなライダーも最適なパフォーマンスを発揮できるよう、サイズによる乗り味の違いを無くす、こだわりのチューニングが施されているのです。具体的には、フレームサイズ毎に溶接角度を変えたり、チューブの厚みを変えたりして、サイズの大小に関わらず、同じ乗り心地になるよう設計が考えられています。これにより、ライダーは体格に関係なくバイク本来の力を発揮させることができます。
出典:https://www.riteway-jp.com/