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カーボンフレームとアルミフレームとの違い
カーボンフレームの特徴やメリットについてのご紹介をしてきましたが、アルミフレームと比べたときに具体的にどのような部分に違いがあるのでしょうか? アルミフレームにも優れた部分があるので、カーボンフレームとアルミフレームの違いを解説します。
アルミとカーボンの違い①
アルミとカーボンの違い① フレームの重量
アルミとカーボンでは素材自体の重さが違うので、フレームの重量にも違いが生じてしまいます。アルミのフレームでもかなり軽いモデルはありますが、ほとんどの場合はカーボンフレームの方が軽いです。グレードの高いカーボンフレームになればなるほど軽くなるので、アルミフレームとの重量差が大きくなっていきます。
アルミとカーボンの違い②
アルミとカーボンの違い② アルミフレームは剛性が高い
アルミフレームの方が優れているポイントの一つとして、フレーム剛性が高いというものが挙げられます。金属の方がカーボンよりも剛性が高いので、ペダルを踏み込んだときの返ってくる反応にも差があります。アルミフレームの方がダイレクトな加速を感じやすい傾向にあります。
高い剛性にはデメリットもある
アルミフレームは剛性が高いですが、そのぶん地面からの振動も伝わりやすいです。アルミフレームの方がカーボンフレームよりも、振動による不快感が大きくなってしまう傾向にあります。
アルミとカーボンの違い③
アルミとカーボンの違い③ アルミフレームは初心者の方が手をだしやすい
アルミフレームは価格がカーボンフレームよりも低価格に設定されています。低価格に設定されていますが、性能は高いアルミフレームもあります。そういったコストパフォーマンスの高いアルミフレームは初心者の方でも購入しやすいです。はじめてすぐはアルミフレームに乗って、将来的にカーボンフレームを購入するという方も少なくありません。
カーボンフレームをおすすめできる方の特徴
カーボンフレームは価格が高いので、なかなか手が出しにくいフレームに感じている方もいるでしょう。しかし、アルミフレームよりもカーボンフレームの方が向いている方もいます。カーボンフレームのメリットと照らし合わせて、カーボンフレームに向いている方の特徴をご紹介します。
おすすめ① ロードバイクのレース活動に力を入れている方
ロードレースなどに積極的に参加されている方には、カーボンフレームがおすすめです。何よりも、アルミフレームよりも軽いので、レースにおいてもアドバンテージを得やすいです。特にヒルクライムレースなど重量差が強く影響受けるレースではアルミフレームよりもカーボンフレームに乗った方が有利です。
おすすめ② 楽にロングライドに出かけたい方
カーボンフレームはレースに出場する方だけでなく、ロングライドやポタリングを楽に楽しく行いたい方にもおすすめです。レースでなくても、登りのときに楽に登れるので、ロングライドでも活躍します。また、振動吸収性にも優れるので、長距離乗っていても振動によるストレスや疲労感が少なくなります。
おすすめ③ とりあえず性能のいいロードバイクを買いたい方
金銭的に余裕があってとにかく性能のいいロードバイクを購入したい方には、カーボンフレームがおすすめです。軽さや空気抵抗など総合的に考慮しても性能がいいロードバイクはカーボンフレームになります。総合的に優れたロードバイクが欲しいという方には、カーボンフレームの購入をおすすめします。
注意点:経年劣化でへたってしまう
カーボンフレームは乗っていると、どれだけ丁寧にメンテナンスを行っていたとしても、次第に経年劣化を引き起こしてしまいます。経年劣化によってフレームがへたってしまうと、剛性が徐々に低下してしまって、本来の乗り味や性能が低下してしまいます。これは避けようがないことなので、フレームの寿命としてとらえておきましょう。
まとめ
今回はロードバイクのフレームのなかでも、カーボンで作られたフレームのご紹介を行いました。カーボンという素材を使用することでさまざまな特徴やメリットがあります。カーボンフレームのロードバイクに乗るメリットは以下の通りです。
カーボンフレームの特徴やメリット
- ① フレーム重量が軽い
- ② 振動吸収性に優れている
- ③ 耐久性が高い
- ④ 空気抵抗が少ない
カーボンフレームに乗ることで、レースに出場している方には大きなアドバンテージがあります。それだけでなく、ロングライドでの恩恵も大きいので、幅広い方におすすめされます。しかし、高級品ではあるので、取り扱いには十分注意して乗るようにしましょう。
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ロードレースにおいても、空力に優れたエアロフレームがあるカーボンフレームの方が、アルミフレームよりも有利になるでしょう。