フェルト（FELT）のロードバイクまとめ！最新おすすめ10台をご紹介！

フェルト（FELT）は、ドイツとアメリカの2か所に拠点のある中堅のバイクメーカーです。1980年代にモトクロスのメカニックだったジム・フェルトがトライアスロンバイクを設計し、その10年後に、ドイツでFELT社を設立したのが始まりです。

日本でロードバイクのメーカーといえば、ジャイアントやトレック、ビアンキなどが人気ですし、ピナレロやコルナゴなどのヨーロッパメーカーはマニア好みとして支持されています。そんな中で、日本でのフェルトは前者のメーカーと比較するとマイナーな自転車メーカーといえるかもしれません。

フェルトは、ツール・ド・フランスや世界選手権、オリンピック、アイアンマンレースなどにおいて、数多くの勝利を収めています。また、創始者ジム・フェルトの開発したフレームパイプは、トレックをはじめ、スペシャライズド、キャノンデール、GTなどのメーカーによって使用されています。

さらに、近年カーボン生成方法を改良し、以前はトップグレードのモデルにしか採用されていなかったカーボンをローエンドモデルにまで採用したことにより、フェルトのバイク性能は飛躍的に向上しています。フェルトは、速さと軽さ、乗り心地を追求してきたメーカーなのです。

フェルトのロードバイクは、大きく3つのカテゴリーに分けられます。レース向けロードバイクのFRシリーズとロングライド向けのVRシリーズ、そしてBROAMシリーズ、BREEDといったアドベンチャーやグラベルバイクです。それぞれのカテゴリー別にまとめて最新モデルのおすすめを紹介していきましょう。

FRシリーズは以前からありましたが、2020年ではディスクブレーキを搭載したモデルは「FR Advanced」シリーズとされて、リムブレーキモデルと区別されています。FR Advancedは、フレームの素材をUHC Advanced+TeXtremeカーボンで統一しているのが特徴です。メインコンポーネントはシマノ105からアルテグラDi2ｍまでをラインナップしています。

 FR Advanced Ultegra Di2の名前にあるように、メインコンポーネントはシマノアルテグラDi2です。FR Advancedの中で、このモデルだけがクランクにシマノ純正を採用しています。

FR Advanced Ultegra Di2との違いは、メインコンポーネントがシマノ105に変更された以外ほとんどありません。2019年のFRシリーズのディスクブレーキとシマノ105を採用した同等のモデル「FR5 Disc」と比較して、UHC Advance カーボンフレームからUHC Advanced+Textreme カーボンとなっているにもかかわらず、価格は同じなのはうれしいですね。

FR シリーズは、アルミフレームにカーボンモノコックの組み合わせのリムブレーキモデルで、日本限定モデルがいくつか設定されています。フェルト史上最も軽く、硬く、しなやかなフレームに最先端の技術を取り込んだ完全無欠のピュアレーサーというのが、メーカーの謳い文句です。

FRシリーズですが、アルミではなく、UHC Advancedカーボンのフレーム＆フォークを採用しているリムブレーキモデルです。メインコンポーネントとしてクランクにもシマノ105をまとめて採用するなど、日本専用仕様はシマノ105の採用率が高くなっているのが特徴です。

アルミフレームにリムブレーキが基本である、FRシリーズの日本限定モデルです。アルミフレームでありながら、加速性、反応性、振動吸収性、路面追従性が高いレベルで実現できています。これはアルミFRが、カーボンモデルを目指しているからです。

フレームはアルミですが、フォークはフォークコラムを含めするカーボンです。コンポーネントは、クランクを含めシマノの105をフル採用しています。タイヤクリアランスは、28Cまで対応しているので、レースのみならずさまざまな状況でのライディングへの対応が可能です。

「ロードバイクが欲しいけれども、10万円以下で手ごろなものが欲しい」といった人におすすめなのが、FR60日本限定モデルです。アルミフレームにカーボンモノコックのフォークと、コストパフォーマンスに優れた1台といえるでしょう。

コンポーネントはクランク以外にシマノクラリスを採用しています。ハンドルのフラット部分を握った姿勢でのブレーキングが可能なサブブレーキレバーを搭載しているので、ロードバイク初心者でも安心してブレーキングできます。