ロードバイクのディスクブレーキってどう?普及してきた背景を解説!

ロードバイクのディスクブレーキってどう?普及してきた背景を解説!

近年、ロードバイクにディスクブレーキが急速に普及してきました。これが意味するものとは何なのでしょう?この記事では、ロードバイクのディスクブレーキ化が進んだ背景や、ディスクブレーキの必要性や人気の秘密などを、メリット・デメリットを解説しながら読み解いていきます!

記事の目次

  1. 1.最近人気のディスクブレーキロードバイクとは?
  2. 2.ロードバイクのブレーキの種類
  3. 3.ロードバイクにおけるディスクブレーキのメリット
  4. 4.ロードバイクにおけるディスクブレーキのデメリット
  5. 5.ディスクブレーキの注意点
  6. 6.ディスクブレーキはロードバイクのニュースタンダード

最近人気のディスクブレーキロードバイクとは?

出典: https://www.scott-japan.com/

ここ数年、ロードバイクにディスクブレーキを採用する車種が一気に増えてきました。今後さらに普及が進むとみられ、この流れは今まで主流だったリムブレーキに代わり、ディスクブレーキがニュースタンダードとなる時代の始まりを意味しているといえそうです。ここまで急速にディスクブレーキが普及してきた背景や、メリット・デメリットなどを解説していきます。

ディスクブレーキロードバイクが普及してきた背景

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ディスクブレーキとは車やモーターバイクなどではお馴染みのシステムで、高い制動力が特徴です。自転車ではMTBには以前から採用されていましたが、ここ数年でロードバイクやクロスバイクにも急速に普及してきました。ディスクブレーキはメリットが多く、低価格化が進み導入しやすくなってきたことが大きな要因といえます。

上位モデルはほとんどディスクブレーキ仕様

2020年現在、ニューモデルの上位機種をディスクブレーキ仕様でリリースするメーカーが多くなっています。トレックやスペシャライズドなどは、完全にディスクブレーキモデルのみの販売にシフトしています。すぐにリムブレーキモデルがなくなることはないでしょうが、今後更にディスクブレーキモデルが増えていくのは間違いなさそうです。

ロードバイクにディスクブレーキは必要か?

出典: https://www.giant.co.jp/giant21/about/recruit/index.php

ディスクブレーキが人気で、普及してきたのはわかったけど、本当に必要性はあるのでしょうか? 「メンテナンスが大変そう」や「値段が高い」など、ネガティヴなイメージがあるのも事実です。人によってブレーキに求めるものは違います。メリット・デメリットを理解して装着する意味をよく考えた上で、自分にとって本当に必要かを判断するのが望ましいでしょう。

なんとなくよさそうなのは分かるんだけど、いまいち必要性を感じないわ。わざわざ選ぶ意味があるのかな?リムブレーキでもいいんじゃない?

そうだね。もちろんリムブレーキが悪いわけじゃない。ディスクブレーキのメリットやデメリットを知った上で、本当に必要かを判断すればいいと思うよ!

そうね!理解せずに先入観だけで決めるのはもったいないわね。早速ディスクブレーキについて詳しく教えて!

ロードバイクのブレーキの種類

Photo by uka0310

まずはロードバイクにおけるブレーキシステムの種類をみていきましょう。言うまでもありませんが、自転車の走る・曲がる・止まるの、「止まる」役割を担っているのがブレーキです。そしてロードバイクには大きく分けて「リムブレーキ」と「ディスクブレーキ 」の二種類のブレーキシステムがあります。それぞれの特徴をみていきましょう。

リムブレーキ

Photo byPexels

リムブレーキは、これまでの主流だったシステムです。ホイールの一番外周の「リム」と呼ばれる部分を、ゴムなどでできたブレーキシューで左右から挟み込むことで摩擦抵抗を発生させ、制動力を生み出す仕組みです。同じリムブレーキにもいくつかの種類がありますが、制動力を得るための基本的な原理は一緒です。

ディスクブレーキ

Photo byHans

ディスクブレーキとは、ここ数年で急速にロードバイクに普及してきたシステムです。ホイールの中心部に設けられた「ローター」と呼ばれる円盤状の金属板を、ブレーキキャリパーを介して左右からブレーキパッドで挟みこむことで制動力を発生させる仕組みです。摩擦抵抗を利用する原理はリムブレーキと一緒ですが、両者は構造が全く異なるシステムで、互いに互換性もありません。

ディスクブレーキはさらに二種類に分けられる

ロードバイクにはリムブレーキとディスクブレーキの二種類に大別されますが、この記事でスポットを当てている「ディスクブレーキ」は、さらに【機械式】と【油圧式】に分けられます。それぞれの特徴をみていきましょう。

機械式ディクスブレーキ

出典: https://bike.shimano.com/ja-JP/product/component/sora-3500/BR-R317.html

機械式ディスクブレーキは、ブレーキレバーとブレーキキャリパーをワイヤーでつないでいます。ブレーキレバーを引くとワイヤーが引っ張られ、キャリパー内のピストンが動いてブレーキパッドをローターに押し当てて制動力を発生させる(ブレーキがかかる)仕組みです。比較的構造が単純で低コストであるため、エントリーモデルを中心に採用されることが多い方式です。

油圧式ディスクブレーキ

出典: https://bike.shimano.com/ja-JP/product/component/ultegra-6870-di2/BR-RS785.html

油圧式ディスクブレーキは、レバーとキャリパーはワイヤーではなくオイルラインでつながっています。オイルライン内はブレーキオイルが充填されていて、レバーを引くとライン内に圧力(油圧)がかかり、キャリパー内のピストンが押し出されて制動力を発生させます。一般的に油圧式のほうが性能が高いとされ、上位モデルのディスクロードに採用されることが多い方式です。

ロードバイクのブレーキの種類

  • リムブレーキ(Vブレーキ・カンチブレーキ・キャリパーブレーキなど)
  • ディスクブレーキ(機械式・油圧式)

次のページではディスクブレーキのメリットとデメリット、注意点を紹介します!

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ロードバイクにおけるディスクブレーキのメリット

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