フーリガン(キャノンデール)の魅力・性能とは?どんなミニベロ?

フーリガン(キャノンデール)の魅力・性能とは?どんなミニベロ?

数多いミニベロの中でもひときわ目を引くデザインが個性的なキャノンデールのフーリガンは、自転車メーカーとして世界的に有名なキャノンデールのミニベロとして人気です。しかし、フーリガンは見た目が特徴的なだけではなく、他にもたくさんの魅力があり評判も高いです。

記事の目次

  1. 1.キャノンデール フーリガンとは
  2. 2.キャノンデール フーリガンの特徴や魅力
  3. 3.フーリガンは中古で手に入れるしかない
  4. 4.キャノンデール フーリガンは魅力がいっぱい

キャノンデール フーリガンとは

フーリガンはキャノンデールのミニベロ

フーリガンは、アメリカの自転車メーカーキャノンデールのミニベロです。キャノンデールといえば、ロードバイクをはじめクロスバイク、マウンテンバイク、E-bikeなどさまざまなスポーツバイクを販売している世界的に有名なブランドで、日本でも大人気です。

フーリガンのデザインは独特

ミニベロは、小径車ながらもスポーティーな走りができることやおしゃれなデザインや雰囲気などから人気が高いのですが、デザイン的には万人受けを狙った無難なモデルが多くを占めているのが現状です。しかし、フーリガンはそんな他のミニベロとは一線を画すデザインが大きな特徴であり評判を呼んでいるモデルです。

キャノンデール フーリガンの特徴や魅力

キャノンデールのミニベロフーリガンの最も大きな特徴はルックスです。しかし、その他にもいろいろな特徴や魅力、メリットがあります。それらを合わせて紹介していきましょう。

特徴と魅力①片持ちフォーク「LEFTY」

https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/active/urban/bad-boy/bad-boy-3?sku=c33300m10sm

Bad Boyで知られるレフティ採用

フーリガンを見た時の最大のインパクトは、フロントフォークが左側にしかないことでしょう。これはキャノンデールオリジナルの「LEFTY(レフティ)」というシステムでクロスバイクのBad Boyでよく知られていますが、もともとはマウンテンバイクの性能を高めるために設計・開発されたシステムです。

レフティはキャノンデールの独自技術

左側だけのフロントフォークでホイールに接続して、性能や耐久性、安全面などいろいろな点で大丈夫なのか?と思う人も少なくないでしょう。しかし、路面から受ける衝撃を一か所に集中させることで、かえって高い剛性や耐久性、そしてスムーズなハンドリングを実現させると高い評判を得ています。

特徴と魅力②デルタVフレーム

インパクト大のフレーム形状

ミニベロというとおしゃれな小径車というイメージがありますが、どのモデルもルックスは似たり寄ったりの無難なデザインで決して個性的とはいえません。しかし、フーリガンはデルタVフレームという、ちょっと変わったインパクトのあるフレーム形状を採用しています。

ミニベロのフレームは剛性不足

しかし、この形状はただ個性的なルックスで評判を呼ぶためだけのものではありません。小径車はタイヤだけでなくフレームサイズをコンパクトにしなければならず、そのため剛性が不足しコーナーリングだけでなく直進でも不安定な走りになりがちです。

デルタVフレームは高性能

フーリガンのデルタVフレームの形状は、フレームの組み方を変えることで剛性を高めています。また、ホイールベースを長めに取ったりフレーム上部から地面までの距離を短くすることで、安定性の確保や背の低い人や女性の乗りやすさを実現など、性能面でも高い評判です。

特徴と魅力③3つのタイプから選べる

変速システムは2種類

フーリガンは、変速システムの違いで2種類から選択できます。ひとつは内装3段ギア、もうひとつは外装9段ギアです。シマノ製の内装3段は見た目がシンプルで泥やほこりなどの汚れがつきにくい点がメリットです。

評判のよいシマノ製コンポ

外装ギアは、性能面や信頼面で高い評判を持つシマノのロード用コンポーネントSORAとMTB用コンポーネントACERAのミックスです。路面状況や走行状況に合わせて細かく変速できるので、街乗りからスポーティな走りまでさまざまなシーンに対応してくれます。

ドロップハンドル仕様もあり

さらに、フラットバーでなくドロップハンドルモデルもあります。これはコンポーネントにフルSORAのアッセンブルの2×9の完全ロードバイク仕様です。スポーツ走行はもちろん、ツーリングやロングライドなど幅広く活躍してくれます。

特徴と魅力④ディスクブレーキを搭載

ディスクブレーキが標準装備されている

普段の足として街中で乗る機会も多いミニベロですから、雨の日に走ることも少なくないでしょう。その点、片持ちフォークなので構造上リムブレーキが装着できないフーリガンには、ディスクブレーキが標準装備されているので安心です。

天候や路面の影響を受けない

というのも、リムブレーキの場合は雨の日に制動力が低下してしまいますが、ディスクブレーキなら天候や路面状況の影響はほとんど受けません。ディスクブレーキはリムブレーキより重量が増える点がデメリットに挙げられますが、ミニベロでシビアな重量増を気にする人は多くないでしょう。

特徴と魅力⑤自分好みにカスタムしやすい

フーリガンはロード用コンポーネントとMTB用コンポーネントを併用しているので、それぞれをうまく組み合わせて世界に1台だけのミニベロにカスタムするのもいいでしょう。ロード用パーツで組む、MTBパーツで組むといった楽しみ方ができますし、太めのタイヤに交換すれば快適性がよりアップするなど、自分好みの1台に作り上げる楽しみもあります。

フーリガンは中古で手に入れるしかない

現在販売は終了

個性的なルックスや高性能ながら乗りやすいなど多くの魅力が評判のフーリガンですが、2017年にキャノンデールのモデルラインナップからは失くなり販売終了となっています。そのため、現在手に入れるには中古を探すしかありません。

程度も価格もまちまち

中古モデルはサイクルショップやヤフオク、メルカリといったインターネット上での販売ルートで入手することができますが、中古だけに程度や状態はまちまちです。また、販売当時の新車価格は100,000円ほどでしたが中古価格もさまざまです。

おすすめはサイクルショップでの購入

自転車の場合、もし重大な事故などを起こしてフレームなどが損傷していてもなかなか見た目だけではわからないことも少なくありません。売り出し価格が安いからとすぐに飛びつくのはNGです。できれば、信頼のできるサイクルショップで購入するほうが無難でしょう。

参考:2017年モデル フーリガン1のスペック

  • フレーム/フォーク:アルミ
  • コンポーネント:シマノ製NEXUS(内装3段)
  • ブレーキ:シマノ製機械式ディスク
  • タイヤ:Kenda 20×1.5”

キャノンデール フーリガンは魅力がいっぱい

片持ちフォーク「レフティ」と唯一無二の独特なフレーム形状「デルタVフレーム」が大きなインパクトを与えるキャノンデールフーリガン。個性的な見た目だけでなく、高い性能に安定した走行性、はじめてミニベロに乗る人でも違和感なく乗りやすいなど、多くの魅力の詰まった1台です。残念なのは、現時点で新車では手に入れられないという点でしょうか。

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S.ジャイアン
ライター

S.ジャイアン

週1ペースでライド、ポタリングに出掛けています。記事を通して多くの方と自転車の楽しみを共有できればと思っています。

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