自転車のひとり旅におすすめの場所・ルートは？初心者向けに紹介！

街中では初心者～上級者問わず、ロードバイクやクロスバイクが颯爽と走っている光景を見かけます。自動車や電車、徒歩など旅の方法はいくらでもありますが、自分の足で進んでいることを実感しながら遠出できるのが自転車旅の魅力であるといえます。今回は、自転車旅で日帰り可能な初心者用サイクリングコースをいくつかご紹介していきます。

自転車旅のコース選びの最大のポイントは「距離と勾配」です。距離が長すぎると帰るのがつらくなったり、一泊する予定なら宿泊ポイントにたどり着けない恐れも出てきます。また、山道など勾配が激しければ体力をかなり消耗してしまうため、想像以上に過酷な旅になってしまうことでしょう。

エネルギーや水分補給、休憩や情報収集など、なにかと便利なのがコンビニの存在です。自転車旅では、あらかじめコンビニの場所をリサーチしておくとよいでしょう。また、自転車の故障やケガといったトラブルがないとも限りません。そしていざという時のために、近くに公共交通機関があるコースを選ぶのも重要です。できるだけ、人の手を借りられるコース選びを心がけましょう。

初心者にもオススメの自転車旅コースとして、まずは愛知県のコースをいくつかピックアップしてみました。

愛知県の知多半島は、中部国際空港や、テレビでおなじみの「ぐっさん家」の別荘があることで有名な場所です。距離はスタート地点にもよりますが、大体80km程度で日帰り旅ができます。

半島の西側は登坂が所々に見られるため、ハードな場所もあります。ルート上の大半が海辺を走るため潮風が気持ちいいですし、交通量も少ないので、スピードを出すと爽快感を味わえます。

知多半島の最南に位置する師崎港の朝市では、港の目の前だけあって、鮮度抜群のお魚を買うことができます。フェリー乗り場の近くには、とれたてのイクラや魚を食べることができる定食屋さんや旅館も多く、多くの観光客に人気です。昼休憩の場所として利用するのにおすすめです。

3枚目の写真は、野間灯台。恋人の聖地でもある場所ですが、友人・知人同士で旅行に来ている人たちも多く、誰でも気軽に立ち寄れる観光スポットです。恋人と旅行に来た人は聖地として雰囲気を楽しみ、友人・知人と来た人たちは仲間がいるという幸せを噛みしめましょう。一人で来た人は、誰にも縛られず自分の都合で行動できる自由さに羽を伸ばしましょう。ひとり自転車旅の魅力はそこにあります。

愛知県三河地方に位置する渥美半島はショートコースだと30km程度、ロングコースでは80km程度です。自分の体力に合わせて走行距離を決めてみましょう。また、一部は急坂道もありますが、基本的には緩やかな道が続くため、初心者にも安心のコースですよ。

おすすめは半島の先端に位置する伊良湖岬灯台。旅行先として人気の観光スポットとなっており、田原市HPに詳細情報が記載されています。

2枚目の写真は、半島の南側に位置する海岸沿いの道路。海風を感じながら、爽快に走ることができますよ。自転車用の直線コースや、緑に囲まれた目に優しい場所もあるため、渥美半島サイクリングのおすすめポイントです。ただし風の強い日だと砂が飛んできて、せっかくの愛車に傷がついてしまうこともあるので、怖いなと思ったら隣の車道を走ることをおすすめします。

木曽川沿川周遊サイクリングコースは、日本で7番目に長い木曽川沿いを進むコースです。県をまたぐコースですが、川沿いの平坦な道を走るコースのため、日帰りで行ける初心者コースとなっています。

木曽川沿川周遊サイクリングコースは川沿いにあるため、場所によってはコンビニなど休息が容易なスポットがない上に、車通りも多いため、ひとりでは不安だという方は誰かと一緒に訪れることをおすすめします。

上記の写真は、特におすすめの「138タワーパーク」。スタート地点の木曽川公園園内にそびえたつタワーです。有料ではありますが、タワーの最上階からは木曽川を一望できる展望台があり、タワー下層にはレストランもあるので旅行向きのおすすめスポットです。また、周辺にはほかにも多くの観光スポットがあり、旅行ついでにクロスバイクなどをレンタルするのも良いでしょう。

豊田安城サイクリングコースは複数のコースが存在し、ひとり旅におすすめなのがJR安城駅からスタートし三連水車を経由するコースです。距離は14kmと、日帰り旅にちょうどよい距離な上に、平坦な道が多く建造物や景色を楽しめます。

安城駅や三河安城駅周辺ではサイクルポートにて自転車のレンタルも行っているため、自転車を輪行できないという方にもおすすめです。