記事の目次
- 1.しまなみ海道とは
- 2.しまなみ海道のコース概要
- 3.しまなみ海道ルート別(8つ)の距離と所要時間
- 4.ルート別距離と所要時間① 全走破ルート
- 5.ルート別距離と所要時間② 2日間以上で走破ルート
- 6.ルート別距離と所要時間③ 来島海峡大橋と大島ルート
- 7.ルート別距離と所要時間④ 今治から大三島(折り返し)ルート
- 8.ルート別距離と所要時間⑤ 今治からハーフライドルート
- 9.ルート別距離と所要時間⑥ 多々羅大橋ルート
- 10.ルート別距離と所要時間⑦ 尾道から向島ルート
- 11.ルート別距離と所要時間⑧ 向島から因島ルート
- 12.尾道か今治か、スタートはどちらがいい?
- 13.しまなみ海道サイクリングルート作成上のポイント
- 14.まとめ
しまなみ海道とは
島県尾道と四国の愛媛県今治を結ぶ全長約60㎞の連絡道路をしまなみ海道といいます。広島県尾道市の西瀬戸尾道ICを起点とし、瀬戸内海に浮かぶ向島(むかいじま)、因島(いんのしま)、生口島(いぐちじま)、大三島(おおみしま)、伯方島(はかたじま)、大島(おおしま)の6つの島を経て愛媛県今治市の今治ICに至ります。
しまなみ海道は自動車専用道路
「サイクリストの聖地」などといわれ、多くのサイクリストが訪れることもあり、自転車専用道路だと思っている人も少なくないようですが、しまなみ海道の正式名称は「西瀬戸自動車道」といい、実は自動車専用道路なのです。
高速道路と並走しているサイクリングロード
しまなみ海道は自動車専用の高速道路なのですが、それと並走しているのが「しまなみ海道サイクリングロード」です。高速道路を走る自動車を横目に見ながら自転車で並走できるという状況は、世界でも非常にまれな存在といえます。
しまなみ海道だけが自転車で瀬戸内海を渡れる
本州と四国を結ぶ橋は、しまなみ海道のほかに瀬戸大橋や明石海峡大橋がありますが、サイクリングしながら渡ることのできるのは、しまなみ海道だけです。この珍しさも、しまなみ海道の人気の理由のひとつでしょう。
しまなみ海道は世界的にも有名
瀬戸内海の海と島々の美しい景色を眺めながら、自転車専用道路をまるで海の上を走るかのようにサイクリングできる点も、しまなみ海道の大きな魅力です。そんな魅力いっぱいのしまなみサイクリングは、旅行社のツアーでも定期的に企画されており、常に人気です。
海外からのツアー客も多い
しまなみ海道サイクリングロードの人気は日本だけはありません。海外でも人気が高く、日本以外の国からのツアーもしばしば企画されています。その理由として、CNNトラベルが世界の魅力的なサイクリングロードとして紹介したのも、大きな要因に挙げられるでしょう。
しまなみ海道のコース概要
自動車専用道路であるしまなみ海道の全長は約60㎞ですが、サイクリングロードは全長約70㎞になります。この約10㎞の差が生じるのは、自動車道が尾道ICから今治IC間なのに対して、サイクリングロードは尾道港(駅前港湾駐車場)から今治市サイクリングターミナルまでとなっているからです。
サイクリングの所要時間
しまなみ海道の約70㎞を一気に走るとすると、早いライダーで4~5時間、日ごろからロードバイクに乗り慣れて体力に自信がある人なら5~6時間程度掛かります。さらに初心者やゆっくり走る人となると、10時間程度を要するといいます。
初心者にはきつい距離かも…
場所によっては高低差や山道など多少きつい箇所もありますが、基本的には初心者や日ごろあまり自転車に乗っていない人でも楽しむことができます。ただ、全長70㎞を一気に走って10時間となると大変ですし、せっかくの瀬戸内海の美しい景色を見る余裕もなくただ走るのはもったいないですよね。
のんびりとサイクリングを楽しもう
サイクリング以外にも魅力にあふれたしまなみ海道ですから、初心者や日ごろ自転車に乗っていない人はもちろん、速く走れる人も体力に自信のある人も、景色を楽しんだりグルメを味わったり、ゆっくりのんびりとライドを楽しむことをおすすめします。1時間に10㎞程度の走行距離を目安にスケジュールを組むと、ある程度余裕のあるプランが立てられるでしょう。
続いて、いくつかのルート別の距離と所要時間の紹介!