リザードスキンズとは
トカゲの革のバーテープ⁈
リザードスキンズは、1993年にバーテープの販売を始めたアメリカの自転車パーツ製造会社です。リザード(トカゲ)のスキンズ(革)というブランド名で、ブランドロゴにもトカゲのシルエットが使われていることから、本物のトカゲの革を使用しているのか?と思う人もいるかもしれませんね。
滑らないバーテープ
しかし、実はトカゲの革のようにグリップ力があって滑らないということから、リザードスキンズという名前となっているのです。つまり、その特徴がそのまま会社名になっているというわけです。
リザードスキンズのバーテープの選び方
リザードスキンズのバーテープにはいろいろな種類があり、どれがいいのか迷ってしまうかもしれません。リザードスキンズのバーテープ選びの基本は、厚さと色です。この2つのポイントを押さえれば、案外決めやすいですよ。
選び方のポイント①厚さ
厚さは3種類
リザードスキンズのバーテープの厚さのラインナップは、最も薄手の「1.8mm」、次に「2.5mm」、最も厚手の「3.2mm」の3種類で、それぞれ特徴が異なります。
クッション性の違い
1.8mmは路面の感覚とハンドルを握ったときの力の伝わり具合をダイレクトに得ることができるため、レースに向いているといえます。3.2mmはクッション性が高く地面からの衝撃や振動吸収性に優れているので、ロングライドやツーリングにおすすめです。
エンボスパターンも異なる
この2つの中間の厚さの2.5mmは、ダイレクト感とクッション性の両面をバランスよく持ち備えており、レースもツーリングも使える「オールラウンド」的な存在といえます。厚さによってバーテープ表面のエンボスのパターンも若干異なります。
選び方のポイント②色
カラーバリエーションが豊富
現在ついているバーテープの色を変えるだけでも、バイクの雰囲気はけっこう変わります。また、フレームカラーに合わせたり、自分の好みの色にしたいものです。リザードスキンズのバーテープなら、カラーバリエーションが豊富です。
単色以外もあり
1.8mmの薄手なら5色、2.5mmは12色、厚手の3.2mmは6色もあります。また、単色だけでなくカモフラージュ柄や途中でテープの色の変わるデュアルカラーなどもあるので、きっと欲しい色が見つかるでしょう。
リザードスキンズおすすめバーテープ5選
おすすめ①1.8mm厚さ
Lizard Skins(リザードスキンズ) DSP1.8 バーテープ
参考価格: 3,300円
リザードスキンのバーテープの中で最も薄手モデルです。薄いのでハンドルバーを握ったときの力の伝わりがダイレクトに感じられます。また、路面の衝撃も伝わりやすいのですが、クッション性は高いので不快感はありません。レース用におすすめです。
おすすめ②2.5mm厚さ
Lizard Skins(リザードスキンズ) DSP2.5 バーテープ
参考価格: 4,330円
厚さとダイレクト感のバランスのいいバーテープで、1.8mmと3.2mmの「いいとこどり」といった感じです。オールマイティなので、レースもロングライドも楽しめます。購入で迷ったなら、これにしておくことをおすすめします。
おすすめ③3.2mm厚さ
Lizard Skins(リザードスキンズ) DSP3.2 バーテープ
参考価格: 4,000円
最も厚手のタイプで、クッション性や振動吸収性が高いです。そのため、ロングライドやツーリング、またグラベルロードなど舗装路以外を走る機会の多い人におすすめです。ただし、手の小さい人や女性はちょっと握りづらいと感じることがあるかもしれないので要注意です。
おすすめ④カモフラージュ柄
Lizard Skins カモフラージュ
参考価格: 4,000円
リザードスキンズのバーテープには、まるで本物の「トカゲの革」のようなカモフラージュ柄もあります。バーテープでちょっとおしゃれしたい人には、特におすすめです。
おすすめ⑤デュアルカラー
リザードスキンズ デュアルカラー
参考価格: 2,800円
テープの色が途中から切り替わるので、ハンドルが先端部分と真ん中部分で2色に分かれます。バーテープは色を変えるだけで印象がかなり変わりますから、こういったデュアルカラーだと、さらにかっこよくなるでしょう。
リザードスキンズのメリット・デメリット
リザードスキンズのバーテープは人気が高く多くの人から支持されています。人気の秘密はどこにあるのでしょうか。一方、デメリットはないのでしょうか。併せてチェックしてみましょう。
リザードスキンズのメリット
メリット①グリップ力の高さ
リザードスキンズの最も大きなメリットが「滑らない」という点です。グリップ力が高ければ、少ない握力でもしっかりとハンドリングできますし、滑らないので安心してライドができます。リザードスキンズでは、野球のバットで使用するグリップテープも販売していて、滑らないグリップ力の高さは、多くの大リーガーも愛用するほどです。
メリット②クッション性の高さ
ライド中はずっと手に触れているバーテープは、路面からの振動や衝撃を直接手に伝えます。したがって、ライドの疲労を軽減するためには、クッション性の高さが大きなポイントとなります。リザードスキンズのバーテープの素材「DSP」は軽くて振動吸収性に優れています。
メリット③豊富な種類とカラー
バーテープはグリップ力や振動吸収性といった性能の高さももちろん必要ですが、バイクの見た目を大きく左右するアイテムでもあるので、自分の好みのカラーがあるかという点も重要です。リザードスキンズならテープの厚さが3種類あるうえにそれぞれカラーが豊富なので、欲しいひとつが見つかりやすいでしょう。
リザードスキンズのデメリット
リザードスキンズは「高級品」
リザードスキンズの唯一のデメリットは「高価」なことでしょう。一般的なバーテープなら2,000円も出せばそれなりの性能のものが手に入りますし、モノによっては1,000円以下の製品もある中、リーザードスキンズのバーテープはまさに「高級品」です。
それだけの価値がある
高性能で高級品とされるバーテープには「スパカズ」もありますが、リザードスキンズはさらに高級といえます。しかし、その価格に見合うだけの品質と性能を持っているのがリザードスキンズです。少々お金を出してでも高品質・高性能なバーテープが欲しいというなら、間違いはありません。
まとめ
リザードスキンズは、スパカズと並んで非常に人気が高いバーテープです。高級で少々値は張りますが、ライド中ずっと手に触れているアイテムだけにその品質にはこだわりたいものです。ただ、評価の高いリザードスキンズとはいえ、触った感覚などは人によって異なるので、事前にお店やリザードスキンを使用している人に触感を確かめさせてもらうのもいいでしょう。