クロスバイクの軽量化の方法は?おすすめの軽量モデルも紹介!

クロスバイクの軽量化の方法は?おすすめの軽量モデルも紹介!

通勤や通学、街乗りからちょっとしたサイクリングまで、さまざまな状況で楽しめるクロスバイク。しかし、もう少しスポーティに走りたいというときには軽量化するのもおすすめです。クロスバイクの軽量化の方法を、手軽なものからちょっと大掛かりなものまで紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.クロスバイクの軽量化でもっとスポーティに
  2. 2.クロスバイクの軽量化で得られるメリット
  3. 3.クロスバイク軽量化のポイント
  4. 4.クロスバイクの軽量化:お手軽編
  5. 5.クロスバイクの軽量化:中級編
  6. 6.クロスバイクの軽量化:フロントシングル
  7. 7.軽量クロスバイクおすすめ7選
  8. 8.費用対効果を見極めよう

クロスバイクの軽量化でもっとスポーティに

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クロスバイクが人気

手軽な日常の足としてだけでなく、週末のサイクリングや遠出にも応えてくれるクロスバイク。ママチャリやシティサイクルとは違ったルックスもおしゃれでスポーティ、年齢や性別を問わず多くの人たちから高い人気を集めています。

軽量化してよりスポーティに

しかし一方で、スポーティに走るには今ひとつ物足りないと感じている人も少なくありません。その結果、さまざまなカスタムを行っている人もたくさんいます。数多いクロスバイクのカスタムの方向性のひとつが、軽量化です。

クロスバイクの軽量化で得られるメリット

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軽さも重要なスペック

クロスバイクの価格は、2~3万円程度から10万円ほどまでと非常に幅広いです。価格の差はフレーム素材やパーツ構成、タイヤやホイールのランクなどいろいろな要素により生じますが、重量に関しては値段が高いほうが軽く、安いほうが重いのが一般的です。

「軽さは正義」

つまり軽量であるというのは、それだけ「価値」があるというわけです。ロードバイクの世界では「軽さは正義」といわれ、重量が軽いほうがスペックが高いとされますが、クロスバイクでも同様です。では、なぜ軽いほうが価値やスペックが高いのか、軽量化するメリットからみてみましょう。

軽量化のメリット①漕ぎ出しが楽になる

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車体が軽いほうが漕ぎ出しが楽です。また、漕ぎ出しが軽いということは加速がよくなり、スピードを上げる際にも有利になります。

軽量化のメリット②上り坂(ヒルクライム)が楽になる

坂道を上る際は重力に逆らうので自転車の重量が大きいほど漕ぎ力もたくさん必要となりますが、軽量化することで漕ぐ力が少なくてすみ、楽に上ることができます。

軽量化メリット③平地巡航が楽になる

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平地巡航でスピードを維持するためにはペダルを漕ぎ続けなければなりません。漕ぎ出しや上り坂のときのような顕著な違いは感じられませんが、ペダルを漕ぐ力は車体が軽いほうが少なくて済むため軽量化は有利となります。

クロスバイク軽量化のポイント

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フレームの軽量化は現実的でない

クロスバイクを軽量化する場合の手段としては、3つのアプローチが考えられます。ひとつはバイクのメインであるフレームを軽くすることですが、これは大がかりなカスタムになってしまいますし、下手をすれば新しい軽量クロスバイクが購入できるくらい費用がかかるかもしれません。

パーツの交換や取り外し

したがって、現実的な軽量カスタム方法としては、軽量パーツに交換する、もしくは不要なパーツを取り外すの2点が挙げられます。ただし軽量パーツは価格が高くなりがちなので、値段と重量とのバランスを考慮して、なるべく費用対効果の高いものを選択することも重要です。

軽量化の効果はさまざま

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不要なパーツを取り外すのであればお金はかからないので経済的ですが、できる範囲は限られるため大きな軽量化の効果は望めない点は認識しておきましょう。また、取り外しても操作性や道路交通法などに支障のないものにしなければなりません。

クロスバイクの軽量化:お手軽編

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クロスバイクの軽量化で最もお手軽にできるのが、不要なパーツの取り外しです。簡単に取り外しの可能なパーツを紹介しましょう。

お手軽カスタム①リフレクター

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反射板を取り外す

クロスバイクのハンドル部分やシートポスト、またホイールのスポークに取り付けられている、いわゆる「反射板」です。ドライバーなどでネジを緩めるだけで簡単に取り外しが可能です。

取り外すことのデメリットも認識しよう

ただし、道路交通法ではリアの反射板の取り付けは義務なので、取り外した場合はリアライトを装着しなければなりません。また他の反射板も、取り外すとそれらがあったときと比べて夜の視認性が損なわれることは認識しておきましょう。

お手軽カスタム②スポークプロテクター

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変速で不具合が生じた時にホイールへの傷を防ぐために設置された、後輪ギアに挟まれて装着されているプラスチックの板です。プロテクターが役立つような変速の不具合はめったにありませんし、ロードバイクでは装着されたモデルはあまり見かけませんから取り外しても問題ないでしょう。

お手軽カスタム③スタンド

駐輪の際は不便になりますが、スタンドは500gから1㎏程度の重さがあるので取り外しは軽量化のための有効な方法です。ネジを外すだけの手軽で簡単にできる、大幅な軽量化の手段です。

お手軽カスタム④体重を減らす

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ペダルを漕ぐ際の力は乗り手の体重をも含めた自転車全体の重さに左右され、もちろん軽いほうが楽にペダリングができるので、乗る人の体重を減らすのも軽量化の手段のひとつです。カスタムとはいえませんし人によってはお手軽ではないかもしれませんが、軽量化には大いに有効であることを認識しておくのもいいでしょう。

クロスバイクの軽量化:中級編

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パーツの取り外しといった手軽な方法では物足りない、もっと軽量化したことを実感したいという人には、さらに進んだ軽量化へとステップアップしましょう。

中級編カスタム①タイヤ・チューブの交換

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費用対効果が高い

足回りの軽量化は、走りが顕著に変わります。特にタイヤやチューブの交換は費用対効果が高いのでおすすめです。標準で装着されているタイヤをスポーツ志向のものに交換すると、軽量化だけでなく転がり抵抗が少なくなる、グリップ力がアップするなど、走行性能の向上が期待できます。

軽量チューブはおすすめ

普段から注目度が低い傾向のあるチューブですが、やはり軽量化の恩恵を多く受けることができます。軽量チューブなら、標準で装着されているものより半分から1/3ほどの重量になるものもあります。また、チューブは1本あたり1,500~3,000円ほどと安上がりなので、コスパに優れた軽量化アイテムといえるでしょう。

中級編カスタム②ホイール

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劇的な効果の期待

クロスバイクに標準装着されているホイールは、前後で2kgほどとかなり重めなので、軽量ホイールへの交換は走りを劇的に変えてくれる最強の軽量化カスタムといえます。軽量ホイールは価格が高いことがネックとなりますが、軽量化を求めるならぜひトライしてもらいたいカスタムです。

エンド幅に注意

ロードバイク用ホイールには軽量モデルがたくさんありますが、クロスバイク用として選択の際に注意しなければならないのが「エンド幅」です。多くのクロスバイクのエンド幅は135mmですがロードバイクは130mmなので、どのホイールでもOKというわけではありません。自分のクロスバイクに適合するホイールを選びましょう。

中級編カスタム③軽量パーツへの交換

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シートポストをカーボンに、ハンドルをアルミに交換するのも軽量化に有効です。また、スペーサーやクイックリリース、ボルトなどの小物を軽量パーツに交換するのもいいでしょう。

クロスバイクの軽量化:フロントシングル

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フロントギア、使っていますか

ちょっと大掛かりなカスタムになりますが、フロントシングル化も大幅な軽量化に有効な手段です。多くのクロスバイクのフロントギアは2段または3段ですが、街乗りメインなのでフロントギアの変速はほとんど行ったことがないという人も少なくないのではないでしょうか。

フロントシングル化のメリット

そんな使わないギアを取り外してフロントギアを1段のみにするのが、フロントシングル化です。いわば鉄の塊であるフロントギアを1段だけにすればディレイラーも不要となるので、かなり軽量化できます。また、操作や見た目がシンプルになる、清掃や整備がやりやすくなるといったメリットもあります。

デメリットもアリ

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ただし、フロントとリアのギアの組み合わせで調整していた微妙なギア比の選択や極端に重いギアや軽いギアが使えなくなってしまいます。街乗りやポタリングくらいならさほど問題はありませんが、特にヒルクライムやロングライドでは大きなデメリットとなり得ることは認識しておきましょう。

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軽量クロスバイクおすすめ7選

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